ミントはり灸院・20代でリウマチになってしまった場合

2020年4月13日

20代でリウマチになってしまった場合

カテゴリ: 関節リウマチ・膠原病

将来を考えると不安

リウマチと聞くと、高齢者に多い病気というイメージがあるかもしれません。実際に高齢の患者さんは多いですが、実は若い人でもかかる病気であり、20代の患者さんもいます。

20代でリウマチになってしまった場合、「これからの長い人生、どうなってしまうんだろう」と強い不安に襲われる人も少なくありません。リウマチの治療は近年めざましく進化しており、うまく病気と付き合っていくことも可能にはなってきました。

しかし、抗リウマチ薬を長期服用することに対しての不安は大きいものです。人生100年時代といわれる中、20代の人にとっては先はまだまだ長いもの。免疫を抑制する薬とこの先何十年も付き合っていくと思うと、不安にかられるのももっともなことです。

リウマチという病気へのイメージも、不安を強める要素になっています。リウマチは関節の変形だけでなく、臓器の破壊も起こすことがあり、とても怖い病気だというイメージがあります。また、薬で症状を抑えることができるといっても100%ゼロにすることは困難です。こわばりや痛みを抱えながらの生活は大変だということは容易に想像できます。

自分が本当にリウマチなのか?

若い人がもし「自分はリウマチかも?」と感じたら、まずは専門医に相談することが重要です。リウマチは専門医でも診断が難しいもので、素人であればなおさら正確には判断できません。いたずらに「リウマチかも?」と不安に思うのではなく、きちんとした医療機関で検査を受けてください。

医療機関では、リウマチによく見られる症状や検査データが出た場合には、とりあえずリウマチという診断をして投薬することもあります。リウマチの確定診断は難しいので、いったんリウマチを疑って投薬し、様子を見るということがあるのです。ですから、投薬が始まったからといって、リウマチだとはまだ明確に言えないケースもあることを知っておきましょう。

痛みやこわばりは、リウマチだけでなく内臓や筋肉の不調でも起こりえます。専門医でもさまざまな角度から検討してはじめて診断できる病気なので、早合点していたずらに慌てないようにすることが大切です。

病気と診断されても症状が出ないことが大切

もしリウマチと確定診断が出されたときには、どうか前向きに病気と向き合って欲しいと思います。若くしてリウマチになると不安も大きいと思いますが、近年では薬物療法が目覚ましい進化を遂げており、病気を進行させず「寛解」と呼ばれる状態を維持するような薬も開発されています。確定診断が出たということは、早期治療への大事な一歩を踏み出せたということ。ですから、つらいかもしれませんが、病気をしっかり受け止めてほしいと考えます。

病気とは、気持ちが病んでしまうことをいいます。「病は気から」と言いますが、それほど気持ちは身体に大きな影響を与えます。身体がつらいときに心までつらいと、つらさは倍増してしまいます。心に大きな悩みを抱えていることで、本当は痛くない場所が痛むこともあるのです。

症状がなければ、その間だけでも病気のことを忘れる工夫をしましょう。自分で自分にストレスを与えないことが大切です。好きなことをしても良いですし、旅行をして違う景色を眺めるのも良いでしょう。リウマチは早期に気づいて適切な治療を開始すれば、寛解することもある病気です。ですから、病気を受け入れて、ぜひ前向きに進んでください。

少しずつできることから

若くしてリウマチになるとさまざまな不安を感じますが、医療の進歩で、きちんと治療をすれば対処できる病気になってきています。大事なのは、病気を受け止めて向き合う心です。気持ちが病気にならなければ、身体の病気もきっとよい方向に向かっていくはずです。 関節リウマチの症状でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。病気に対する不安なども遠慮なくお話いただければと思います。一人で悩まずにお気軽にカウンセリングをお申し込みください。

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