
当院では「薬をやめること」をゴールにはしていません。必要な治療は続けながら、かゆみや睡眠など日常生活のつらさを減らしていくことを一緒に考えます。
アトピーは皮膚の炎症だけでなく、かゆみによる睡眠不足やストレス、疲れなどが重なり、症状がつらくなることがあります。
「かゆい → 掻く → 肌が荒れる → 眠れない → 疲れやストレスがたまる」という悪循環です。
当院では皮膚だけを見るのではなく、鍼灸によってかゆみ・睡眠・ストレスなど身体全体の状態にアプローチし、悪循環を減らしていくことを大切にしています。
まずは「かゆみが楽になった」「眠れる日が増えた」といった日常の変化を目指します。皮膚科でのお薬や保湿を続けながらでも施術を受けていただけます。
当院のアトピー性皮膚炎の施術特徴
アトピー性皮膚炎の改善率を高めるうえで最も大事なことは豊富な症例数があることです。経験やデータから裏付けられた、確かな技術と専門的な知識で効果を出すことができます。
丁寧な触診をしていくと、隠れている不調、自覚していない不調、わかっているけど関係ないと思っている不調を見つけることができます。アトピー性皮膚炎は皮膚に症状が現れますが、ストレスや睡眠不足、自律神経の乱れ、胃腸の不調などが影響していることも少なくありません。皮膚だけではなく全身の状態を確認し、一人ひとりに合わせた施術を行います。
まずは「かゆみ」を減らすことを目標にします。かゆみが減ると、掻く回数が減り、皮膚が回復しやすい環境が整います。夜ぐっすり眠れるようになったり、日中のストレスが軽くなったりすることで、生活の質(QOL)の向上も目指します。
当院では、お薬をやめることだけを目的にはしていません。症状が落ち着き、生活しやすい状態を目指しながら、必要に応じて医療機関と併用していただくことをおすすめしています。そのために、ご自身でケアできる睡眠指導&食事改善&ローラー鍼を使ったケアを指導しています。
アレルゲンと免疫の関係
アトピーの原因は十人十色で様々で、さらに症状の出方にも違いがあるので、原因の特定も難しくしています。
ですが、発端としてはアレルギーからというのは共通しています。
そもそもアレルギーは皮膚や鼻や口などから身体に取り込まれた異物を排除するための免疫による働きです。
アレルギーの引き金となるのがアレルゲンですが、通常アレルゲンはタンパク質である場合多く、身体のほとんどがタンパク質である私たちは関係ないタンパク質を排除する仕組みあります。
アレルゲンを検査で特定して取り込まないようにするのが大切なのですが、免疫の働きが活発かつ敏感になってくるとアレルゲンはどんどん増えていきます。
そしてあらゆるものがアレルゲンとなって感知するようになりアレルギーが出やすい状態になっていくわけです。
内臓の状態を良くして粘膜の強化と免疫の興奮を抑える
食品などがアレルゲンと判断されないように、腸の粘膜を強化します。
小腸や大腸関係する反応点への施術は粘膜の強化に最適です。
さらに免疫やたんぱく質の合成や解毒作用に関係する肝臓についても施術を行います。
湿疹のある皮膚の修復を助ける
炎症を引き起こしているところの皮膚の緊張を取り除きます。
皮下のごく浅い部分へアプローチします。ポイントは皮膚とその下にある皮下組織です。
これらの緊張感がなくなり、皮膚とその下の組織にゆとりが生まれると血流が改善し症状が緩和されていきます。
自律神経の乱れをケアする
自律神経の乱れは全身の皮膚のつっぱりや血管の収縮のよる循環不全などを引き起こします。
自律神経の反応点は顔の周囲にあるのでローラー鍼を使って丁寧に刺激を加えていきます。
中には内臓の不調がでている方もいるので、それぞれの状態に合わせて施術していきます。
ステロイドで疲れた肝臓を助ける
ステロイドは卒業したいですが、症状が強いときは必要です。
ですが、肝臓はステロイドの分解をするのに大きな負担となります。
肝臓が疲れてくることによってステロイドの分解もできなくなってきて薬の量や強さが増えていくわけです。
できるだけ少しの量で薬と付き合っていくためにも肝臓をケアしていきます。
長い道のり、そして卒業へ
ステロイド等の薬と上手に付き合いながら、炎症を少なくしていくことが第一目標となります。
炎症が減っていけば、かゆみも減り、夜眠れるようになります。
夜眠れるようになると、自己回復の力も鍼灸の手助けとなり、腸と肝臓の機能を高めるという第二目標がスタートします。
粘膜が強くなり、予防をしっかりとしていくことで、食物に対する不安や生活などの制限も無くなり、そのころには自分の身体に自身が持てるようになってきます。
薬は自然と必要としなくなる生活になっていて、楽しい毎日を過ごせるようになれます。
アトピーは長く我慢が必要です。通院を続けるのが大変になる事もあるかと思いますが、
あきらめずに身体、内臓の力をつけていきましょう。
「どれくらいで良くなりますか?」というご質問をよくいただきます。
初期の変化を確認する目安は3~8回です。その後、状態の安定や再発しにくい身体づくりまで含める場合は、約6か月を一つの目安としています。必要な期間は症状や目的によって異なります。
ただし、症状の背景や体質、これまでの経過によって必要な期間・回数は大きく異なります。
早期に変化を実感される方もいれば、土台から丁寧に整えていくことで安定していく方もいらっしゃいます。
※長期間の通院を最初から決めるものではありません。あなたの目的に合わせた提案をいたします。
症状緩和期
通院開始時は症状を少しでも
早く緩和します。週1〜2回
ペースで2〜3週間ほどの通院が目安。
症状が少し楽になり、気持ちも落ち着いてきます。
内臓改善期
症状が楽になるのを実感したら、「内臓改善期」として
7日〜10日に1回のペースでの通院。
隠れている内臓の炎症を回復します。
体が軽くなるだけでなく、体調の安定を目指します。
体質改善期
内臓が回復した状態を定着するための期間。
2〜3週に1回の通院になります。
症状が気にならないだけでなく、原因となった内臓が自己治癒力の向上によって
安定している体作りが目標です。
この段階で症状が大きく悪化しなければ、治療は終了となります。
ここまでが6ヶ月です。
メンテナンス
1ヶ月に1度、体や内臓のチェックをします。
予防だけでなく充実した毎日になるセルフケアを提案します。