ミントはり灸院・腫れのない痛み・こわばりだけの関節リウマチもある

2020年4月11日

腫れのない痛み・こわばりだけの関節リウマチもある

カテゴリ: 関節リウマチ・膠原病

リウマチ初期では関節炎は少ない

リウマチと聞くと、多くの方は「痛みが強い病気」という印象をお持ちかもしれません。確かに、症状が進んでくると節々の痛みが強くなってくるのは確かです。

ただし、初期の頃の主な症状はこわばり、特に朝のこわばりにあることをご存じでしょうか?こわばりと言ってもイメージしにくいかもしれません。たとえば、朝起きたときに手の指が曲げにくい、手指の関節がむくんでいるように感じる、なんとなく違和感があるなど。着替えをするときにボタンをかけたり外したりしにくい、部屋のドアノブを握りにくい、テレビリモコンのスイッチを押しにくいというのもこわばりに当たります。こんなことが続くようだと、要注意です。

まだごく初期の段階で、こわばりを感じても「少しマッサージしたら良くなったので大丈夫」という方もいます。しかし、朝のこわばりは日中体を動かしているうちになんとなく解消されることが多く、見逃してしまう方が多いという事実があります。ここで症状を見逃してしまうと、症状が進行してしまうこともあるので注意しなければなりません。

簡単なマッサージだけでもこわばりが改善するのは、炎症よりも皮膚のひきつれを起こしているからです。リウマチは小さなサインを見逃さないことが大事ですから、くれぐれも注意しましょう。

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こわばりよりも痛みが強いリウマチもある

リウマチの症状は個人差が大きく、こわばりよりも痛みのほうが強いリウマチもあります。もっとも、そもそも関節には痛みの神経が少ないので、痛みを感じることは少ないものです。

ではなぜ痛みを強く感じるかというと、筋肉の緊張が強いからです。筋肉の緊張が強いと少しの痛みでも強く感じやすくなるのです。このように筋肉の緊張を原因とする痛みもあり、すべての痛みが炎症による痛みとは限らないということを知っておきましょう。

筋肉の緊張による痛みの場合は、圧痛の場所にお灸をして、筋肉の緊張をほぐすだけでも改善することがあります。ただし、痛みの原因が何かは素人にはわかりにくいので、いたずらに自己判断せず、専門家にみてもらうことをおすすめします。

痛みで動かせないことで関節炎になることも

関節炎の原因も一つではありません。関節が病気によって炎症を起こしている場合のほか、なんらかの理由で痛みが生じ、痛いのが嫌で動かさないでいるせいで、かえって痛みを増幅させてしまっているケースも見受けられます。

身近な例を挙げると、立っているよりも座っているほうが足が浮腫むことがありますが、これは循環が悪くなるからです。動かさないから組織液や血液などが溜まってしまって浮腫んでしまうのです。この浮腫みを解消する方法は一つ、動かすことです。

関節を動かすことは、組織液や血液の循環を促すことにつながり、その結果として、炎症を抑えられる可能性があります。痛みが強いときは無理に動かさないほうが良いですが、比較的痛みが軽いときは無理しない程度に動かしてみて、痛みが和らぐかどうか試してみるのもいいかもしれません。

動かすといっても、激しい運動は必要ありません。軽くストレッチをしたり、お天気が良い日は近所を散歩するくらいで十分です。自分のペースで、できる範囲で関節を動かすようにしましょう。

正しい知識を入れて、正しい行動を

身近な病気ですが、意外と正しい知識を持っている人が少ないのが関節リウマチです。良い薬も開発されており、早い段階で治療を始めることができれば進行を遅らせることができると言われています。 関節リウマチの症状でお悩みの方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。数日間様子を見て、いつどんなときに違和感や痛みを感じるのかセルフチェックしておいていただけると問診がスムーズです。些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談いただければと思います。

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