ミントはり灸院・電気鍼ってなに?その効果と対応する症状とは

2023年9月12日

電気鍼ってなに?その効果と対応する症状とは

カテゴリ: 初めての鍼灸

電気鍼って何?

 

電気鍼とは治療部位に鍼を刺し、その鍼に機械で電気を流す治療法です。

「パルス」や「低周波鍼通電療法」とも呼ばれます。

 

整骨院などで電気治療を行っているところも多いですが、仕組みとしては同じです。鍼を使うか使わないかの違いになります。

 

電気を使うことでより鍼の効果を高めることが出来ます。

 

ちなみに多くの芸能人が使っている美容グッズ「電気バリブラシ」とは別物になります。

六甲道本院
三ノ宮院

電気鍼はなぜ効果がある?

 

整骨院の電気治療や、たまに銭湯や温泉にある電気風呂もそうなのですが、電気治療にはどのような効果があるのでしょうか。

 

そもそも電気療法というのは約5000年前に古代エジプトで誕生したそうです。(その当時は電気を流す機械が無いので、電気ナマズの電流を利用していたんだとか)

 

実は人間にも「生体電流」というわずかな電気が流れています。

乾燥した時期にドアノブに触ると静電気が起きると思います。これも人間に流れている電気が放電されることで起こる現象です。

 

そして脳や心臓、血流、リンパの流れも「生体電流」によって機能しています。このように、人間にわずかな電気が流れていることで正常な身体を保つことが出来ているのです。

 

電気治療もこの電気を利用します。

 

筋肉というのは神経からの電気信号を受けて収縮しているので、その仕組みを使って電気鍼で外から筋肉を動かしていきます。

それにより血行が改善され、冷えやむくみ、疲労も取れやすくなります。

 

電気鍼はどのような部位、症状に使える?

 

部位としては強い痛みのある腰や肩、頭皮、顔に使われるケースが多いです。

 

電気鍼はストレッチでは動かせない、マッサージでも届かないような奥深くの筋肉にアプローチすることが可能です。

 

また、痛みが強くて動かせない場所も痛みを伴わずに動かすことが出来ます。

 

当院でも五十肩やぎっくり腰、薄毛、神経痛、顔面神経麻痺などでお悩みの患者さんにオプションとして治療することがあります。

 

顔面神経麻痺によって動かしづらい部位を動かしたい、難しい表情も出来るようになりたい、というケースにぴったりです。

 

美容鍼灸の分野でも小顔や美肌、リフトアップ効果、くまやむくみの改善などを目的によく使われるそうです。

 

普段使わないような奥深くの筋肉を機械によって動かすことが出来るので、筋肉の引き締めや、凝りを緩める効果も期待できます。

 

電気鍼の副作用や禁忌

 

電気を使用しているのでペースメーカーを入れている方は使用できません。

 

副作用に関してですが、通常の鍼治療よりも刺激量が多いので副反応が起きやすくなります。

 

眠気やだるさ、疲れを感じたら水分を摂ってゆっくり休みましょう。

 

電気量は調整していますが、人によっては電気の感受性が強く、電気疲れを起こす場合もあります。

電気治療がストレスにならないのであれば、微弱な電気から始めていきましょう。

 

電気鍼は痛い?ピリピリする?

 

電気=ピリピリ痛い、というイメージがあると思います。

 

テレビの罰ゲームのような強い電流は流さないので安心してください(笑)

 

通常の鍼治療と同じように、鍼を刺す工程でチクッと痛むことはあるかもしれませんが、電気治療自体に痛みはありません。

 

トントン、と規則的に押されるような、筋肉が収縮するような感覚です。心地いいと感じる人もたくさんいます。

 

「鍼は痛い方が効く!お灸は熱い方がいい!」と思われている人がいるように、電気治療も「ピリピリ痛みを感じる方が効いている」と思う人が少なくありません。

 

鍼もお灸も電気鍼も痛いのではなく「心地いい」と思える刺激量が効果的です。

 

小さな刺激で大きな効果を発揮できるよう、当院でも日々たくさんの方に治療を行っています。

 

また、むやみに電気を流すのが効果的とも言えません。

当院ではオプションとして取り扱っていますが、患者さんの症状や状況に応じて使用しています。

 

もちろん気になる場合はいつでもご相談くださいね。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です。《年間10,000人超の実績》六甲道駅3分”六甲院”と三ノ宮駅6分”三ノ宮院”の2店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。