ミントはり灸院・鍼灸が合わない体質は?人によって合う合わないはあるのか

2025年3月22日

鍼灸が合わない体質は?人によって合う合わないはあるのか

カテゴリ: Q&A(よくある質問)

鍼灸を初めて受けようと思っている人はきっと気になると思います。
すでに受けた人から「合う合わないがある」なんて言われて不安に感じたことはないでしょうか?

基本的には多くの人に効果があるのが鍼灸です。
その前にどうしても合わない人もいて、そういう人はお医者さんに事前に相談をしてほしいと思います。

それは、

・出血性疾患をお持ちの方
・抗凝固剤を服用敷いてる
・免疫力が著しく低下している
・針への極度の不安性がある
・金属アレルギーがある

などです。

鍼灸治療を受けたら駄目ということはありません。
やり方次第で安全に治療を受けることができますので、事前にお医者さんと鍼灸院にご相談ください。

今回のテーマは「針灸を受けても効果がでない体質の人はいるのか?」ということなので、しっかりと解説していきたいと思います。

院長 森本 賢司

この記事の執筆者

ミントはり灸院 院長
森本 賢司

高度専門鍼灸師

【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師

【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証

>プロフィール詳細はこちら

鍼灸が合わない体質はある?

結論から言うと、そのような体質の人はいないです。

なぜ?そんなことが断定できるかと言うと、それは鍼灸が効果出す仕組みにあります。

鍼灸は皮膚への刺激が神経を通って内臓や脳へ情報が伝達されます。そこから反射の仕組みを使って、血流改善であったり、痛みを抑えたり、筋肉を緩めたりしています。

なので、皮膚から脳、脳から内臓や筋肉への神経が正常につながっているのであれば効果を出す条件が揃います。

当たり前のですが、これらの仕組みが欠如していたり、機能不全になっていることは通常の場合においてありません。

もちろん、絶対にないというわけではないです。脳梗塞や脊髄神経に障害があれば、脳を介する反射は起きなくなります。ただ、反射の経路は他にもあって脳を使わない経路もあるので脳梗塞の人でも鍼灸の効果を出すことが出来ます。

すこし難しい話になりましたが、体の仕組みを使って効果を出すので、多くの人に鍼灸の効果を出すことができるわけです。

健康診断で椅子の上に座って、膝の下をぽんと叩くと足が上がった検査を受けたことがあると思います。あの仕組みが鍼灸で使われています。

ほとんど多くの人が経験していますよね。なら鍼灸をしても効果がでます!

鍼が合わないと感じてしまう理由

合わないという言葉には「不安」が隠れていて、その感情があることで体の変化を受け入れられない状態ではないかと思います。

ということは、鍼灸を受けた人が感じる不安こそが合わないと感じる理由なのです。

今回はそれを列挙してみました。ちなみに内容は当院に来ている患者さんが他の鍼灸院を受けたときの感想を私なりにまとめています。

鍼灸の仕組みとしては、ツボや経絡を刺激することで血流を促進し、自律神経のバランスを整え、痛みの緩和や回復を助けるといった科学的な効果が期待できます。しかし、「印象として合わない」と感じる人がいる理由は、主に以下のような要因が考えられます。

1.「目に見えない」仕組みに対する不安・疑問
鍼灸は西洋医学のように明確なメカニズムが可視化されにくく、施術者の説明もイメージしづらい内容になります。「ツボ」や「気の流れ」といった概念が直感的に理解しづらく、うさんくささを感じることもある。

2.「痛み」や「怖さ」の先入観
「鍼を刺す」と聞くと、注射のような痛みを想像し怖がる人がいます。それで受けないという人もいますし、受けたとしても怖さが解消せずに鍼灸をやめてしまう人もいます。

3.清潔面の不安
「使い回しの鍼ではないか?」といった衛生面の疑問を持つ人。実際はほぼすべての鍼灸院では使い捨てのディスポーザブル鍼が主流です。

4.エビデンスに対する懐疑的な視点
「本当に科学的に効果があるのか?」という疑問を持つ人もいる。最近ではNHKなどに紹介されてきて一定程度の信頼感は高まっているとは感じます。ただ、鍼灸を補助的なものとしか見ない人はまだまだいます。

5.宗教・文化的な影響
「東洋医学はスピリチュアルなもの」という先入観を持つ人もいる。こういったスピリチュアルが苦手と感じる人は合わないと感じるでしょう。

6.施術者や施術院の雰囲気が合わない
施術者の人柄や説明の仕方によっては「自分には合わない」と感じることもあります。鍼灸院の内装や匂いなどの雰囲気がリラックスできなくて合わないと感じる場合も。

紹介した疑問点を施術者が事前に知っていて一つ一つ解消していけば大丈夫ですが、鍼灸の効果を感じるまでに時間がかかることがあり、不安を解消しないままでいると「本当に効いているのか?」と疑問に思い止めてしまいます。

また、他の鍼灸院で受けてみると、不安を解消してくれて「ここの鍼灸院は良いなぁ」と感じた場合に「鍼灸院によっては合う合わないがあるんだなぁ」と経験することもあるでしょう。

鍼治療を避けた方がいい場合

合うか合わないかは「不安」から生まれる感情がポイントです。
以下の文章を読みながら自分の感情を確認してみてください。

できるだけわかりやすく会話調にしました。

無理して受けても逆にストレスになることがあるから、自分に合ってるかどうか考えてみよう!

「 鍼が怖すぎる!」

「針を刺すなんてムリ!!」って思う人は、無理しないほうがいいかも。注射とは違ってほぼ痛くないんだけど、怖さが勝っちゃうと体が緊張して効果が出にくくなることもあるよ。

「なんか信じられない…」

「ツボ?気の流れ?なんか怪しくない?」って思うなら、それはそれでOK! 鍼灸って、科学的に説明できる部分もあるけど、どうしても昔からの考え方に基づいてる部分もあるんだよね。「よくわかんないし、信用できない!」って思うなら、他の治療法を試すのもアリ。

「先生とかお店の雰囲気が苦手」

「この先生、ちょっと苦手…」とか「お店の雰囲気が落ち着かない…」って感じたら、それも大事なサイン! リラックスできないと、せっかくの治療も十分な効果が出ないかも。違う先生を探すのもアリだし、そもそも鍼灸じゃなくてもいいかもね。

「すぐに効果が出ないとイヤ!」

「1回で治るならやるけど、何回も通うのはムリ!」って人は、鍼灸は合わないかも。もちろん1回で楽になることもあるけど、多くの場合は何回か続けることで効果が出るんだ。すぐに結果がほしいなら、別の治療法のほうが向いてるかもね。

六甲道本院
三ノ宮院
明石院

まとめ

鍼灸は合う人にはすごくいいけど、「なんかイヤだな…」って思うなら、無理にやらなくても大丈夫です。 自分が納得できる治療を選ぶのがいちばん大事。

もし鍼灸が気になるなら、まずは問い合わせをして話を聞くだけでもいいですよ。

問い合わせは予約しないといけないわけではありません。
当院では院内を案内することもできます。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。