ミントはり灸院・鍼灸治療には副作用が起きないわけ

2017年5月9日

鍼灸治療には副作用が起きないわけ

カテゴリ: Q&A(よくある質問)

副作用はない
鍼灸治療を受けるときに懸念されるのが「副作用」です。

時には「合わない」という表現をする経験者もいます。

本当に鍼灸治療に副作用は存在するのでしょうか?そのあたりを解説していきたいと思います。

代替医療の特徴

鍼灸治療は補完・代替医療です。そこには治療の特徴があります。
まず鍼灸治療の特徴として身体の状態を良くするがあります。西洋医療でも同じじゃないの?と思うかもしれませんが西洋医療の場合は「悪い部分を取り除く」という考え方になります。

「取り除く」という表現の医療として代表的なのが「がんの治療」です。ただ、悪いものであっても体についてある細胞の一種です。だからこそそれを無くすことでの副作用も起きてしまいます。

そして、集団医学というのがあります。西洋医学の場合は統計的に治療や薬の効果を判断して、ある集団に対して効果があった物を採用しています。それだけに合わないケースや患者さんの身体の違いによって副作用が出てしまうこともあります。

一方、鍼灸治療の場合は、患者さんに状態に合わせたの治療を作っていきます。ある程度の方法は存在しますが、常に調整をしながら治療をするので、合わないということはありません。

治療後におきる身体の反応

「好転反応」という言葉があります。これは、身体が良くなるときに現れる反応という意味です。患者さんによっては「治療後に体がだるくなった」「すごく眠たくなった」という感想を頂きます。

これは好転反応だと言う鍼灸師もいますが、私は正しくないと思います。
治療後に起きる身体の反応は「不慣れな状況や刺激」による過緊張からくる疲れです。なので、2回目以降にそのようなことが起きることはありません。

私が生まれて初めて「美容院」に行ったときは緊張して背中に汗をかき、首や肩が凝りました。家に帰ってから髪型が崩れることを気にせず昼寝をしていた覚えがあります。初めて鍼を受けた後の感じはこれに近いと言えます。

もし本当に「良くなる反応」であるなら、毎回、好転反応が起きないと辻褄があいません。

治療後に体調が悪くなるのはなぜか?

治療後に「痛くなった」「症状が悪くなった」というのも頻繁ではありませんが、そんな報告を受けることがあります。

痛くなった、悪くなったというのは、筋肉の緊張がましたが、内臓が不調になったのどちらかですが。
鍼灸のような低刺激の治療をすることで、筋肉の緊張が増すことはありませんし、ツボを通して内臓に影響を与えるのは体の機能を使っています。身体には基本的に自らを破壊する働きは存在しません。

症状の変化というのは常に起きています。天候が悪くなれば、痛みが増悪したり、症状を悪く感じることもあります。生理になれば、その影響も考えられます。そもそも体調が悪い状態から始まるですから、風邪のウィルスが潜伏しているもしれません。

鍼灸という特殊なイベントに対して、どうしても「原因」と考えてしまいそうです。医療行為である鍼灸は衛生管理もしっかりしているので安全ですし、鍼灸の刺激だけで体を悪くしてしまうほどの強い副作用をそもそも持っていないのです。

筋肉の緊張が複数方向から引っ張られている場合、ある方向だけが改善した時に感覚の違いがうまれます。これを「他が痛くなった」と勘違いしてしまうこともあります。

こつこつと積み上げることしかできないから安全

鍼灸は薬や手術のように体をダイナミックに変えたり制御することができません。

身体の反応を使って、治療効果を出していくだけなのです。治療効果を出すには小さな変化を積み重ねていく、時間が必要ですがそれだけ優しい治療ともいえます。

どれだけ優しいのかと言うと、当院では妊婦さんが出産予定日まで治療を受けています。
それだけ副作用とは無縁でやさしい鍼灸治療というわけです。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です。《年間10,000人超の実績》六甲道駅3分”六甲院”と三ノ宮駅6分”三ノ宮院”の2店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。