ミントはり灸院・歯ぎしりを治すツボとは?原因と簡単な対策、鍼灸でできる治療を紹介

2024年4月8日

歯ぎしりを治すツボとは?原因と簡単な対策、鍼灸でできる治療を紹介

カテゴリ: 痛み

「歯ぎしりを治すツボとは?」

自分では気づけない歯ぎしり。
歯医者さんや家族から指摘されて気がつくことが多いのではないでしょうか?
ただ、歯ぎしりが体の与える影響はとても大きく、肩こりや頭痛だけでなく、睡眠障害などの原因になる場合もあります。

歯ぎしりだからと言って軽く考えずに対策を読んでしっかりと対策して下さい。

歯ぎしりを治すツボは?

歯ぎしりを防ぐポイントは睡眠の深さです。
睡眠が浅い場合は筋肉が緊張しやすくなって、顎の筋肉も硬くなり歯ぎしりのきっかけになります。
また、就寝中の呼吸についても口呼吸ではなく鼻呼吸になっていることも大事です。口呼吸をすると、口が開いて食いしばりと反対の動きになりますが、睡眠の質が低下することで結果として歯ぎしりをするようになります。

これから紹介するツボはそれらを対策するツボとなります。

ツボ①老宮

手のひらにあるツボです。
緊張を緩和する作用があります。
寝る前にハンドクリームをつけて、左右の手のひらを軽く押しながら、手全体をマッサージしましょう。全体とツボを交互に刺激を与えると心地よい感じがします。
寝る前の刺激によって、交感神経の興奮が落ち着きます。
就寝する少し前から交感神経が静まっていくことで深い眠り作ることができます。
深い眠りは体全体の筋肉を緩めます。
同様に顎の筋肉も緩んで歯ぎしりを防ぐことができます。

六甲道本院
三ノ宮院

ツボ②迎香

目の下と小鼻を結ぶ線にあるツボです。
鼻腔を広げて、鼻呼吸を促します。
刺激をしている最中だけ効果があるので、就寝中も刺激を与え続けるための工夫が必要です。
鼻腔拡張テープやツボ刺激シールなどを使う方法があります。
就寝中に口呼吸が癖になっている人がいます。
そういう人は慢性鼻炎や花粉症などの経験があって鼻が塞がっている期間が長い人の特徴でもあります。
冒頭に書いたように、口呼吸は舌根が落ちてしまうなどして呼吸時の酸素量が少なくなってしまいます。
酸素量が少ないと、脳はストレスを感じて睡眠が浅くなったり、体が緊張します。
そして、顎の筋肉も硬くなって歯ぎしりをします。
鼻炎がある人はこちらのツボを使って下さい。

ツボ③天柱

後頭部と首の境目にあって、骨の際にあるツボです。
自分の手で押す場合は、親指でゆっくり頭の中にむかって押しましょう。
こちらのツボは首の緊張を緩和する効果があります。
後頭部の筋肉に緊張があると、ずーんとする感じがでると思います。
後頭部から首にかけての緊張があると、寝ている時に痛みを感じるようになります。
人によっては腰や背中に痛みを感じる人もいるかと思います。ただ寝返りを打つなどして痛みから逃げることができます。
首に関しては体位を変えてもかならず首には荷重がかかります。首の緊張があることで眠りの質が低下します。
眠りの質と歯ぎしりは関連するので、こちらのツボを使って眠りの質を高めましょう。

歯ぎしりのツボ押しのコツ

歯ぎしりは癖になっている場合が多いです。
癖を改善されるにはツボを毎日押し続けることをしないといけません。
ツボはすぐに効果が出てきますが継続した効果を出すために日々実践してください。

歯ぎしりの対策(ツボ以外)

ツボを使わないで、歯ぎしりを対策する方法を紹介します。
こちらについても眠りの質を高める方法になります。
どれも簡単な方法なのでぜひ取り入れてみて下さい。

対策①朝日をあびる

眠りの質を高めるには、起床してからの過ごし方が大切になります。
まずは起きて出来るだけ早くに太陽の光を浴びるようにしましょう。
日焼けが嫌な場合は、目だけでもかまいません。
理想としては早朝の散歩です。
約20分くらいの時間であれば充分です。
体の概日リズムがリセットされて、夜の眠気が強くなります。
そのタイミングで寝れば睡眠が深くなり、睡眠の質が高くなり歯ぎしりを防ぐことができます。

対策②鼻うがい

慢性鼻炎を持っていた経験があると鼻腔が狭くなり就寝中に口呼吸になります。
口呼吸は舌根が落ちてしまうなどして呼吸時の酸素量が少なくなってしまいます。
酸素量が少ないと、脳はストレスを感じて睡眠が浅くなったり体が緊張します。
そして、顎の筋肉も硬くなって歯ぎしりをします。
過去に鼻炎があった人はちょっとしたほこりや乾燥で粘膜が厚くなりやすい傾向にあります。寝る前に鼻の粘膜を綺麗しておきましょう。
歯ぎしりがあって、鼻炎の経験のある人は今鼻炎を感じていなくても鼻うがいを取り入れてみましょう。

対策③亜鉛を摂る

口腔内の炎症を抑える効果があります。
口腔内の炎症は脳神経にダイレクトに伝わります。
自律神経の興奮を起こしやすく、入眠時の睡眠が浅くなります。
睡眠の質へ悪い影響を少しでも低くするために亜鉛を摂るようにしましょう。
亜鉛を食事だけで摂るのは難しいのでサプリメントを使うのが簡単です。

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歯ぎしりはなぜ起こる?原因を解説

これまでのツボの解説にありますが、睡眠の質を低下させる要因が歯ぎしりをおこすきっかけになります。
歯ぎしりを起こしやすい状況について解説します。

原因①慢性鼻炎

慢性鼻炎は睡眠の質を低下させ、はぎしりの原因である全身の筋肉の緊張をおこします。

日中は特に鼻がつまっていなくても、お風呂の後や就寝前になると鼻がグズグズする人は慢性鼻炎をがあると考えて下さい。
長引く炎症によって、鼻粘膜が厚くなっており、その中には多数の毛細血管も増えています。少しの刺激や寝る前に高まる体温に対して簡単に反応しやすい状態です。

反応がおこりやすいということは再び詰まるもしくは就寝中は詰まっている可能性があります。

原因②日中のストレス

日中のストレスが高い状態だと、就寝時に交感神経が高ぶったままで落ち着かずに眠りが浅くなります。

また仕事などのストレスを寝る時まで持ち続けていると、就寝時の記憶の整理によって、ストレスが再現されて体が緊張する場合もあります。

どうしても切り替えが難しい場合はお酒の力を借りることも考えてみて下さい。

飲み過ぎは逆効果ですが、すこし気分が良くなるくらいであれば頭を切り替えることができて睡眠の質が高まり歯ぎしりを防ぐことができます。

原因③睡眠直前の食事

寝る前に食事を摂って、内容物が胃に残っている状態だと、体は消化にエネルギーを使ってしまうので睡眠の質が低下します。

寝る時にもっともパワーを使うのは脳です。
その日にあったことなどを脳は整理したり、記憶化するなどしているからです。

それが消化に力を使っている状態だと脳は集中して活動することができずに浅い眠りになってしまいます。

夕食は寝る前の2時間前までに終わらせるようにしましょう。

胃腸が弱い人は晩ご飯の量を減らすことも

原因④筋肉のこり

就寝中に発する痛みは眠りを妨げます。
起きてしまうほどではない自覚しない痛みであっても脳は感じています。

特に首のこりは影響が大きいです。
枕が合わないという感覚の原因は首が凝っていることが原因です。

硬さがあるせいで枕の高さに対して敏感になってしまうからです。

首のコリなどによる痛みによって、眠りの浅い状態を作り出し、それは夢を見やすくなることで歯ぎしりが起きます。

また、全身の筋肉の硬直によって顎の筋肉が緊張してしまいます。歯ぎしりをしなくても、起床後の顎の疲労感を起こす要因になります。

就寝前に湯船につかっていない場合でも筋肉が硬直したまま眠ることになってしまい、同じようなことが起きる可能性があります。

日々の疲れをお風呂でリセットすることは大切です。
またはデスクワークなどで疲れている場所がはっきりしている時はこっている場所へのストレッチも歯ぎしりを防ぐ効果があります。

歯ぎしり改善したい人におすすめの鍼灸治療

鍼灸治療にはさまざまな方法がありますが、治療目的をはっきりさせることでどの鍼灸院に行くとしても効果を期待できます。

歯ぎしりという訴えだけでは、鍼灸師はその原因を見つけるのに迷ってしまい、効果を出すまでに期間が必要になる場合もあります。

これまでの内容を読んだ時に「私の歯ぎしりってこれが原因かも?」と思いつくことがあれば、その部分を治療の時に訴えることで効率よく施術を受ける事ができます。

ぜひ試してみて下さい。

治療①顎関節を緩める

歯ぎしりや起床後に顎が疲れていると感じている方には、顎関節を緩める治療をしてもらいましょう。

顎関節を動かす筋肉は想像以上に大きくてパワフルです。
だからこそコリやすいですし、関節の変形や痛み、狭くさせてしまうことがあります。

顎の骨がゴリゴリ音がするや、口が開けずらい、日中も食いしばりをしているといった症状があるなら顎関節に着目するべきです。

治療②自律神経を整える

眠りが浅いや便秘と下痢を繰り返す、生理不順、不眠などの症状がある場合は自律神経の不調を疑いましょう。
多いケースとしては、一つ一つはそれほど深刻な悩みではないけど、眠りの浅さがある場合です。

自律神経の乱れが改善されると睡眠の質が改善されます。
事前に自分の睡眠状態をスマートウォッチ等でチェックしておいて、鍼灸施術後の効果を確認してみてはいかがでしょうか。

治療③慢性鼻炎を解消する

普段から慢性的な鼻炎がある場合、花粉症や喉の痛みがたびたび起きやすい人です。

口呼吸が長期間で続いていると口腔トラブルにもなりやすいので、虫歯や歯周病と言われている人も慢性鼻炎の疑いがあります。

該当する人は慢性鼻炎を解消する鍼灸施術を受けましょう。

口呼吸から鼻呼吸になるだけでも、歯ぎしりを防ぐことができます。
また、口呼吸による呼吸器の炎症が改善されます。そうすることでも歯ぎしりの発生を防げます。

鼻炎があると思った人はぜひ試してみて下さい。

まとめ

「歯ぎしり」という症状だけであれば、口腔領域なので歯医者さんに解決してもらうと考えがちですが、実はいろんな影響によって歯ぎしりは起きますので、体の問題があると考えられます。

自覚しにくい症状ですし、人から言われても「あっそうなの?迷惑かけてごめんね」と思うくらいです。

就寝中は無意識なので日中よりも何倍も強い力が働きます。
場合によって歯に亀裂が入ったり、顎の骨が削れたりします。

歯ぎしりの治療判断は歯ぎしりに付随して別の症状が出ている場合です。

体の問題ととらえてセルフケアなり、専門の治療を受けて下さい。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です。《年間10,000人超の実績》六甲道駅3分”六甲院”と三ノ宮駅6分”三ノ宮院”の2店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。