ミントはり灸院・顎関節症のツボ紹介!マッサージやストレッチで辛い症状を改善しよう

2024年7月6日

顎関節症のツボ紹介!マッサージやストレッチで辛い症状を改善しよう

カテゴリ: 顎関節症

顎関節症に悩む方は多く(1900万人とも言われている)、痛みまで感じなくても口を開けるときの顎の違和感に苦しんでいる方も多いでしょう。顎関節症の症状を軽減するために、ツボ押しやマッサージ、ストレッチが効果的です。この記事では、顎関節症に効くツボやそのマッサージ方法、さらにストレッチについて詳しく解説します。

顎関節症にツボは効果的?

顎関節症は、顎の関節(腱)や周囲の筋肉が緊張している状態です。これらの緊張があることで痛みや違和感を引き起こします。ツボへの刺激は、患部の緊張をほぐし、血流を改善することで痛みや違和感を改善する効果があります。ツボを上手に使ってセルフケアをすることで顎関節症の痛みを緩和するだけでなく、顎の可動域の改善にもつながります。

顎関節症に効くツボ(顔周り)

顔周りには、顎関節症に効果的なツボがいくつかあります。以下のツボを押すことで、顎の緊張をほぐし、症状を軽減することができます。
ツボへの刺激は強くせずに軽く刺激を感じる程度で充分です。
赤くなったり、爪の跡がつかない程度の圧力を意識してください。
押しやすい指を使うことで無駄な力が入らずに簡単にできます。

正確な場所に当たっていないと効果がないと思いがちですが、そんなことはありません。
押された時の自分の感覚を優先してください。

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ツボ①:顴リョウ(けんりょう)

顴?は、頬骨の下に位置するツボで、顎関節の緊張を和らげる効果があります。指で軽く押しながら小さな円を描くようにマッサージします。

ツボ②:下関(げかん)

下関は、耳の前、顎関節のすぐ下に位置するツボです。顎を開閉する際に感じる痛みを軽減する効果があります。親指で軽く押しながら数秒間保持します。押しながら口を開閉動作をするとさらに効果がUPします。

ツボ③:頬車(きょうしゃ)

頬車は、下顎の角に位置するツボです。このツボを刺激することで、顎の筋肉の緊張をほぐし、顎関節症の症状を和らげます。指で軽く押しながら数秒間保持します。痛みが強い時は手のひらで圧することでも効果があります。

ツボ④:迎香(げいこう)

迎香は、鼻の両脇に位置するツボです。このツボを刺激することで、顔の血流を改善し、顎の緊張を和らげる効果があります。指で軽く押しながら円を描くようにマッサージします。

ツボ⑤:承漿(しょうしょう)

承漿は、下唇の中央の下、顎のくぼみに位置するツボです。顎の痛みを緩和する効果があります。指で軽く押しながら数秒間保持します。

顎関節症に効くツボ(手足)

手足にも顎関節症に効果的なツボがあります。これらのツボを刺激することで、首肩全体の筋肉のリラックス効果を得ることができます。

合谷(ごうこく)

手の甲、親指と人差し指の骨の間に位置するツボです。体の側面の側頭部から首の両サイドまでの筋肉の緊張を緩和する効果があります。

養老(ようろう)

手の甲側の手首(小指側)にある飛び出ている突起(骨)の下に位置するツボです。顔全体の浮腫みや炎症を改善する効果があります。顎関節による炎症痛にも効果があると言われています。

顎関節症のツボマッサージの方法

顎関節症のツボマッサージは、以下の方法で行います。

【姿勢】リラックスした状態で座位になります。前に机があると手が固定しやすいです。
【ツボを探す】上で紹介した顎関節症に効果的なツボを指を軽く押しながら探します。場所はなんとなくでOKです。
【軽く押す】指の腹を使って軽くツボを押し、円を描くようにマッサージします。
【呼吸を意識する】息を吸う時に指がツボは入りやすくなります。呼吸に合わせながら強弱を付けてみましょう。
【継続】1つのツボを1~2分間刺激し他のツボも同様にマッサージします。1日1回で顎が最も疲れている時、症状が強い時にやってみて下さい。

慣れてくると自分に効果的なツボを見つけることができます。それは1か所だったりします。最初は色々と試しながらツボ押しマッサージをしてみて下さい。

顎関節症のツボのお灸治療

ツボを温めるお灸も顎関節症の症状緩和に有効です。お灸の効果はツボを温めることで血流を促進し、筋肉の緊張をほぐすことができます。ただ、火を使うので火傷のリスクがあります。特に顔周りのお灸はおすすめしません。
もし試してみるなら、手首だけお灸をしてみて顎の痛みが改善されるなら続けてみて下さい。顔のツボ押しマッサージでも充分です。

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顎関節症を緩和するストレッチ

ストレッチも顎関節症の症状緩和に有効です。以下のストレッチを試してみてください。
ストレッチのタイミングは食いしばりをしている時です。
食いしばりは寝ている最中が多いですが、日中の仕事中でも食いしばりをしている場合があります。その時は仕事の合間に以下のストレッチをすることをお勧めしています。

以下の動作をするときに両手で左右の顎関節を手で押さえるようにします。それから動かすようにして下さい。

【顎の開閉運動】口をゆっくり大きく開け閉めする動作を繰り返します。10回程度行います。
【顎の左右移動運動】下顎を左右にゆっくり動かします。これも10回程度行います。

顎のストレッチが終わったら、最後に首を動かして緩めます。

【首のストレッチ】首をゆっくり回し、前後・左右、斜めに倒します。各方向に10回ずつ行います。

まとめ

顎関節症の症状を軽減するためには、ツボ押しやマッサージ、ストレッチが効果的です。
痛みが強い段階でない場合であれば、紹介したセルフケアを続けることで症状が改善する場合があります。
治療を受けている人なら効果を高めることができます。
顎の筋肉は思っている以上に大きく強い力を発揮できます。だからこそ痛みが強くなりやすくなります。腰や肩も大きい筋肉なので、痛みがある人は自分でストレッチやケアをすると思います。
顎の疲労があるということはセルフケアは必要であるということです。

どうしてもセルフケアだけで改善しないと感じるなら専門的な治療を受ける事も早めに検討してください。

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。