ミントはり灸院・顎関節症のセルフチェックとセルフケア方法

2020年4月24日

顎関節症のセルフチェックとセルフケア方法

カテゴリ: 顎関節症

顎関節症のセルフチェック

「最近、物を噛むときに顎が痛い」「大きな口を開けにくい」「顎がじゃりじゃりじゃりする」このような自覚症状があって、「ひょっとして、私は顎関節症なのでは?」と不安に思っている方はいないでしょうか?

顎関節症は、よく使う顎の病気であるだけに心配ですよね。いたずらに不安を感じる前に、大事なのは「本当に顎関節症なのか」を見極めることです。確定診断は医療機関などでしてもらわなければなりませんが、自分でも簡単な診断をすることは可能です。心配な方は、まずはセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか。

セルフチェックでは、次のような項目を自己診断してみましょう。もし、これらのうち該当する項目がある場合は、顎関節症の疑いがあるかもしれません

・鏡で顔を見たときに左右差がないか

・口を開けた時に三本指が傷みなく入るか

・朝起きた時から顎にだるさがないか

・口の開け閉めの動作で関節から音はしないか

顎関節症になると、顎に歪みが出てくるので、顔の右半分と左半分に差が出て非対称になることがあります。また、指が3本入るほど大きな口を開けることもできません。夜間の歯ぎしりなどがあると、朝起きたときに顎が重く、だるく感じることも出てきます。さらに、口を開けたときにカクンカクン、ジャリジャリといった異音がするのも、よくある症状です。

こうした症状が複数当てはまるときは、一度診察を受けてみることをおすすめします。

当院オリジナルのセルフチェック

一般的な顎関節症のセルフチェックは、上記にご紹介した通りです。さらに、当院には当院オリジナルのセルフチェック方法もあります。それは、次のようなものです。

・鼻炎はないか

・咽が弱いと感じたことはないか

実は、顎関節症は、鼻や喉など、顎の近くにある炎症が原因で引き起こされることがあります。鍼灸院にいらっしゃる顎関節症の患者さんの中には、花粉症などのアレルギー性鼻炎を持っている方がとても多いのです。というのも、鼻炎があると周りの組織がむくんで血行が悪くなり、近くにある顎関節を動かしたときに圧迫されて痛むことがあるからです。

喉も同じで、喉の炎症が顎関節の痛みにつながっているケースが見受けられます。このような場合は鼻や喉の鼻炎を治療することで、顎の痛みを緩和していくことになります。

顎関節症のセルフケアの方法

顎関節症だからといって、すぐに治療しなければならないというわけではありません。ごく軽症であれば、自分でケアすることも可能です。症状をひどくしないためにも、セルフケアの方法を知っておくことはとても有効です。

手軽にできるセルフケアとしては、マッサージがおすすめです。顎の疲れを取るときも、首の筋肉をほぐすときも、ホットタオルでマッサージするとよいでしょう。濡らしたタオルを固く絞って、電子レンジで温めます。それを顎や肩にのせて、つらさを感じる部分をそっと揉み解していきましょう。

鼻や喉の炎症を予防するには、鼻うがいや咽うがいがおすすめです。喉が弱いなと感じる方は、寝るときにマスクをして寝ると、就寝中の喉の乾燥を防ぐことができます。

抱き枕を使うのも、就寝中の食いしばりを防ぐ効果があるといわれています。歯ぎしりの原因は、まだはっきりとは解明されていません。しかし、ストレスが関係しているのは間違いないようです。ストレスを無意識のうちに解消しようとして歯ぎしりをするのだといわれています。

この点、抱き枕は体を横向きに安定させると同時に、精神的にもリラックスする効果が高いとされています。ぐっすり眠れるようになるので、歯ぎしりのような動作を減らすことが期待できるでしょう。

まとめ

「顎関節症かも?」と心配になったら、まずはセルフチェックとセルフケアをしてみましょう。それでも痛みなどが収まらない場合は、診断を受けることをおすすめします。当院でも顎関節症の治療を行っていますので、つらい症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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