ミントはり灸院・整体では効果の出ない顎関節症

2020年4月21日

整体では効果の出ない顎関節症

カテゴリ: 顎関節症

整体の基本は筋肉を緩めるのが目的

身体の歪みや肩こりを治すために整体や接骨院、マッサージに行ったことがある人は多いと思います。

中には顎関節症を得意とした整体院、接骨院もたくさんあります。

このようなところは基本的に、ツボを指圧することによって体の筋肉をほぐし血行を良くしていきます。

一時的に筋肉を緩めているので、確かに「治ったような感覚」「凝りがとれたような感覚」はすぐに感じられます。

骨をパキパキと矯正し、姿勢の改善を目指していきましょうという整体院、接骨院もたくあんあります。

顎の骨を動かし「小顔矯正」を行っているところも増えてきました。

顎関節症も治って、小顔になれるなんて!と駆け込む女性が多いそうです。

確かに骨を鳴らされるとすぐに姿勢が治ったような感覚に陥ります。

顎関節症発生の根本的な原因を考える

顎関節症の痛みも筋肉の緊張によるものが多いのですが、実は顎関節症の発生の根本的な原因ではありません。

まずは、なぜ筋肉の緊張が起きているのかという原因を考えなければなりません。

そのため整体などで顎周りの筋肉をほぐしてもらっても根本的な治療にはなりません。

整体に行って一時的に緊張を治してもらって、また整体に行って・・・と同じことの繰り返しで、時間もお金もかかります。

これは骨にアプローチする整骨院も同じことが言えます。

過去の記事にも書いてきましたが、噛み合わせだけが顎関節症の原因とは言えません。

マッサージをしたり、骨をポキポキと矯正して顎周りの筋肉の血行を良くしたとしても、また同じことを繰り返してしまいます。

そもそも顎関節に「正しい位置」というのはある意味存在しません。

関節として様々な方向に動くのが顎関節なのです。結局は筋肉が支えていて、関節はその筋肉を動かすための支点となっています。

顎関節への持続的な圧を減らすには咽や鼻がポイント

筋肉の緊張が根本原因ではないのなら、一体何が根本原因と考えれるのでしょうか。

当院で顎関節症の症状を訴える患者さんを見ていると、咽や鼻に炎症(反応)があることが多いです。

咽や鼻の炎症というのは、例えば鼻炎や花粉症、いびきなどの症状をもたらします。

中には自覚症状は無くても、触診をすると咽や鼻に炎症が起きていることがあります。

その咽や鼻の炎症によって顎関節の痛みが出ることも考えうるのです。

反対に、酷くなった顎関節症によって更に咽や鼻などの顔まわりの症状が出ることもあります。

咽や鼻の炎症があると肩こりや頭痛、イライラ、不眠、のぼせにも繋がっていきます。

顔周りはそれぞれの部位が密接に関係しているので、咽や鼻の炎症から今度は耳や目の炎症へと発展することもあります。

耳や目の炎症というのは例えば難聴やめまい、耳鳴り、ドライアイなどです。

ちなみに顎関節症の原因の1つによくストレスが挙げられますが、ストレスが多い人は顔周りの炎症が多いです。

炎症を抑えることを考えた治療が正しい

これらを踏まえると、整体で筋肉を緩めるという対処療法ではなく、顔周りの炎症を抑えることを考えた治療が近道となります。

痛くない細い鍼や、刺さない鍼「ローラー鍼」を用いて炎症を取り除いていく治療方法があります。

顔周りへの刺激によって、顎関節症を治す目的だったのが、顎関節症だけでなく鼻の詰まりや喉の違和感、耳鳴りまでも取り除くことが出来ます。鼻の詰まりや咽の違和感を取り除いたことで、長年悩んでいた肩こりが改善されるケースも多々あります。

ここが鍼灸の良さです。

決して1つの症状だけを狭い目で見て治療せず、体全体をみてアプローチしていきましょう。 顎関節症が起きるというのは、問題は決して顎の問題だけではないのです。

顎関節症の治療解説ページはこちら

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