2025年4月30日
鍼灸を受けるときの服装・準備・気になる疑問を解消!
カテゴリ: Q&A(よくある質問)

鍼灸院は疑問だらけ
体の不調が長引いていて・・・
マッサージを受けたけど効果が続かない・・・
病院に通っていても改善が見られない・・・
それぞれのタイミングで「鍼灸に行くか」と重い腰を上げてネットで探してみる。
探せば探すほど、疑問がどんどん湧いてくる。
「よくわかんないから次にしよう」とスマホを置いて違うことが気になる。
世の中のほとんどの人が同じような流れを辿っていると思います。
それだけ鍼灸院の情報が少ないですよね。
今回はそういったことを避けるために当院で多かった質問を参考にしています。
あなたの疑問が少しでも解消して、鍼灸院に不安なく行こうと思えるはずです。

この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
施術時の服装はどうしたらいい?
施術時の服装は鍼灸院ごとのやり方に左右される場合があります。
あと、悩みの場所も関係します。
10年前に不妊の鍼灸治療を受けている方から問い合わせがあったのが「裸にならなくてもいいんですか?」でした。
鍼灸治療を受けるのに服や下着を着ては行けないという認識がまだまだあるようです。
ですが、最近では便利な患者着が増えていますので鍼をしたい場所が露出しやすくなっているので、裸にまでする必要はないでしょう。
ここ最近はそういった問い合わせも無いので一般的になってきていると思います。
ブラジャーや下着は外すべき?
鍼をする場所に下着がある場合であっても、生地を少しずらして鍼ができる場合があります。
外すことに抵抗感がある場合は、事前に担当者に伝えておきましょう。
多くの場合は対処できることが多いです。
もしどうしても下着をずらすだけで難しい場合がありますが、それはタオルをつかって周囲を隠したり、鍼をするところだけ露出させて施術することもできます。
そういった相談は施術直前でも可能ですので、「外すべき」と思わなくて問題ありません。
必要によっては外す場合があることを想定して脱ぎ着がしやすい物を選んでおくと無難です。
おすすめの服装と避けたほうがいい服
おすすめの服装は「脱ぎ着」がしやすいです。
着替えに時間がかかっていると施術にかけられる時間が短くなってしまいます。
それに担当者が焦ってしまうことがあります。次に予約がはいっている場合など。
なので、そこの時間が短いほど担当者の実力が出しやすい状況ができるので、時間のかからない服装がおすすめです。
一方で避けたほうが良い服装はレイヤーが多い服装です。
これは年齢に限らわずですが、何枚も肌着を重ねている人がいます。
お腹を触診したくても、何枚もめくらないと出てこない・・・
生地が重なってくるとめくっても露出面積が小さくなります。
これも非常に施術がしづらくなってしまうので、施術者が違うことに神経を使わないといけなくなります。
施術は鍼灸師が行うものですが、受ける側が少し工夫をするだけで施術の効率性が高まります。
鍼灸は「癖になる」のか?
治療を受けると確かに体が楽になる。症状は軽減する。でも少ししたらまた以前の状態に戻っていく。そしてそれを繰り返している状態を「癖になる」と表現している場合が多いです。
施術後の治療効果の高さがあるだけに、もとに戻ったギャップが大きいと感じるからだと思います。
ただ、体のしんどさはあるから、また鍼灸を受けに行こうと思うことで依存しているのではないのか?と不安になりますよね。
中には「鍼灸師はわざとそのようにしているのでは?」と疑いを持つ人もいるようです。
依存性はあるの?
鍼灸そのものに依存性はありません。
薬を例にすると、胃薬に依存性はありませんよね。
飲んだら胃は楽になりますが、飲まなかった胃が再び胃がもたれるだけだからです。
飲んでいる人も「元に戻った」と理解していると思います。
一方で依存性があると言われている睡眠導入薬やメンタル系の薬などはどうでしょうか?
飲んでいる期間はもちろん効果がありますが、飲まない期間を作ると、飲む前とは違う症状で悩む場合があります。
ときには「脱薬」という表現をする場合がありますが、このように薬の離脱によっておきる反応が嫌で飲み続けてしまうのが依存性があるという定義ではないでしょうか?
タバコもそうですね。タバコの効果が切れたときにタバコを吸う前よりも、イライラが強くなる。それが嫌で一定間隔でタバコを吸うわけですね。
そういう意味においては鍼灸は治療効果が切れたとしてももとに戻るだけで、受ける前よりも悪化するということはありません。
症状の進行状況によって、施術後の感覚が変わる場合もあります。
症状が悪化傾向にあれば、時間経過とともに悪化していくわけですから、受ける前よりも悪化したと感じることがあります。それは依存ではないわけです。
定期的なケアとしての考え方
鍼灸治療は体質改善を目的とした積み上げていく施術になります。
一つ一つステップアップしていくことで治療効果を出していきます。
時間がたつとステップが下がっていくと考えてください。
ただ時間をかけて登った先から一気に落ちていくわけではなく、ゆっくり落ちていくので良い状態は維持されていきます。
だからこそ定期的なケアが重要になります。
波のようにある高さを上がったり下がったりするものでありません。
体の中に鍼灸の効果がストックされていると考えると良いと思います。
鍼灸とマッサージは併用できる?
当院ではどの施術であっても、併用は可能と伝えています。
中には禁止するところもあるようです。
言い分としては「治療効果がわからないから」や「効果が打ち消し合ってしまうから」という説明が多いなと思います。
こればっかりは担当者さんの理論によります。
併用する場合の注意点
中にはどうしても併用しないといけない場合があると思います。
以前に通っていたところが友人だった。回数券が残っているから。他の部位を治療しているから。
などなど・・・
どんな理由であっても、担当する鍼灸院に併用していることを伝えておきましょう。
できれば最初に言っておくとそれに合わせた提案をしてくれます。
後から伝えると、治療に対して高い思いをもっている鍼灸師であれば、ちょっとイラッとされるかもしれません。
せっかく見つけた鍼灸院なのに伝えるタイミングが悪いだけでイラッとされるのはもったいないですよね。
初診時の問診票などに併用していることを記載する欄があったりしますので、そこで書いておくことをおすすめします。
もし、鍼灸院に通っていてほかの治療を受けようと思っている場合もあると思います。それも伝えておきましょう。
併用することに難色を示される場合もありますが、場合によっては併用時の注意点などを伝えてくれると思います。
どちらを先に治療を受けたほうがよいのか、治療をするタイミングはいつが良いのか?についても教えてくれますので、あまり気を使わずに伝えてもらえればと思います。
当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。