2020年4月20日
顎関節症はストレスが原因?
カテゴリ: 顎関節症
食いしばりが起きるのは悪夢を見ているから?
みなさんの中で悪夢をよく見るという人はいませんか?
臨床心理士によると、睡眠中の脳は今まで見聞きした情報を整理しているのだそうです。基本的には自分が体験したことが断片的に現れ、脳の中で物語になっています。
つまり悪夢をよく見るというのは日中にストレスが高い状態(嫌な思いをしていること)が考えられます。日中の苦々しい気持ちが夢となって現れ、歯ぎしり・食いしばりが起きやすくなります。
しかし夢には現実で処理しきれなかった記憶を整理したり、取捨選択する役割があると言われています。悪夢には日常のネガティブな体験を過去の体験と結びつけ、ポジティブな方向に感情を処理しているのでは?という説があり、例え悪い夢であってもストレス解消が可能なのです。
悪い夢というのは記憶に残りやすいので、起きたときに「悪い夢を見た!きっとストレスが溜まっているに違いない」と考えるとは思いますが…。
ストレスの原因は何?
ストレスと言えば人間関係や仕事などが思い浮かぶと思います。もしそれらのストレスがあったとしても眠れている限りは大丈夫です。
それよりも実は身体的なストレスや内臓の不調によるストレスの方が影響が大きいのです。
天候や気温の変化などもストレスになる
よく雨や台風など気圧の変化で体調が悪くなる人がいますよね。こういった外的要因もストレスになってしまいます。
顎関節症はストレスが原因と決めつけてはいけない!
「顎関節症はストレスが原因だ」とよく言われます。しかしストレスにも波があり、ストレスと症状が一致しない場合も多いです。
さらにストレスが原因だと考えると悪化してしまう可能性があります。例えば「ストレスが原因だから食いしばってはダメ」と考えることもストレスになりやすいです。ストレスが直接関係するのは免疫系です。
確かにストレスによって食いしばりが起きたりと、顎の炎症が治りにくいことは考えられますが、ストレスが顎関節症の直接的原因ではありません。
もしもストレスが減って一時的に痛みが減ったとしても安心しないでほしいのです。まずは身体のどこに原因があるのかを考えていくことが大切です。
当院では、身体のどこに不調があるのかを見極めて全身治療を行っています。 顎関節症の記事は次回も続きます。
当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。