投稿日:2025年9月21日 / 更新日:2025年9月25日
鍼灸院求人で失敗しない!BBQ・飲み会・ブラック体質?あなたに合う職場文化の見抜き方
カテゴリ: 鍼灸院への就職・転職
給与や仕事内容と同じくらい、実は重要なのが「職場文化」です。
どれだけ施術を学べても、福利厚生が良くても、人間関係や雰囲気が合わない職場では長く続きません。
人間関係は人の良さ悪さではなく、職場の雰囲気がそうさせます。人間関係は職場内の文化だと思ってください。
今回は「BBQや飲み会の強制」「休憩時間の過ごし方」など、求職者のリアルな声をもとに、職場文化の見抜き方を解説します。

この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
求職者のナマの声:職場文化でありがちな悩み
「2時間の昼休憩のうち本当に一人になれるのは30分」
「毎月のようにBBQが開催され、連帯感を求められる」
「柔道整復師のテンションについていけない」
面接をすると前職の不満を聞きます。
休憩=施術をしない時間
休憩時間なのに最後の患者さんギリギリまで取っているので片付け、午後からの準備などを含めたら一人になる時間は30分ほど。
中には練習を休み時間中にするところもあって、お昼ごはんを食べる15分ほどしかないといったケースも聞きました。
休み時間中に電話がなったとき取るのが当たり前と思っている人も多いようですが、これは待機時間という扱いになって休憩には認められません。
どうやら多くの治療院では休憩を施術をしていない時間として捉える文化があるようです。
なので、閉院時間が20時なのに院から退勤する時間が22時というのが普通に行われているわけですね。もちろん残業代はつきません・・・
毎月行われるBBQと飲み会
なぜBBQや飲み会が問題になるのか?
スタッフ間の親睦やチームワークを深めるためのイベントは一見良いことのように思えますが、頻度が多かったり、参加が半ば強制になるとプライベートの時間を圧迫します。
また、飲み会やイベント文化が強い職場は、上下関係が厳しい・古い体質の可能性もあります。
就職説明会でBBQの写真を貼っているところがありますが、年に1回くらいならまだしも毎月だったらどう思いますか?
中には研修とセットでイベントを行うところもあります。これは仕事なの?
「それでも楽しいぜ!」って思えるあなたなら大丈夫。
ワークライフバランスという言葉ありますが、ライフにも入ってくるのがBBQやイベントなんです。職場はあなたのプライベートに入ってもいいよね、という裏メッセージだと思ってください。
そもそも柔道整復師と鍼灸師ではキャラが違う
「柔整師中心」の文化が鍼灸師に与える影響
整骨院・接骨院を母体にしているグループ院ではその社長以下役員、院長ぐらいまでは柔道整復師の有資格者です。
選ぶ資格ごとにキャラが違うというのはみなさんも認識していると思います。
その文化が社内、院内の中心となります。
柔道整復師の代表的なキャラクターとして
・体力があり余っている
・気合と勢いでなんとかなると思っている
・行動量がはんぱない
・目上の人への服従
あたりでしょうか。じゃあ、鍼灸師はどうでしょうか?
鍼灸師は傾向として「過去の病気の経験」があって鍼灸を選ぶ人が多いです。
なので、柔道整復師のキャラクターに比べると少しマイルドになります。
連帯感を求める職場のにおいて、柔道整復師の文化が強い職場において、鍼灸師キャラはそれに合わせないといけません。
これまでに紹介した文化は最後の資格によるキャラの違いで集約されます。
あなたがどちらに該当するかはわかりません。
鍼灸師でも柔道整復師に負けないくらい明るい人もたくさんいます。
職場文化をちゃんと見極めて、自分にできるのか?自分らしく働いていると言えるのか?を考えましょう。
職場文化を見抜くための質問例
見学や面接の際、次のような質問をしてみてください。
・スタッフ同士の交流イベントの頻度や参加の自由度は?
・鍼灸師・柔整師それぞれの割合は?会社の役員や院長に鍼灸師はいるのか?
・求人票にアットホーム、家族のようなと書かれていないか?
・診療中の様子を見させてもらう
これらを質問するだけで雰囲気や職場文化が見えてきます。
「ブラック体質」を見抜くサイン
文化が行き過ぎて宗教のようになり、ゆくゆくブラックになっている場合もあります。
こういう職場は要注意です。
・教育・練習時間は勤務内に確保されているか?
・開院前の準備や閉院後の片づけなどは勤務時間に含まれるのか?
・休日や残業時間の記載があいまい、有給を取れない雰囲気はないか
・ノルマや勉強会が「自主的」と言いながら実質強制
・イベント参加が給与・評価に影響する
・面接時に質問を嫌がる態度が見える
こうした兆候があれば慎重に判断しましょう。
若いうちに経験を積むためにブラックでも頑張るという判断もよいでしょう。
職場文化を調べる裏ワザ
見学にいくと、話の上手な採用担当者さん(実態を知らない)が対応してくれることが多いですね。就職説明会などもそうでしょう。ちなみに就職斡旋の担当者さんなども文化について知っている人はいません。
そうなんです、採用に関わる人は本音を話すことはありません。不動産の営業さんと同じです。
では、採用に関わっている人の話を聞かずしてどうやって調べるか
SNSチェック:インスタやYouTubeで院内の雰囲気を確認する。内容や話している人を見るよりも、背景や雰囲気などを確認してみてください。
OBからの口コミ:最近では卒業後も連絡を取り合う人が多いですよね。同じ学校であれば裏話までちゃんと教えてくれますよ。
学会・勉強会でのつながり:スタッフの雰囲気や院長の考え方を間接的に知ることができます。
ミントはり灸院の場合
ミントはり灸院では「鍼灸師が主役」「個人を尊重する」文化を作っています。
なのでそれに基づいた職場環境となっていて
・会社全体で行う飲み会(イベント兼)は年2回で自由参加です。
・働いている人の全員が鍼灸師(テンションや雰囲気が近い人が多い)
・研修は診療時間内で行い、休憩中に待機などなくおのおの自由に過ごしています。
・厳しい上下関係もなく、お互いに敬語で話すようにしています。
ただ文化において正解はありません。ミントはり灸院の雰囲気が合わなくて見学だけで終わった人も少なくないです。
あなたが心地よいと思える雰囲気を見学前に決めておくことが大切です。
まとめ:文化を見極めて長く働ける職場へ
職場文化は求人票や面接では見えにくいですが、働きやすさやキャリア形成に直結します。「BBQ・飲み会・ブラック体質?」という疑問を持ったら、SNS・口コミ・質問で事前に確認し、後悔しない選択をしましょう。
ミントはり灸院では学生・中途の方の見学・面接を随時受け付けています。興味のある方はぜひお問い合わせください。
当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。