神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例9 過呼吸後から自律神経失調症になるの治療記録をご紹介しています。

■症例9 過呼吸後から自律神経失調症になる

画像

患者

50代女性 神戸市北区

来院

202X年8月

症状

昨年の8月に過呼吸で緊急搬送された。その時の症状から自律神経失調症と診断を受ける。不眠や動悸、パニック障害がある。不眠は中途覚醒があり、一度おきてしまうと寝ることができなくなる。家事などで朝は無理やり起きているが、昼頃になると動悸がして不安感が強くなる。映画館などの閉鎖された空間になると身体が緊張してきてパニック症状がでそうになる。最近は病院でうつ病と診断され現在休職中。
近隣の整体に行ってみるも効果がなかった。
服用薬はミルタザピン、レンボレキサント、リボトリール。
当院をInstagramで知り来院することとなった。

治療内容と経過

触診をすると左耳、左目、鼻、咽、上咽頭、心臓に反応が出ていた。
鼻については普段から鼻水が出やすいとの自覚があった。耳や目については自覚はなかったが、今の症状になってから自分で車の運転ができないということだったので、平衡感覚に何かしらの不調がおきていると予想できた。
心臓は不眠による負担増によって出ている反応であると予想できた。

顔面部の不調が不眠のきっかけになっていると考え、まずは自律神経失調症の中でも不眠に焦点を絞って治療をすることにした。自律神経失調症の回復によってうつ症状も改善すると予想した。

2回目:前回の治療後から寝付きは悪いが睡眠は取れているとのことだった。

3回目:鼻詰まりが続いており、鼻詰まり対策のセルフケアを指示した。

4回目:眠りは以前悪いままだったが、抗不安薬を0にしたいという希望を伝えてくれた。

8回目(1ヶ月半後):睡眠の浅さはあるものの、最後まで起きることなく眠れた。

15回目:1週間しっかり眠れた。体重も1.5キロ増加、以後は自力で来院するようになる。

16回目:眠れない状況が続く→薬を変えて眠れるようになった。

25回目:風邪を引いたが不眠にならなかった

26回目:過呼吸後からはじめて旅行に行く

30回目(6ヶ月後):仕事復帰(週2回)

不眠症状に波があったが、薬を減らすこともでき、新しい趣味に挑戦したり、仕事量も増やすこともできたため卒業となった。

同時に治療した症状

不眠、パニック障害

考察

患者は当初、自律神経失調症をメンタル不調の延長で発症したと考えていた。過呼吸で搬送される前日に家族間でおきた出来事が起因していると思ったようだ。ただそれは今回のケースにおいては当てはまらないと考えられた。
耳の不調があり、小さな平衡感覚障害がおきており、自覚できないほどの「めまい」が発症していたと予想される。それが脳の興奮を起こしていた。脳の興奮によって不眠状態が続き、身体は疲労していった。脳も身体も内臓も疲労が極限まで溜まったときに、メンタル負担が増えるような出来事があったことで過呼吸になったと考えられる。
なので、メンタルを主に考えてしまうと脳の興奮を抑えることができないまま症状が長期化してしまう可能性があった。
1年以上続くパニック障害やうつ病、自律神経失調症であっても早期に改善できたのは、原因を見つけることができたからだと考えている。

今回の症状の原因は初診の段階である程度見立てができており、3ヶ月程度で回復するであろうと思っていた。ただ睡眠導入剤か抗うつ薬の影響なのか、少し回復してからの回復に時間がかかってしまったのは悔いが残った。
患者は遠方から毎回2時間近くかけて来院しており、その努力が今回の結果に最も影響していると思っている。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。