神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例4 肌荒れニキビをともなうPMSの治療記録をご紹介しています。

■症例4 肌荒れニキビをともなうPMS

画像

患者

20代女性 神戸市西区

来院

202X年12月

症状

1年前から生理前からおきる腰痛や下腹部痛が辛くなる。
最近は生理にあわせて顔周辺に肌荒れやニキビなども出てくるようになってきた。学校を休むことも出てきたので、就職なども考えて鍼灸が初めてで不安もあったが当院を受診することとなった。
現在は実家から専門学校に通っているが、以前は大学に通っており一人暮らしで体調を崩した経験があった。ストレスが多くなると口内炎ができる。

服用は温経湯

治療内容と経過

触診をすると耳、鼻、咽、胃、子宮に強い反応がみられた。ニキビや肌荒れも反応が出ている場所にそって出ており関連が疑われた。
胃については普段から胃痛や胃もたれがしやすいとのことだった。子宮については粘膜の炎症があることで生理痛をおこしていることが想像できた。

PMS症状は生理痛を起点として胃や顔面部の炎症が悪化していると考えて、施術方針としては生理痛を軽減し肌荒れや体調不良を改善することとした。

3回目:生理前だったが体調は安定している。「就活中で面接を受けている」とのこと。

4回目:生理直前で少し腹痛あり。「ドラッグストアで貼るお灸を買って貼っている」とのこと。

5回目:4回目直後に生理あり。生理痛は少し軽減(痛み止め4錠→2錠)

8回目:2回目の生理で痛みや体調不良はなし

14回目:生理前の不調無し。学校の卒業式があった。4月から就職。

16回目:3回目の生理でも痛みなし、薬も必要なかった。

その後は月に2回のペースでメンテナンス治療を受け続けている。

仕事のストレスで一時的に生理不順や生理痛がでることもあったが続くこともなく安定した体調を維持している。

同時に治療した症状

ニキビ、肌荒れ

考察

生理痛は内膜の成長具合(厚さや状態)によって痛みの程度が変わる。さらに深部痛に該当するのでその痛みは自律神経に影響する。副交感神経の過度な興奮によって、内臓機能が乱れたり、免疫系の不安定を起こす。それが腹痛や肌荒れを引き起こす。
患者は食べることが好きだったため胃への負担が大きかった。以前に食べすぎた月があってその月の生理痛では腹痛が強くなった。生理痛が胃の不調による気持ち悪さを強くしたのだと考えられる。
ニキビや肌荒れについても免疫系によって左右される。睡眠不足などで肌に出てくるのはそれが原因である。患者は顔周囲に出やすかったが、それは鼻や咽の炎症があることで、影響を受けやすい顔の皮膚が他に比べても弱くなっており、そこに生理痛によるきっかけで顔面部に集中してニキビや肌荒れが出ることとなった。
子宮内膜の環境を改善し内膜の状態を良くすることは、鍼灸の場合だと1周期程度で効果が出る。治療開始してすぐにPMS症状が改善したケースであった。

本症例はその後4年間にわたって治療を担当した。学校卒業から就職、転職。その間にあったさまざまな悩みや葛藤、苦労に少しでも鍼灸が寄り添えることができたと思えた症例であった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。