■症例9 突然のめまいにより予定が立てられない

患者
30代女性 神戸市
来院
202X年4月
症状
来院1ヵ月前、耳鳴りがするため耳鼻科を受診。右耳の低音域の聴力が低下していたため服薬にて治療を開始した。来院、2週間前からはふらつき(めまい)を発症。ふらつきが出ると気分が悪くなりベッドやソファーから動けなくなってしまう。その後の検査で聴力は回復していたが、ふらつきは変わらず続いており、耳鳴りは以前より大きくなっている。現在は耳鼻科で処方されたイソバイドとビタミン剤を服用している。
前兆なくふらつきが起こるため予定が立てられず、もし車の運転中に症状が出て動けなくなってしまうのではという不安もあり、ネットを検索。当院に来院。
前兆なくふらつきが起こるため予定が立てられず、もし車の運転中に症状が出て動けなくなってしまうのではという不安もあり、ネットを検索。当院に来院。
治療内容と経過
触診すると鼻と内耳の反応が顕著であった。
鼻の炎症が耳管を通じて内耳まで広がり、ふらつきや耳鳴りを起こしていると考え、鼻・内耳を中心に週に1回のペースで治療を開始。鍼やローラー鍼を用いて刺激を加えた。
筋肉を触診すると首、肩、側頭部、後頭部の緊張も強いことがわかった。お話を聞くと首の痛みや頭痛もよく出るとのこと。筋肉の緊張により顔面部への血流が悪くなっていることが症状を長期化させていると考え同時に治療した。
自宅でのセルフケアとして耳を3~5分間、手でさすること、毎日鼻うがいすることを伝えた。
2回目(2日後)初回治療の翌日はふらつきや頭痛があり、耳鳴りも大きかった。
3回目 内耳の状態が少し回復。ふらつきが和らいだ。耳鳴りはあるがましになった。
4回目 この1週間ふらつきがなかった。耳鳴りは小さい日もある。ご家族からも最近調子いいねと言われた。
5回目(1ヵ月) 1日だけふらっとする日があった。耳鳴りは日によって大小ある。首の痛みはない。
7回目 ふらつきなし。耳鳴りもうるさくはなくなった。
9回目(2ヵ月) 引き続きふらつきもなく好調。耳鳴りも気にならない。内耳の状態が回復し、鼻の状態も以前より良くなっていた。さらに鼻を良くしてぶり返しを防ぐため2週間に1回のメンテナンスに移行した。
鼻の炎症が耳管を通じて内耳まで広がり、ふらつきや耳鳴りを起こしていると考え、鼻・内耳を中心に週に1回のペースで治療を開始。鍼やローラー鍼を用いて刺激を加えた。
筋肉を触診すると首、肩、側頭部、後頭部の緊張も強いことがわかった。お話を聞くと首の痛みや頭痛もよく出るとのこと。筋肉の緊張により顔面部への血流が悪くなっていることが症状を長期化させていると考え同時に治療した。
自宅でのセルフケアとして耳を3~5分間、手でさすること、毎日鼻うがいすることを伝えた。
2回目(2日後)初回治療の翌日はふらつきや頭痛があり、耳鳴りも大きかった。
3回目 内耳の状態が少し回復。ふらつきが和らいだ。耳鳴りはあるがましになった。
4回目 この1週間ふらつきがなかった。耳鳴りは小さい日もある。ご家族からも最近調子いいねと言われた。
5回目(1ヵ月) 1日だけふらっとする日があった。耳鳴りは日によって大小ある。首の痛みはない。
7回目 ふらつきなし。耳鳴りもうるさくはなくなった。
9回目(2ヵ月) 引き続きふらつきもなく好調。耳鳴りも気にならない。内耳の状態が回復し、鼻の状態も以前より良くなっていた。さらに鼻を良くしてぶり返しを防ぐため2週間に1回のメンテナンスに移行した。
同時に治療した症状
首肩こり、頭痛、眠気
考察
本症例では内耳の反応の変化とともにふらつきや耳鳴りが改善していった。内耳には、平衡感覚を司る三半規管と聴覚を司る蝸牛があり、それらの不調がふらつきや耳鳴りを引き起こしていた可能性が高い。
また、この方は鼻の反応も顕著であった。自覚症状はなかったものの、慢性的な首肩こりや頭痛が続いていたことから、鼻の炎症は以前からあり神経の反射を介して首や肩の筋肉を硬くしていた可能性は高い。慢性的な鼻の炎症が耳管を通じて内耳まで広がることでより症状が悪化させ長引いていたのではないかと思う。
以上から鍼治療により内耳や鼻の炎症が改善したことがふらつきや耳鳴りの改善につながったと考えられる。
ふらつきが治まってからは体調を気にせず予定も立てられるようになり、「来週友人とランチに行くんです」と嬉しそうにおっしゃっていました。ご家族と出かける機会も増えたそうで良かったです。
また、この方は鼻の反応も顕著であった。自覚症状はなかったものの、慢性的な首肩こりや頭痛が続いていたことから、鼻の炎症は以前からあり神経の反射を介して首や肩の筋肉を硬くしていた可能性は高い。慢性的な鼻の炎症が耳管を通じて内耳まで広がることでより症状が悪化させ長引いていたのではないかと思う。
以上から鍼治療により内耳や鼻の炎症が改善したことがふらつきや耳鳴りの改善につながったと考えられる。
ふらつきが治まってからは体調を気にせず予定も立てられるようになり、「来週友人とランチに行くんです」と嬉しそうにおっしゃっていました。ご家族と出かける機会も増えたそうで良かったです。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































