症状別の治療
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2020年5月22日
隠れ鼻炎から嗅覚障害に 当院を受診する患者さんで「隠れ鼻炎」になっている人がたくさんいます。 触診をすると鼻に反応(炎症)がみられるのに、自覚障害がないことが多いのです。 でも話を聞いていくうちに「寝ているときに口呼吸をしていると言われる」「夜寝るときに鼻が詰まることがある」と訴えます。ときには治療していくうちに「鼻が通るようになった。今までずっと鼻が詰まっていたのかも」と言う患者さんもいます。 …
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2020年5月19日
嗅覚障害にかかりやすい人とは 嗅覚障害とは、ニオイが分からなくなる、今までとニオイの感じ方が分かる状態を言います。 異臭がする、今までよりもニオイに敏感になった、何を嗅いでも同じニオイに感じるというケースもあります。 味覚とも関係しているので、食べ物の味が感じられにくくなります。そんな嗅覚障害のデータを見ると、年齢が50代の人に多いことが分かっています。 性別が女性が多く、男性と比べると1.5~4…
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心因性の味覚障害が疑われるケース 味覚障害を発症した人の中で、目立った炎症もない、亜鉛も効かない、胃腸や脳の異常もないといったような状態になる人は、全体の約30%にものぼると言われています。 それほど味覚障害は簡単に「亜鉛不足」と決めつけるような症状ではないのです。自然に治る場合もありますが、長引く場合は心因性を疑われ「うつ病」や「神経症」「心因性味覚障害」と診断されることがあります。 特に口の渇…
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2020年5月14日
唾液の成分が原因で味覚障害を引き起こす 味覚障害の原因の1つに、唾液の成分が考えられます。 虫歯や口呼吸、噛み締め、ストレスなどがきっかけで顎に緊張が起きます。 顎には唾液の成分を作る顎下線があり、緊張によって唾液の粘液成分が増えてしまいます。粘っこい唾液によって口が乾き、味覚障害が起きるという仕組みです。 この記事では唾液の成分と、水分の大切さについて説明していきたいと思います。 唾液の働きとは…
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味覚と嗅覚は深く関係している 味覚障害とは、味を感じられなくなることを言います。 味覚障害にも2種類あり「量的障害」と「質的障害」に分けることが出来ます。 量的障害は味そのものが感じられにくい状態で、質的障害は味覚が変化して違う味に感じられてしまう状態です。そんな味覚障害ですが、鼻炎や副鼻腔炎をきっかけに引き起こされることがあります。 鼻炎なら嗅覚障害では?と思いますが、嗅覚障害だけでなく味覚障害…