神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例4 痛みを伴う倦怠感とふらつきの治療記録をご紹介しています。

■症例4 痛みを伴う倦怠感とふらつき

患者

30代女性 神戸市灘区 

来院

201x年 12月

症状

5日前の朝、突然左の肩から腕にかけて痛みとしびれで目が覚める。自力で起き上がれず、家族に駆けつけてもらった。

整形外科にて頚部のレントゲンを撮ったが異常は見られなかった。来院時は首、肩、肩甲骨の痛み、左上腕のしびれがつらい。
また倦怠感、気分の落ち込み、ふらつきがある。

約1年前に関東から仕事で異動してきた。この1年、仕事が忙しく過労気味であった。
夏頃も同じような肩の痛みと体調不良の為、1ヶ月ほど休職して実家に帰省していた。その時鍼灸院に通い、症状が軽快したことからインターネットで当院を探し来院した。

直近に引越しを控えている。

治療内容と経過

ベッドに上向きで休んでもらい触診すると咽、心臓、鼻、耳、側頭、胃、肝臓、小腸、子宮に反応が認められた。

小さな不調が他部位にあったので「疲れが取れにくいですか」と聞くと
「夜中目が覚め、それから眠れないことがよくあり、しんどい」と話した。
腹臥位では首、肩から左腕、腰の筋肉の反応点に横刺にて鍼をした。

2回目 鍼した日はよく眠れた。左腕のしびれは軽減したが左肩から肩甲骨の痛みは続く。
4回目 肩の痛みもほとんどなくなった。倦怠感あり。
7回目 ふらつきがなくなり、夜もぐっすり眠れている。
8回目 痛みも体調も軽快、引越しのため治療を終了した。

同時に治療した症状

肩こり、腕の痺れ、生理痛、胃腸障害

考察

よほど疲れていたのだろう、初診の治療を開始してまもなく寝息を立てていた。

咽の弱さが首や肩の筋肉を硬くさせ、心臓の反応は左の肩甲骨の内側にある菱形筋を硬くさせ、痛みを生じさせる。

この患者の場合小さな炎症が多発し、倦怠感になり、心臓への負担が左肩の強い痛みを生じさせた。

引越しまでの短い期間だったが集中して治療したことで患者の苦痛と不安を解消することができた。

患者の鍼灸への信頼は厚く、引越し先でもまた治療を受けるという。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。