神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例5 立ち仕事に影響する生理痛の治療記録をご紹介しています。

■症例5 立ち仕事に影響する生理痛

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患者

20代女性 兵庫県加古川市

来院

202X年4月

症状

高校生の頃から生理痛と吐き気があった。生理痛は2日程度でマシなときでも立っているのも辛いくらいで、強いときは動けなくなるほどであった。吐き気については週に2,3回程度あり歩いたり走ると「うっと、オエッ」とするとのことだった。他にも肩や背中の痛みもあった。生理痛を気にしない旅行にいったり、予定を左右されたくないと思い鍼灸を受けることとなった。

治療内容と経過

触診で状態を確認すると、鼻の反応が強くでていた。確認すると副鼻腔炎があるとのことで、風邪になると鼻が悪化しやすいとのことだった。耳や目なども反応が出ており、生理時にたちくらみが起きるとのことだった。
胃の反応は特に強く、小さい頃はよく吐いていたとのことだった。子宮の反応はそれほど強くなかった。小腸にも反応があったがアレルギーなどの自覚はなかった。
子宮の反応が強くなかったことから、胃や鼻が生理痛の主要因と判断し施術することとした。

3回目:生理がきた。普段よりは楽だったが腹痛や吐き気あり。鼻の反応が強いままだったので、自宅で鼻うがいを指示した。

4回目:鼻うがいをしても片側が通らなかった。

8回目:2回目の生理。症状はなかった。

12回目:旅行に行った、たくさん食べて吐き気がでた。

15回目:3回目の生理。痛み止めを飲むほどではなかった。

職場の異動で一旦休止

半年後16回目:生理痛の期間は短くなったが、頭痛が出るようになった。

再開後3回目:生理だったが頭痛はなかった。腹痛や吐き気なし。

再開後4回目:生理痛や頭痛もなかった。


15回目の段階で生理痛による予定の変更など考える必要がなくなった。
その後の再開は頭痛がきっかけだったので、以前とは違う理由となり、そちらもすぐに改善され卒業となった。

同時に治療した症状

吐き気

考察

本症例は子宮環境悪化による生理痛ではなく、主に胃の不調による生理時の症状が原因であった。胃の不調についても副鼻腔炎が関係しており、患者は普段から鼻呼吸がしづらい状態にあったので就寝中などは口呼吸であった。それが胃内部に空気が蓄積し、胃粘膜の膨張から胃酸の感情な分泌や溜まった空気がゲップとして押し出されることで「ウッとする」感覚を作っていた。患者は治療開始初期はうつ伏せ姿勢で息切れが起きていた、これも胃内部に溜まった空気が圧迫されて迷走神経ショックのような状態になっていたと思われる。胃の状態改善とともにうつ伏せ姿勢での息切れはなくなった。
片側の鼻が鼻うがいで通りにくさがあったので、風邪を引いたときの炎症も片側に集中しやすくなり、鼻炎が悪化していた。治療とセルフケアで鼻の状態を早期改善できたことが生理痛を楽にできた要因であった。
また、副鼻腔は三叉神経の領域にあるので、眼精疲労や側頭筋の緊張に関与する、後半の頭痛やたちくらみなどにも関与していたと推測された。

患者は薬剤師でもあったので、鍼灸の施術効果に驚いていた。平日は仕事のことを考えた生活を送っているので休みの日はプライベートを充実させたい、という思いに応えることができた。