神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例9 気象病による頭痛(天気痛)の治療記録をご紹介しています。

■症例9 気象病による頭痛(天気痛)

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患者

20代女性 神戸市灘区

来院

202X年6月

症状

高校生の頃から頭痛があった。大学生になってから頭痛の頻度が増えてきた。特に雨の日前後になると頭痛がひどくなった。同時に耳の周りも痛くなるようになった。朝から起き上がれないくらいの痛みがひどくなることもあった。疲れた日やテスト期間になると、頭痛の発症頻度が高まる。起き上がることもできなくなり、学校や部活も休みがちになってきた。8月に試験があるため初めてであったが鍼灸に挑戦してみようと思い当院に来院した。
漢方薬の呉茱萸湯を飲んでいるが効果を感じない。

治療内容と経過

体の状態を確認すると、左耳、目、鼻、咽、胃、肝臓、大腸、膀胱に反応が出ていた。一つ一つ確認すると以下のようになった。
<自覚症状>
左耳:めまい、たちくらみ
目:ドライアイ
鼻:花粉症
咽:乾燥
胃:胃もたれ
肝臓:慢性疲労
大腸:便秘
膀胱:頻尿

おどろくほどの不調の多さで、こんな体調の中で勉強に部活に休みなく動けているのものだと驚いたほどであった。

天気痛(頭痛)の解消が治療のゴールであったが、梅雨が終わったばかりもあり天気痛はすぐに出ないと判断した。部活や学校(テストや授業)などの忙しさもあるのでまずは少しでも日々を楽に過ごせるようにすることを目標とした。

2回目:治療後翌日に耳の痛みや頭痛があった。

3回目:寝不足と暑さで頭痛があった。耳の痛みはほぼなかった。

5回目:鼻のつまりがあった。

7回目:朝はスムーズに起きることができた。

10回目:耳の痛みや頭痛はなかった。

11回目:天気が悪い日もあったがしんどさがあるものの頭痛はなかった。

13回目:夜の睡眠時間が長くなる。

15回目:学校の実験で忙しくなり、耳の痛みと頭痛を感じた。

17回目:研究発表前で寝不足ぎみだったが、頭痛はなかった。

以後は大学卒業まで2週間に1回程度のメンテナンス治療に移行となった。

年末から年度末まで大学生らしい忙しさから生活習慣が乱れることもあったが頭痛になることもなく体調を維持することができた。

同時に治療した症状

慢性疲労、めまい

考察


天気痛と聞くと、どうすることもできない痛みと思い痛み止め等で我慢する方が多い。気圧変化による体の緊張度の増加は防ぐことはできないものの、体の不調のレベルを下げることで痛みや症状の発症は防ぐことができるからだ。特にどの部分に痛みの感度が高まっているかを判断する必要がある。
患者の主訴は左側の耳と側頭部の痛みであったので、側頭筋や耳介筋の緊張度が常に高かったと予想できた。これらの筋肉を固くする要因を解消ないといけない、そこでポイントになったのがドライアイと咽の渇きだった。ドライアイは鼻炎、喉の渇きは口呼吸または食いしばりが要因となる。どれも鼻炎が根本原因になる。
おそらく高校の頃が同じ悩みを繰り返していたと予想されるが、大学生となり一人暮らしや部活などでほぼ毎日学校通う生活で少しずつ負担が増えてきて、回復する時間も作れずに不調が表面化してきた。

忙しい毎日がすぐにどうにかなることもない中で効果を出すことができたのも、根本原因となる鼻や目、咽、耳にしぼって施術をしたことで効果を出すことができた。

患者も当院を卒業するときには「生活習慣を見直す」と言っていた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。