神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例2 予防接種の副反応による抜け毛の治療記録をご紹介しています。

■症例2 予防接種の副反応による抜け毛

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患者

20代女性 神戸市

来院

2021年10月

症状

コロナワクチンの接種後から抜け毛が始まった。日を経つほどに抜け毛の量が増えていき、入浴後に手で髪を整えるだけで、手は髪だらけとなる。病院に行っても原因不明と言われ、循環を改善する薬を処方されるも効果もなかった。
側頭部の髪が薄くなり、頭皮も何か所か見えるようになって不安を感じ、当院に来院。

治療内容と経過

頭皮の状態は浮腫みや炎症などもなかった。血色もよかった。鼻炎で前頭部が腫れており、確認すると風邪をひくと違和感があると言っていた。一方で首の側面から肩にかけて緊張が強くなっていた。本人に首肩の痛みやコリなどの自覚はなかった。

治療では鼻炎の改善とともに、首肩から腕にかけての筋緊張と、側頭部全体の皮膚の緊張を緩和する施術を行った。
施術後8回目で抜け毛が多かった箇所の生え際の毛が太くなってきた。12回目から抜け毛が減ってきた。お風呂上りにいつも抜け毛量を確認していたがあきらかに減少した。友人の結婚式までに髪のセットをしたいという希望は間に合わなかったが、抜け毛が減っていることからある程度の髪をセットできたそうだ。その後、15回目では新たに髪が生えてきたと言っていた。施術でも短い小さな毛がロングヘアの間からピンと立っていた。いまはその毛の成長を実感しつつも、セットが大変だと笑顔で話していた。

同時に治療した症状

肩こり

考察

側頭部を中心に抜け毛が集中していることから、筋肉や皮膚の緊張による、持続的な牽引による抜け毛であると推測できた。皮膚へは持続的な牽引は局所への栄養状態が悪くなるだけでなく、自律神経の興奮による血管の収縮もあって側頭部全体への影響も発生する。さらに鼻炎による頭皮全体の緊張感の増加も合わさって今回の抜け毛が起きていると推測された。首や肩の緊張はワクチン接種後の腕の痛みによって誘発されたものだと考えられる。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。