■症例1 頭皮の炎症による脱毛症

患者
50代女性 神戸市
来院
2021年2月
症状
2020年9月、美容院にて円形脱毛を指摘される。その後、皮膚科を受診し投薬治療を開始した。頭皮の炎症があることからステロイドによる治療を継続するも効果を感じず、徐々に抜け毛も増えてきた。髪に触れるだけで抜けるようになって来た段階で当院に来院。
治療内容と経過
頭皮の状態は皮脂量も多くて汗ばんでおり、頭部全体に浮腫みが起きていた。頭皮も非常に柔らかくなっており、髪を維持するだけの土台も弱くなっていることが見るだけでもわかるほどであった。施術中にも抜け毛があって、体位を変換するだけで枕やベッドに抜け毛がおちるほどであった。
内臓の状態を確認すると、肝臓と小腸さらに鼻に広範囲な反応が出ていた。症状を確認すると、花粉症と慢性鼻炎があるとのことであった。
本症例では炎症を抑える目的で肝臓、小腸と鼻の治療をした。炎症がおさまった段階で頭皮の血流をよくするべく、頭皮への直接鍼をして血流を促した。
治療を開始して8回目で抜け毛の量が徐々に減少してきた。10回目のころには抜け毛はほぼなくなる。18回目の迎えるころには新しい毛も生えてきた。
20回目で最初に円形の抜け毛を指摘された時以来行けなかった美容院に行くことができ、髪を切ったりセットしたり久しぶりに楽しむことができたと言っていた。
内臓の状態を確認すると、肝臓と小腸さらに鼻に広範囲な反応が出ていた。症状を確認すると、花粉症と慢性鼻炎があるとのことであった。
本症例では炎症を抑える目的で肝臓、小腸と鼻の治療をした。炎症がおさまった段階で頭皮の血流をよくするべく、頭皮への直接鍼をして血流を促した。
治療を開始して8回目で抜け毛の量が徐々に減少してきた。10回目のころには抜け毛はほぼなくなる。18回目の迎えるころには新しい毛も生えてきた。
20回目で最初に円形の抜け毛を指摘された時以来行けなかった美容院に行くことができ、髪を切ったりセットしたり久しぶりに楽しむことができたと言っていた。
考察
肝臓や小腸は免疫系の調整にかかわる臓器である。頭皮の炎症が広がっているのも免疫系の暴走が発生している可能性があった。さらに鼻炎による頭部の皮脂量増加が考えられる。皮膚の悪玉菌が増殖し皮脂がより炎症が起こりやすい環境になっていた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。









































