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喘息、気管支炎

■症例2  喘息で咳が止まらない

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患者

60代女性 S様

来院

20XX年12月

症状

3、4年ほど前から夏以外喘息で悩んでいる。
周期的にひどくなることがあり、特に冬場や寝ているとき
喘息の発作で咳が止まらなくなる。

毎日使う吸入と発作時に使う吸入を使用している。
仕事柄人と話すことが多いので咳が出ると困る。

友人が同じ喘息で当院に通院していたことがあり、勧められて来院した。

喘息の他に良性発作性頭位めまい。
2、3日前から腰痛、3ヶ月ほど前から右肩関節の後ろ回すとき痛みがある。

治療内容と経過

上向きで寝てもらい、触診すると咽、気管、肺、内耳、鼻に反応が出ていた。

特に喘息と関係の深い咽、気管、肺の反応が顕著だった。
広範囲に反応が出ていたので思わず「咳、しんどいですね」と声をかけると

「ここ数週間は咳で睡眠がよく取れていなかった」と答えた。

肺、咽、内耳に寸3-1で切皮した。
鼻と咽、肺の皮膚領域にはローラー鍼で刺激を加えた。

腹部は反応のあった胃、大腸、肝臓、膀胱に鍼とお灸で刺激を加えた。

腰の痛みがあったのでゆっくりうつ伏せになってもらい
腰、お尻の筋肉に水平刺をして筋肉の緊張を取った。

また反応の残っている筋肉には斜刺にて深層の筋肉に刺激を加えた。

首、肩、右肩関節の筋緊張も同様の施術を行った。

2回目 変化なし。年末年始を挟み、間隔が開くので置き鍼を肺の反応点に貼付した。
4回目 腰の痛みが1/3ほどになった。
5回目 最近喘息の発作が出ていない。毎日する吸入のみ使っている。
6回目 いつも車で来院していたが、喘息も腰も調子が良いので40分かけて歩いてきた。

同時に治療した症状

腰痛、めまい、肩関節の痛み、肩こり

考察

喘息で鍼灸院に来院する人は少ない。

来院したSさんも紹介がなかったら「喘息で鍼灸院」とは考えもしなかっただろう。

患者さんによってはお灸の煙で咳を誘発する人もいるが、
今回のケースでは通常通り使用できた。

喘息は気管支に慢性的な炎症が起きている状態である。
鍼灸治療では炎症の起きている咽、気管や肺の皮膚領域に刺激を加えた。

咽や肺など呼吸器の弱さは反射性に後ろ側の筋肉を固くさせる。
肩こりや左肩関節の痛みは喘息が原因であった。


毎年夏以外は吸入と薬を使っていたので
使用する期間を短くするべく治療を半年ほど継続した。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例1 原因不明の咳が止まらない

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患者

40代 女性

来院

2017年 3月

症状

5ヶ月ほど前から咳が出て苦しい。内科、呼吸器内科、アレルギー科などを受診するも原因はわからない。 
授乳中のこともあり、使用する薬は限られ、何度か変えたが咳は治まらない。
妊娠が判明したことで使用できる薬がさらに絞られた。
仕事をするにも咳が出て苦しく、体力を消耗するのではかどらない。
来院時は妊娠9週目で、つわりによる気分の悪さもある。
以前他院にて鍼灸を受けていたことを思い出し、来院した。

治療内容と経過

問診で話を聞くのもままならないほど咳をしていた。ベットに移動する際院内のお灸の香りを感じてか「咳が出るのでお灸はしたくない」と言われた。
鍼、ローラー鍼のみを使用すると約束した。
触診すると鼻、咽、気管支、肺の広い領域に反応が出ていた。
また腹部は胃、肝臓、胆嚢、子宮に反応があった。

上向きの治療では呼吸器の領域の反応を変えることに時間をかけた。
うつ伏せでは首肩や腰殿部の筋緊張をとった。
咽、肺の皮膚領域に置き鍼を貼付し、治療を終えた。
治療後「少し息がしやすい」と話していた。

2回目 
「昨日は夜中の咳が減り、すこし寝やすかった。今朝から咳は多い」と話した。
5回目
「少し咳の頻度が減った。嘔吐はしないがつわりで気持ち悪い」と訴える。 
 気管支と肺の触診に少しずつ変化がみられるようになった。治療頻度を週に2回とした。
8回目  
大病院での診察の結果「何度かのウイルス感染によるもの」と診断を受けた。 
快方に向かっていること、妊娠中であることから 「吸入も飲み薬も一旦すべての薬を中止しましょう」と言われた。
13回目  
「つわりもほぼなく、咳も減ったので仕事がまとまってできるようになった」  
他覚、自覚とも変化がよいので治療間隔を週に1回とした。
25回目
ときどき咳は出るが体調は安定している。出産が近づいたので一旦治療を終了した。

同時に治療した症状

つわり、肩こり、腰痛

考察

最終的にはウイルス感染が咳の原因だとわかった。しかし当院の治療方針は最初から変わらなかった。


咽、気管支、肺の皮膚領域に出ている反応に炎症が早く治まるよう鍼やローラー鍼を用いて、刺激した。

また咽や肺に小さな炎症があると反射的に咽の周りや胸の筋肉が固くなる。その結果、呼吸がしにくくなる。

内臓の治療と筋肉の治療を同時にしたことで患者の咳による体力の消耗を早く軽減できたと推察される。

産後3ヶ月ほどして肩こりや腰痛で再来院している。風邪をよくひいていることから呼吸器は変わらず弱そうだ。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

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