■症例1 11年間続いた不眠

患者
女性50代 神戸市中央区
来院
2016年10月
症状
11年前から眠れなくなり心療内科を受診。不眠の薬を処方される。
当時は家族の病気や東京への引っ越し、不妊治療の断念などが重なるが
仕事が充実していたので精神的なことが理由だと考えなかった。
1年後に倦怠感や微熱なども出るようになり悪化。仕事を辞めて療養するが改善せず。
この時より、うつ病を疑いだす。抗うつ剤の効果により、アルバイトができるほど
回復するときもあったが、またすぐに悪化する。2年前に睡眠導入剤を自己判断で
変更してみると、急な不安感が出る。それまでは身体症状が主だったが、精神的症状が出て投薬が増える。
現在は主に、左側に現れる首や肩のこり疲労感が気になる。睡眠は導入剤のおかげで入眠は良いが
中途覚醒や早期覚醒があり、連続して3時間ほどしか寝られない。このところ毎日頭痛があることも不安。
薬はレクサプロ、ロヒプノール、ジプレキサ、麻子仁丸
当時は家族の病気や東京への引っ越し、不妊治療の断念などが重なるが
仕事が充実していたので精神的なことが理由だと考えなかった。
1年後に倦怠感や微熱なども出るようになり悪化。仕事を辞めて療養するが改善せず。
この時より、うつ病を疑いだす。抗うつ剤の効果により、アルバイトができるほど
回復するときもあったが、またすぐに悪化する。2年前に睡眠導入剤を自己判断で
変更してみると、急な不安感が出る。それまでは身体症状が主だったが、精神的症状が出て投薬が増える。
現在は主に、左側に現れる首や肩のこり疲労感が気になる。睡眠は導入剤のおかげで入眠は良いが
中途覚醒や早期覚醒があり、連続して3時間ほどしか寝られない。このところ毎日頭痛があることも不安。
薬はレクサプロ、ロヒプノール、ジプレキサ、麻子仁丸
治療内容と経過
長い期間の症状や複数の症状により、原因が分かりにくい状態になっていて、病院以外にも様々な療法を試したが
効果がなかった。こういう時はまずは簡単な症状から変えていくという治療方針で進めた。
眠りを妨げている要因は主に自律神経に関わる臓器の不調から起きる。
今回の場合も、咽や右の耳に反応があることが確認できた。咽の弱さは本人も自覚があったが、耳の不調について
は「よく聞こえている」という感想でった。そこで三半規管の不調を疑い、書字試験を行うと、手の震えがおきて
おり、自覚していない不調があった。原因はここにあると判断し治療。
4回までの治療は主に首や肩のコリと頭痛を集中して行い痛みは改善。痛みがなくなるだけでも、目に力が戻ってきている
感じがあった。その後は不眠の治療として三半規管に関わる鼻と耳を集中してローラー鍼で刺激を与えた。
中途覚醒の原因として頻尿が考えられたので、並行して膀胱の状態と全身の免疫力を改善する鍼とお灸をした。
変化はまだ
効果がなかった。こういう時はまずは簡単な症状から変えていくという治療方針で進めた。
眠りを妨げている要因は主に自律神経に関わる臓器の不調から起きる。
今回の場合も、咽や右の耳に反応があることが確認できた。咽の弱さは本人も自覚があったが、耳の不調について
は「よく聞こえている」という感想でった。そこで三半規管の不調を疑い、書字試験を行うと、手の震えがおきて
おり、自覚していない不調があった。原因はここにあると判断し治療。
4回までの治療は主に首や肩のコリと頭痛を集中して行い痛みは改善。痛みがなくなるだけでも、目に力が戻ってきている
感じがあった。その後は不眠の治療として三半規管に関わる鼻と耳を集中してローラー鍼で刺激を与えた。
中途覚醒の原因として頻尿が考えられたので、並行して膀胱の状態と全身の免疫力を改善する鍼とお灸をした。
変化はまだ
同時に治療した症状
頻尿、頭痛
考察
無自覚な不調は、心を不安定にする。そんなことを感じたケースであった。
体の不調が不安感や不眠を起こすことを知らない方が多く、そのままうつ病だと思ってしまう。
一度うつ病だと診断されると、薬との付き合いは長くなり、薬によってうつ病になってしまうこともある
ので注意が必要。いつの時も体の状態に注目して施術をすることで安定した結果が出せる。
新しい仕事になれるまでしっかりサポートしていきたい。
[MMMO031016]
体の不調が不安感や不眠を起こすことを知らない方が多く、そのままうつ病だと思ってしまう。
一度うつ病だと診断されると、薬との付き合いは長くなり、薬によってうつ病になってしまうこともある
ので注意が必要。いつの時も体の状態に注目して施術をすることで安定した結果が出せる。
新しい仕事になれるまでしっかりサポートしていきたい。
[MMMO031016]










































ありません