神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例2 なかなか治らない逆子を治したいの治療記録をご紹介しています。

■症例2 なかなか治らない逆子を治したい

画像

患者

30代女性 神戸市灘区

来院

2016年5月

症状

妊娠週数34週目。1か月前に逆子と診断され、仕事や子供の育児などで忙しくいつか治るだろうと思っていたら、いつまでも戻らず。
産休に入ったところで焦るようになり産婦人科で進められたお灸ができるところを探して来院。
第2子なので入院を長くできず、自然分娩を強く希望している。

治療内容と経過

GWのころから風邪を引いており、それがなかなか治らない。日頃から肩こりを強く感じている。
触診をして気になったのが目の疲れと側頭部の緊張であった。あと、風邪の影響で咽の反応も強く出ていた。
本人の希望により、鍼はせずお灸とローラー鍼のみの治療とした。首や肩のつらいところについてはパイオネックス
という無痛鍼を使って治療した。
今回は出産予定日まで1か月、帝王切開の予定日まで3週間という短期間であったため、1週間後の検診で逆子の改善を目的として
2日おきに治療を行い、自宅でもセルフ灸をしてもらった。
1回目の治療後から胎動が大きくなった。
4日後の2回目では1回目の治療後に目の疲れが軽減され「肩こりが楽になった」とのこと。
2回目も同様に咽と鼻を中心に疲れをとる治療をする。
3回目、検診の前日であったが、「お腹を蹴る位置に変化がない」と不安な様子であったが、体の状態がよくなっており
睡眠の質の改善、肩こり、目の疲れなども軽減しているとのこと。
その後、検診で回っていると電話を頂き卒業となった。

同時に治療した症状

肩こり、頭痛

考察

産休に入るまでの仕事でどうしても体を酷使してしまい逆子になってしまう方は多い。
それだけ妊婦さんの身体の影響は大きいともいえる。
さらに第2子ともなれば、出産よりも産後のほうが気になる。そんな焦りも感じる患者さんであった。
身体の疲れは、内臓だけでなく肩こりや頭痛などの痛みとなって現れることもある。
今回はそこが原因となり逆子になったものと推測される。
鍼が苦手な方であったが、まったく刺さない治療もあり、それでも効果を出すことができる。

電話で「次はもうちょっと早くに来ます。」という言葉を頂いてから、
6か月後に再び来院され、見事に有言実行した。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません