■症例10 二度の流産後に妊娠した例

患者
30代女性
来院
201X年
症状
結婚して2年、妊娠を希望し1年前から不妊専門クリニックに通っている。
検査で特に異常はなく人工授精、体外受精とステップアップして治療を受けている。
1年前・半年前の二度、初期流産をした。
2か月後に5回目の胚移植を受ける。その前に体調を整えたいと治療を希望した。
生理周期は28日で問題ないが生理中には腹痛が少しあるという。
検査で特に異常はなく人工授精、体外受精とステップアップして治療を受けている。
1年前・半年前の二度、初期流産をした。
2か月後に5回目の胚移植を受ける。その前に体調を整えたいと治療を希望した。
生理周期は28日で問題ないが生理中には腹痛が少しあるという。
治療内容と経過
触診すると鼻、咽、目の反応が確認された。
特に目の反応が顕著に出ていたので聞くと仕事柄、夜勤が多くて睡眠時間が短いと話した。
腹部は卵巣と子宮が治療のポイントとなった。
寸3-1の鍼で刺鍼し、子宮と卵巣にはお灸を用いた。
目の皮膚領域にはローラー鍼を用いて刺激を加えた。
仕事が忙しく通院間隔があいてしまうときは治療後、腹部に印をつけて
自宅でせんねん灸を使ってお灸してもらった。
治療開始してすぐは元々の鼻咽の弱さから風邪を繰り返すことがあった。
しかし「いつもの風邪と比べて回復は早かった」と話していた。
月3回の治療を続け2か月経ち、予定通り胚移植を実施。
移植直前・移植から3日後は来院を指示し、子宮や卵巣のポイントを念入りに治療した。
その結果、陽性判定が出た。
判定後早くから悪阻の症状があり、胃を中心に治療をした。
安定期に入り、実家に帰省することになり治療終了。
特に目の反応が顕著に出ていたので聞くと仕事柄、夜勤が多くて睡眠時間が短いと話した。
腹部は卵巣と子宮が治療のポイントとなった。
寸3-1の鍼で刺鍼し、子宮と卵巣にはお灸を用いた。
目の皮膚領域にはローラー鍼を用いて刺激を加えた。
仕事が忙しく通院間隔があいてしまうときは治療後、腹部に印をつけて
自宅でせんねん灸を使ってお灸してもらった。
治療開始してすぐは元々の鼻咽の弱さから風邪を繰り返すことがあった。
しかし「いつもの風邪と比べて回復は早かった」と話していた。
月3回の治療を続け2か月経ち、予定通り胚移植を実施。
移植直前・移植から3日後は来院を指示し、子宮や卵巣のポイントを念入りに治療した。
その結果、陽性判定が出た。
判定後早くから悪阻の症状があり、胃を中心に治療をした。
安定期に入り、実家に帰省することになり治療終了。
同時に治療した症状
なし
考察
病院の検査では異常が見つからなかったが、触診すると、目の疲れや鼻咽の炎症など小さな不調が目立った。鼻咽の炎症から反射を介して首肩の筋緊張を引き起こしていた。
小さな炎症を改善することで、夜勤もあり多忙のなか、妊娠しやすい体作りができたと考えられる。
また定期的な治療と自宅でのお灸、さらに移植前後の鍼灸治療で子宮内の環境を良い状態に保つことで念願の妊娠継続につながったと推察される。
小さな炎症を改善することで、夜勤もあり多忙のなか、妊娠しやすい体作りができたと考えられる。
また定期的な治療と自宅でのお灸、さらに移植前後の鍼灸治療で子宮内の環境を良い状態に保つことで念願の妊娠継続につながったと推察される。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































