■症例4 トイレの近い不妊症

患者
20代女性 神戸市灘区
来院
2016年7月
症状
1年前より近隣の不妊クリニックで不妊治療を開始する。最初はタイミングを取っていたが結果が出ずに人工授精に移行する。5回実施したが結果が出ずにショックを受ける。不妊の原因が病院でもわからない状態。体外受精を進められたが原因がわからないままでは同じ結果を繰り返すと思い違う方法を探し近隣の鍼灸院として当院を選んだ。
生理周期は安定しているが、生理前に肩こり、吐き気、頭痛などのPMS症状がある。
卵管造影検査をしたが少し狭窄がみられた。
生理周期は安定しているが、生理前に肩こり、吐き気、頭痛などのPMS症状がある。
卵管造影検査をしたが少し狭窄がみられた。
治療内容と経過
顔面部については右の耳と鼻に反応があった。症状を確認すると、小さいころ耳鳴りがあって難聴気味とのこと。腹部については胃や肝臓などの調子も悪くなかったが、膀胱の反応が悪かった。
頻尿を疑い確認すると、自覚があって。乗り物に乗る前や出かけているときはトイレの場所が気になることがあるほどであった。治療中に「足が寒い」と言っていた、真夏であっても仕事中は足が冷えるとのこと。
全体から判断すると、顔面部の不調による自律神経の乱れ、膀胱の炎症による足の冷えと子宮の機能低下が考えられた。
1回目 治療後に冷たいと感じていた足が暖かくなる。
3回目 耳の状態は以前変わらないが、めまいが少し楽になった。
10回目 夜間にトイレに行く回数が減った。ただトイレを探してしまうのは癖になってしまい変わらず。
18回目 体の状態も良く、風邪なども引きにくくなる。この段階で体外受精をチャレンジするために転院。
検査や採卵の準備等で2か月休止
19回目 初めての体外受精にむけて治療再開。体の状態は良いままを維持している。
23,24回目 移植前後の治療
移植10日後の治療時に陽性判定と報告を受ける。
その後数回の治療を経て安定期に入り卒業となった。
頻尿を疑い確認すると、自覚があって。乗り物に乗る前や出かけているときはトイレの場所が気になることがあるほどであった。治療中に「足が寒い」と言っていた、真夏であっても仕事中は足が冷えるとのこと。
全体から判断すると、顔面部の不調による自律神経の乱れ、膀胱の炎症による足の冷えと子宮の機能低下が考えられた。
1回目 治療後に冷たいと感じていた足が暖かくなる。
3回目 耳の状態は以前変わらないが、めまいが少し楽になった。
10回目 夜間にトイレに行く回数が減った。ただトイレを探してしまうのは癖になってしまい変わらず。
18回目 体の状態も良く、風邪なども引きにくくなる。この段階で体外受精をチャレンジするために転院。
検査や採卵の準備等で2か月休止
19回目 初めての体外受精にむけて治療再開。体の状態は良いままを維持している。
23,24回目 移植前後の治療
移植10日後の治療時に陽性判定と報告を受ける。
その後数回の治療を経て安定期に入り卒業となった。
同時に治療した症状
頻尿 肩こり
考察
身体の働きは関係ない内臓の影響をうけることがある。それが、鼻炎であったりめまい、痛みの場合もある。
今回のケースでは検査ではほとんど異常のないケースであったが、検査では測ることのできない体の働きに問題があって不妊になっていた。実際にこの患者は病院から体外受精であっても薬を処方されることはなかった。(自然周期の採卵も関係する)
見えるところが全てではなく、見えないところに原因があると考えさせられる不妊であった。[MMAH270816]
今回のケースでは検査ではほとんど異常のないケースであったが、検査では測ることのできない体の働きに問題があって不妊になっていた。実際にこの患者は病院から体外受精であっても薬を処方されることはなかった。(自然周期の採卵も関係する)
見えるところが全てではなく、見えないところに原因があると考えさせられる不妊であった。[MMAH270816]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































