神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例2 生理不順のある不妊症の治療記録をご紹介しています。

■症例2 生理不順のある不妊症

画像

患者

女性 40代 神戸市灘区

来院

2016年1月

症状

2年前に妊娠出産したが2人目が欲しいと思い妊活を始める。大手のクリニックに通いながらタイミングで妊娠を目指したが至らず。病院で年齢の事を考慮して体外受精を勧められるも、薬を飲むことに不安があり何か別の方法がないかと考えるようになった。フリーペーパーで当院の紹介記事を見て、足の冷えのことが書かれてあったので自分に合っていると思い来院となった。

生理は遅れ気味で30日から50日程度。生理痛は生理前後にあり、腹痛と頭痛がある。前回の妊娠時もHCGの値が低いと言われていた。肩こりや腰痛などもある。

治療内容と経過

触診をすると肝臓と子宮に反応が出ていた。首肩や腰の緊張や足の冷えなどもあったが、それほど悪いものではなかった。まばたきが多いと感じたので、目の周りも触診すると反応がでていた。自覚がないようだが、目の疲れは強いと判断した。主に内臓の治療を中心にして、お灸と鍼を浅く刺激を繰り返した。

2回目の治療後にクリニックで内膜厚さを確認したところ10mm程度であった。4回目の治療では冷えを感じることが少なくなり、肝臓の状態も改善してきた。

2周期目の子宮の内診では19mmまで厚みがあって、本人も驚くほどの結果となった。確実に体質改善が行われており、タイミングをしっかり取るように指導したところ、12回目の治療で陽性。その後安定期まで内臓の疲れが残らないように治療し14回目で終了となった。[MMHK300116]

同時に治療した症状

生理不順、足の冷え

考察

薬が苦手という方は少なくない。これはその人の考え方というより、体質の問題が大きい。今回のケースでは肝臓に問題があった、肝臓は薬を代謝して血管に流す。肝臓の機能が悪いと代謝の効率が悪くなり、薬剤が残ったり、効果が弱くなったりする。そして、肝臓は全身の免疫にも関係するので、肝臓が改善する事で子宮内膜が厚く成長することができた。
タイミングだったので子宮環境が整ったとしても運次第のところもあったが、幸運にも短い期間で結果を出すことができた。冷え症にこだわり過ぎず、内臓の働きを細かく確認して行ったことで妊娠の手伝いができたと感じた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません