■症例12 めまい後、耳鳴りと音が響く

患者
40代女性 K様
来院
201x年 12月
症状
来院4ヶ月ほど前から耳鳴りとめまいがする。現在はめまいは出ていないが耳鳴りと音が響いて聞こえることが苦痛である。
仕事柄電話を使うので相手の声が響いて、会話の内容がわからないことがある。現在は耳の不調のため仕事の頻度を減らしている。
耳鳴りに加え、まためまいが起こるのではないかと思うと不安になる。年末年始帰省のため移動があるのでまずは耳鳴りを軽減させたい。
職場の人に身体の悩みを相談したところ、ネットで当院を見つけ勧められたので来院した。
仕事柄電話を使うので相手の声が響いて、会話の内容がわからないことがある。現在は耳の不調のため仕事の頻度を減らしている。
耳鳴りに加え、まためまいが起こるのではないかと思うと不安になる。年末年始帰省のため移動があるのでまずは耳鳴りを軽減させたい。
職場の人に身体の悩みを相談したところ、ネットで当院を見つけ勧められたので来院した。
治療内容と経過
顔周りを触診すると耳の内耳、中耳、鼻、咽に反応が検出された。腹部は胃、肝臓、子宮、大腸に認められた。「耳だけでなく鼻も悪いですね」と聞くと
副鼻腔炎に何度かなったことがあるという。耳、咽に切皮程度の鍼をし、鼻の皮膚領域にはローラー鍼を用いて刺激を加えた。腹部は鍼とせんねん灸を用いた。
腹臥位にて首肩、腰部の筋緊張に対して横刺、斜刺にて鍼をした。年末まで3週間は週に2度の治療頻度とした。
自宅でセルフケアとして内耳、中耳、鼻のローラーを指導した。
2回目 初回の治療後から帰宅までは耳鳴りなかった。身体が軽かった。
4回目 音の響きが強くしんどい。咽の痛みを訴える。
7回目 耳鳴り、音の響きともに気にならない時間も出てきた。
8回目 年末年始、耳鳴りはあったものの音の響きは軽減していたので快適に過ごせた。耳の反応が良いため頻度を週に1度とした。
11回目 静かなところでは耳鳴りあるが、音の響きはほとんどないので仕事の回数も増やしている。
15回目 経過良好のため耳の治療を一旦終了した。
副鼻腔炎に何度かなったことがあるという。耳、咽に切皮程度の鍼をし、鼻の皮膚領域にはローラー鍼を用いて刺激を加えた。腹部は鍼とせんねん灸を用いた。
腹臥位にて首肩、腰部の筋緊張に対して横刺、斜刺にて鍼をした。年末まで3週間は週に2度の治療頻度とした。
自宅でセルフケアとして内耳、中耳、鼻のローラーを指導した。
2回目 初回の治療後から帰宅までは耳鳴りなかった。身体が軽かった。
4回目 音の響きが強くしんどい。咽の痛みを訴える。
7回目 耳鳴り、音の響きともに気にならない時間も出てきた。
8回目 年末年始、耳鳴りはあったものの音の響きは軽減していたので快適に過ごせた。耳の反応が良いため頻度を週に1度とした。
11回目 静かなところでは耳鳴りあるが、音の響きはほとんどないので仕事の回数も増やしている。
15回目 経過良好のため耳の治療を一旦終了した。
同時に治療した症状
めまい、頭痛、肩こり、腰痛
考察
患者は乳がんの既往がありホルモン療法でのぼせ、倦怠感などの症状があった。それに耳鳴り、音の響きが加わり苦痛は計り知れない。
耳の不調は鼻や咽が原因であることを伝えると安心したようだ。
咽の炎症が耳管を通じて耳の内部の炎症を引き起こしたと考えられる。
また鼻の小さな炎症が鼓膜張筋を硬くし、音の響きを強く感じさせる。治療頻度の高さと自宅でのセルフケアが年末年始までにという限られた時間の中で功を奏した。
耳の症状が改善し、外出できるようになってからは神戸の美味しいお店をたくさん教えてもらった。
耳の不調は鼻や咽が原因であることを伝えると安心したようだ。
咽の炎症が耳管を通じて耳の内部の炎症を引き起こしたと考えられる。
また鼻の小さな炎症が鼓膜張筋を硬くし、音の響きを強く感じさせる。治療頻度の高さと自宅でのセルフケアが年末年始までにという限られた時間の中で功を奏した。
耳の症状が改善し、外出できるようになってからは神戸の美味しいお店をたくさん教えてもらった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































