神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例15 左耳の突発性難聴の治療記録をご紹介しています。

■症例15 左耳の突発性難聴

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患者

50代男性 神戸市

来院

202X年11月

症状

来院2週間前から左耳の音がにじみ始めた。音がぼやっとして聴こえづらい感じがする。耳鳴りはしない。
昨日耳鼻科を受診したところ低音域の聴力が70~80㏈まで下がっており、突発性難聴と診断された。ステロイドの点滴治療を受けている。
13年前に右耳突発性難聴の既往あり。病院で治療を行い、高音域は聴こえているが他の音域は全く聴こえない。
このままでは右耳と同じように聴こえなくなってしまうのではと思いネットで検索、当院を受診。

治療内容と経過

触診すると咽、左内耳の反応が顕著であった。話を聞くと「言われてみれば咽が乾燥したり声がかすれたりする」とのこと。
咽の炎症が耳管を通じて内耳まで広がり左耳の聴力低下を起こしていると考え、咽・内耳を中心に週に1回のペースで治療を開始。鍼やローラー鍼を用いて刺激を加えた。
筋肉を触診すると首の緊張も強いことがわかった。慢性的な首こりがあるとのこと。それにより顔面部への血流が悪くなっていると考え同時に治療した。

自宅でも咽を3~5分間、咽のツボを手でさするように指示をした。

2回目 前回より首の緊張が取れ、動かしやすくなった。
3回目 耳の聞こえが良くなった。発症前まで回復。咽をさすると潤う感じがする。
4回目 耳が聞こえやすい状態を維持できている。咽の反応はまだ少しあり再発防止のため2週間に1回のペースで治療を継続することになった。以前から気になっていた右ひざの痛みの治療も開始した。
7回目 咽の反応も回復し右ひざの痛みもなくなった。健康維持のため、2週間に1回のメンテナンスに移行した。

同時に治療した症状

首こり、右ひざの痛み、頻尿

考察

本症例では咽の反応の変化とともに聴力が改善していった。普段から咽が乾燥したり声がかすれたりすることからも、咽の炎症が耳管を通じて内耳まで広がり聴力低下や音のにじみを起こしていたと考えられる。また咽の炎症は神経の反射を介して首や肩の筋肉を硬くするため、顔面部への血流が悪くなっていたと考えられた。
また、治療開始2週間で早期改善した要因として、発症後2週間以内に治療を開始したことや、ステロイド治療と鍼治療を併用したことが大きかったのではと思う。

鍼治療やステロイド治療により咽の炎症が改善したこと、首や肩の筋肉の緊張が取れたことが聴力の改善につながった。

ステロイド治療後に当院に来院される方も多いが、通院や服薬の場合は治療中から鍼治療も併用するとこで、より早い改善が見込めるのではと感じた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。