■症例14 高い音・大きい音がひびく耳鳴り

患者
40代男性 神戸市 T様
来院
202X年5月
症状
4/30右耳の異変に気付く。耳鳴りや子供の高い声が二重に聴こえる。耳鼻科を受診し、服薬にて経過観察。
5/2再度耳鼻科を受診。聴力の低下がみられ突発性難聴と診断された。5日間入院しステロイド治療(点滴)を行った。
耳鳴りは少し良くなり気になる頻度は減ったが、右耳の聴力は変わらない。低音域が聴こえにくい状況が続いている。仕事には支障のない程度ではあるものの左右差が気になる。特にお子さんの高い声や大きな音がひびくことが辛い。音が二重に聴こえることもある。
4月に部署異動があり病院ではストレスが原因ではと言われたが、前の部署の方がストレスは大きかったように感じる。
退院後はメチコバール、アデホスコーワ顆粒を服用している。
早く治療しないと治らなくなってしまうのではと思いネットで検索し当院を受診。
5/2再度耳鼻科を受診。聴力の低下がみられ突発性難聴と診断された。5日間入院しステロイド治療(点滴)を行った。
耳鳴りは少し良くなり気になる頻度は減ったが、右耳の聴力は変わらない。低音域が聴こえにくい状況が続いている。仕事には支障のない程度ではあるものの左右差が気になる。特にお子さんの高い声や大きな音がひびくことが辛い。音が二重に聴こえることもある。
4月に部署異動があり病院ではストレスが原因ではと言われたが、前の部署の方がストレスは大きかったように感じる。
退院後はメチコバール、アデホスコーワ顆粒を服用している。
早く治療しないと治らなくなってしまうのではと思いネットで検索し当院を受診。
治療内容と経過
顔面部を触診すると鼻、咽、右内耳の反応が顕著であった。話を聞くと寒くなる時期に喘息や副鼻腔炎になりやすいとのこと。
元々弱かった鼻や咽の炎症が異動の疲れなどにより悪化、耳管を通じて内耳まで広がり右耳の聴力低下や耳鳴り、高音や大きな音の響きを起こしていると考えられた。そのため鼻、咽、内耳を中心に治療を開始。鍼やローラー鍼を用いて刺激を加えた。
筋肉を触診すると首の緊張も強いことがわかった。それにより顔面部への血流が悪くなっていると考え同時に治療した。
自宅でも鼻を5分間、耳を3分間手でさするように指示をした。
2回目 大きい音が少し響きにくくなった。前回より首の緊張が取れ動かしやすくなった。
3回目 試しにイヤホンで音楽を聴いてみたところ右耳が聴こえなくてショックだった。
7回目 音が二重に聴こえるのが軽くなった。イヤホンで聞くと低音は左右差がある。
13回目 耳鳴りがほとんど気にならなくなった。右耳は聞こえるがイヤホンで聞いた時の音量に差を感じる。
19回目 低音域の聴力が回復したため耳鼻科での治療は終了。
当院では再発防止のため2週間に1回のメンテナンスを行うことになった。
元々弱かった鼻や咽の炎症が異動の疲れなどにより悪化、耳管を通じて内耳まで広がり右耳の聴力低下や耳鳴り、高音や大きな音の響きを起こしていると考えられた。そのため鼻、咽、内耳を中心に治療を開始。鍼やローラー鍼を用いて刺激を加えた。
筋肉を触診すると首の緊張も強いことがわかった。それにより顔面部への血流が悪くなっていると考え同時に治療した。
自宅でも鼻を5分間、耳を3分間手でさするように指示をした。
2回目 大きい音が少し響きにくくなった。前回より首の緊張が取れ動かしやすくなった。
3回目 試しにイヤホンで音楽を聴いてみたところ右耳が聴こえなくてショックだった。
7回目 音が二重に聴こえるのが軽くなった。イヤホンで聞くと低音は左右差がある。
13回目 耳鳴りがほとんど気にならなくなった。右耳は聞こえるがイヤホンで聞いた時の音量に差を感じる。
19回目 低音域の聴力が回復したため耳鼻科での治療は終了。
当院では再発防止のため2週間に1回のメンテナンスを行うことになった。
同時に治療した症状
副鼻腔炎、首肩こり
考察
本症例では鼻や咽の反応の変化とともに右耳の聴力低下や耳鳴りが改善していった。もともと喘息や副鼻腔炎になりやすいことからも、鼻や咽の炎症が耳管を通じて内耳まで広がり右耳の聴力低下や耳鳴り、高音や大きな音の響きを起こしていたと考えられる。また鼻炎があると神経の反射を介して首や肩の筋肉を硬くするため、顔面部への血流が悪くなり、より症状が長引いたと考えられた。
鍼治療により鼻や咽の炎症が改善したこと、首や肩の筋肉の緊張が取れたことが右耳の聴力低下や耳鳴りの改善につながった。
来院時は「声がひびいいてしまいお子さんと遊ぶのが辛い」と言っていたが、治療が進むにつれて楽しそうにお子さんとのお話をしていたのが印象的でした。親子の大切な時間を守れてよかったです。
鍼治療により鼻や咽の炎症が改善したこと、首や肩の筋肉の緊張が取れたことが右耳の聴力低下や耳鳴りの改善につながった。
来院時は「声がひびいいてしまいお子さんと遊ぶのが辛い」と言っていたが、治療が進むにつれて楽しそうにお子さんとのお話をしていたのが印象的でした。親子の大切な時間を守れてよかったです。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































