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難聴・耳鳴り

■症例13 片耳がキーンとする耳鳴り

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患者

50代女性 M 様

来院

201X年 7月

症状

2か月ほど前から左の耳鳴りがする。キーンと高い音がしている。耳鼻科を受診したところ
「加齢のせいでしょう。慣れるしかないですね」と言われ、ショックを受けた。耳鳴りの程度は2ヵ月前と比べると少し軽減しているが
静かな場所や寝る前など耳鳴りがして不快に感じる。
最近、かかりつけの内科で耳鳴りに効く漢方を飲み始めてた。加えて他にも何かできることは
ないかと考えていたところ数十年前、不定愁訴に悩まされていたとき鍼灸院にかかったことを思い出した。
インターネットで調べて耳鳴りの症例のある当院を受診した。

治療内容と経過

仰向けでベッドに休んでもらい顔を触診すると左耳の内耳、中耳の反応が顕著にあった。
また鼻、咽、目の反応があった。
「顔が火照ったり、のぼせたりしませんか」と聞くと「更年期でホットフラッシュで火照ることがある」
という。
「耳鳴りだけでなく、ホットフラッシュも軽くなりますよ」と伝えると意外そうな顔をしていた。
腹部は胃、肝臓、膀胱の反応に切皮程度の鍼とせんねん灸を用いて刺激を加えた。
続いてうつ伏せで首と肩、腰背部の筋肉の緊張に対して鍼をした。週に一度の治療頻度とした。


2回目 変化なし。耳鳴りは続いている。
4回目 少し耳鳴りの音が小さくなっている気がする。
7回目 寝不足月続いたときは耳鳴りするが、あとは気にならない日が多い。
9回目 耳鳴りはほぼない。仕事が忙しいので耳鳴りのぶり返し予防と右母指の腱鞘炎の
   ケアの治療頻度を2週間に一度にした。
12回目 疲れや寝不足があるとたまに耳鳴りするがすぐによくなる。
    ホットフラッシュも少なくなったように思う。

同時に治療した症状

右母指腱鞘炎、更年期障害、肩こり

考察

患者の場合、内耳や中耳の変化は比較的早くみられた。
しかし仕事や趣味の資格試験など疲労が蓄積すると、患者自身に自覚はなかったもともと
弱い鼻や咽に不調が現れ、耳鳴りは強くなる傾向にあった。
鼻や咽のセルフケアの重要性を説くと耳鳴りも減っていった。
最終的には耳鳴りよりも腱鞘炎の治療が主になった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例12 めまい後、耳鳴りと音が響く

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患者

40代女性 K様

来院

201x年 12月

症状

来院4ヶ月ほど前から耳鳴りとめまいがする。現在はめまいは出ていないが耳鳴りと音が響いて聞こえることが苦痛である。

仕事柄電話を使うので相手の声が響いて、会話の内容がわからないことがある。現在は耳の不調のため仕事の頻度を減らしている。

耳鳴りに加え、まためまいが起こるのではないかと思うと不安になる。年末年始帰省のため移動があるのでまずは耳鳴りを軽減させたい。

職場の人に身体の悩みを相談したところ、ネットで当院を見つけ勧められたので来院した。

治療内容と経過

顔周りを触診すると耳の内耳、中耳、鼻、咽に反応が検出された。腹部は胃、肝臓、子宮、大腸に認められた。「耳だけでなく鼻も悪いですね」と聞くと
副鼻腔炎に何度かなったことがあるという。耳、咽に切皮程度の鍼をし、鼻の皮膚領域にはローラー鍼を用いて刺激を加えた。腹部は鍼とせんねん灸を用いた。
腹臥位にて首肩、腰部の筋緊張に対して横刺、斜刺にて鍼をした。年末まで3週間は週に2度の治療頻度とした。
自宅でセルフケアとして内耳、中耳、鼻のローラーを指導した。


2回目 初回の治療後から帰宅までは耳鳴りなかった。身体が軽かった。

4回目 音の響きが強くしんどい。咽の痛みを訴える。

7回目 耳鳴り、音の響きともに気にならない時間も出てきた。


8回目 年末年始、耳鳴りはあったものの音の響きは軽減していたので快適に過ごせた。耳の反応が良いため頻度を週に1度とした。

11回目 静かなところでは耳鳴りあるが、音の響きはほとんどないので仕事の回数も増やしている。

15回目 経過良好のため耳の治療を一旦終了した。

同時に治療した症状

めまい、頭痛、肩こり、腰痛

考察

患者は乳がんの既往がありホルモン療法でのぼせ、倦怠感などの症状があった。それに耳鳴り、音の響きが加わり苦痛は計り知れない。

耳の不調は鼻や咽が原因であることを伝えると安心したようだ。

咽の炎症が耳管を通じて耳の内部の炎症を引き起こしたと考えられる。

また鼻の小さな炎症が鼓膜張筋を硬くし、音の響きを強く感じさせる。治療頻度の高さと自宅でのセルフケアが年末年始までにという限られた時間の中で功を奏した。

耳の症状が改善し、外出できるようになってからは神戸の美味しいお店をたくさん教えてもらった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例11 耳のつまり、聴力が回復しました

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患者

30代 女性 神戸市

来院

2017年6月

症状

一週間前に突然右耳に音がこもったような感じになり、その後耳鳴りがするようになった。耳鼻科で検査を受けたところ聴力の低下が認められ、突発性難聴と診断された。通院でステロイドの点滴、プレドニン、アデホスコーワ、メチコバールを処方されて服用しているが、聴力は回復していない。
耳鳴りと耳閉感が気になり夜も眠れない状態が続いたので病院と並行して何かできないことはないかと考え、インターネットで調べたところ当院を見つけ来院した。

治療内容と経過

問診中も少し声が出にくそうだったが、触診をしても左耳、咽、鼻の状態が芳しくなかった。特に左耳の中耳と内耳の皮膚の弱さは顕著であった。「咽も弱いですね」と指摘すると
「突発性難聴になる前から咽の調子が悪かった」と言っていた。上向きでベッドに休んでもらい、顔周りに細い鍼で刺激を加えた。鼻と咽の皮膚領域にローラー鍼で刺激を加えたが変化が芳しくないため時間を要した。また腹部の触診をすると免疫に関係する肝臓と胃に小さな不調があったため鍼とお灸を用いて刺激した。うつ伏せで首肩周り、腰殿部の筋緊張をとり、初回を終了した。
4回の治療までは音のこもり、耳鳴りに大きな変化はなかった。6回を過ぎたあたりから音のこもる時間が少なくなってきた。7回目の治療時、耳鼻科で聴力検査の結果、聴力がほぼ回復がしていると言われた。9回の治療から数日後、めまいが出現した。
耳鼻科を受診すると左耳の聴力が下がっており、突発性難聴から感音性難聴に診断が変わった。当院での治療方針は変えず耳の中の循環改善に努めた。14回の治療で触診の状態もよく、音のこもりと耳鳴りもほぼなくなったので治療を一旦終了した。

同時に治療した症状

肩こり、腰痛

考察

突発性難聴になり、耳鳴りや音のこもりから夜も眠れず「よくなるために何かしたい」という強い気持ちが初診の問診から伝わってきた。この患者の場合耳と咽の治療に集中したこと、発症後早い段階で治療を開始できたことが良好な経過につながったと考えられる。めまいは一度のみで聴力低下がみられたものの数日で回復が見られた。
現在はメンテナンスで通院しているが、もともと咽が弱いのだろう。上咽頭炎にもなったことがあり毎回咽の治療は必須だ。現在は咽の不調や腰痛で月に2度ほど通院している。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例10 20年以上続く耳鳴り

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患者

30代女性 神戸市東灘区

来院

2017年3月

症状

高校生のころから耳鳴りがあり20年以上続いている。近年では難聴にもなっており、高温域での音が聞こえにくく、大人数で話す会議などでは聞き分けがしにくいなどの症状がある。子供の大きな声がすると響くこともあり苦痛に感じるときもあった。特に疲れると耳鳴りがひどくなる傾向にある。現在は耳鼻科等での治療は行っていないが、育休明けで仕事復帰するので耳鳴り・難聴の治療と疲れやすい体を改善したいと思い、当院の症例を読んだときに効果がありそうだと感じ来院に至った。その他の症状として疲れやすい、眼精疲労、めまいがある。

治療内容と経過

触診をすると、20年以上経過しているが耳の反応はしっかり確認できた。他にも鼻や咽も弱く、胃や肝臓も疲れが出ていた。鼻や咽の不調は耳鳴りに影響する。胃や肝臓は食べた物の吸収に関わる。その状態が悪いと栄養が充分に吸収できず、免疫力の低下が起きていること考えられる。患者は瘦せ型で血色の良くない色白であった。
鼻については慢性鼻炎を患っており、年中鼻水が出ている。加えて鼻水が多い日は眼精疲労を強く感じるという。

治療では免疫の基になる肝臓の治療を優先して進めた。本来であれば耳であるが、慢性鼻炎や疲労感は免疫力によって左右されるので、影響範囲の広さを考慮した。

治療を開始して12回目のころには治療中の会話を聞き返す回数も少なくなった。
肝臓の状態も回復してきており疲労感も軽減してきた。16回目のころには「耳の症状が軽減したせいかむしろ肩こりが気になる」と言っていた。
8月に入ってから職場に復帰する。2人の子供を保育園に送り迎えしながら、急いで会社と家を往復する毎日もあって状態がやや後退する。その時は耳鳴りよりも耳のつまり感と便秘の症状が出た。
10月になるころには生活のペースも慣れてきて少しずつ寛解した。
その後は月2回ペースでメンテナンス治療をしている。
耳鳴り難聴は残ったが治療前よりも楽な状態を維持できている。

同時に治療した症状

易疲労、めまい、眼精疲労

考察

耳の反応がまだまだ残っているということは20年以上経過しているがまだまだ回復の余地がある。先天性の難聴の場合、反応点が出ないこともある。だが経過年数に関係なく触診することができた。今回の場合は耳や鼻だけでなく肝臓が決め手になったと考えている。
患者の疲労感は筋肉的な疲労よりも、重さやだるさ、やる気がでないといった症状であった。こういった場合は全身性の炎症や自律神経の興奮が長時間、頻発することで脳の情報処理が追い付かず、停滞することで現れる。初診からポイントを絞って治療することで効果を早くに感じてもらうことができた。

これからも忙しい日々が続くのでしっかりとサポートしたい。

■症例9 頭の中心に響く耳鳴り

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患者

60代女性 西宮市

来院

2017年5月

症状

2年前の2015年11月より耳鳴りがする。音は耳というより頭の中でキーンという感じで鳴っており、特に寝る前になると気になる。症状に波があり、悪い日は一日中鳴っている。良い日は気にならない。
耳鳴りになってからは、耳鳴りに強いと言われる耳鼻科だけでなく脳神経外科も受診した。しかし大きな異常は見つからなかった。その後は整体を試し、耳鳴りを専門としている鍼灸院にも半年通った。ところがどれも効果が出なかった。以前から当院のことが気になっており、最後の望みとして来院に至った。
その他の身体の症状としては高脂血症の薬を飲んでいる。夜間頻尿(就寝中に2回)や肩こりがある。

治療内容と経過

触診をすると、特に左側の耳から反応が出ていた。「耳鳴りは左側が強くないですか?」と聞いたが、左右を聞き分けることができず常に中心に感じるとのこと。他にも鼻周りの反応が顕著で、鼻炎があった。咽は左側に強く反応が出ていた。
また頭部全体にむくみがあった。頭痛の有無を聞いてみると「問診時に言っていなかったが疲れると頭痛がある」と答えた。

治療では左耳の治療と頭部のむくみ感、耳鳴りの原因となる鼻炎と左側の咽を中心に行った。

1週間後の2回目の治療では1回目の治療から変化を感じ数回気にならない日があった。
4週間後の4回目では週に3、4日あった耳鳴りの日が1日に減少した。
2か月目では週に1回(仕事で忙しかった日)が普通になる。
3か月目では治療間隔を空けて月に2回程度にしたが状態は維持できており、本人の不安もなく家族旅行に行く。
4か月目では月に1~2回程度になる。耳鳴りを起こす前の元気さが戻ってきて娘さんと旅行に行く回数も増える。
6か月目では完治に近い状態になり治療を終え卒業となった。

同時に治療した症状

肩こり、夜間頻尿

考察

今回の耳鳴りは左耳が原因であったと推察される。しかし頭の中心で聞こえていたのは、頭痛を起こすほどの頭部全体の緊張感のせいであった。例えば鐘の中にはいって音を出したときに反響して、いたるところから聞こえるように。頭部の筋肉や皮膚の緊張が耳鳴りの音を反響させて中心から鳴っている錯覚を起こすことがある。
上記のメカニズムを考慮して、原因となる耳と頭部の緊張をとった。
それが他院で6か月かかっても変化が出なかった耳鳴りを3回目時点で顕著な効果が出せた理由である。
患者の訴える情報は治療をするうえで欠かせないが、状態を正確に判断する技術も必要であると感じた症例であった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例8 時間の経過とともに聴力が下がる突発性難聴

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患者

50代女性 神戸市

来院

2015年12月

症状

一週間前に突然右耳がこもったような感じになり、その2日後耳鳴りがするようになった。耳鼻科を受診したところ聴力の低下が認められ、突発性難聴と診断された。通院にてステロイドの点滴を受けるも聴力が時間の経過とともに高音、低音域ともに下がっている。
2週間後に楽器を演奏するため早く良くなりたいと思い、インターネットで当院を見つけ来院した。一番困っていることは耳がつまり、音がこもったように聞こえること。10年ほど前に左耳の突発性難聴の既往あり。聴力は回復している。

治療内容と経過

 顔周りの触診では耳の内耳と中耳の反応が特に弱かった。また耳と耳管でつながっている咽と鼻も治療ポイントになった。患者曰く「一度風邪をひくと咳が止まらない」そうだ。
腹部は肝臓、胃、小腸、膀胱の反応が顕著で鍼と灸を用いて刺激を加えた。週に2回の治療を開始した。
2回目 耳のこもりは変わらない。胃の不快感が減り、便通があった。
3回目 耳鼻科を受診後来院。聴力が少し回復していたが音が二重に聞こえたり、耳鳴りはある。点滴を受けてきた。トイレが近い
4回目 音が二重に聞こえることはないが、耳鳴りはある。胃の不快感を訴える。
6回目 聴力はほぼ回復していた。耳鳴りは静かな場所で気になる。

その後楽器の演奏は無事に終わることができた。過労時や風邪をひいたときに多少耳鳴りがするもののすぐに治まる。現在はメンテナンスとして通院している。

同時に治療した症状

膀胱炎、胃の疲れ

考察

年の瀬の慌ただしい時期、突然の耳の不調に動揺している様子が初診時にも伝わってきた。耳鼻科に通院しているにもかかわらず聴力が低下したことにショックを受けていたようだ。投薬と鍼灸治療を並行して行うことで耳の内耳の血流、リンパ液の循環を改善し、身体の免疫力を高めることにつながった。その結果発症後3週間で聴力が回復したと考えられる。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例7 2か月で回復した突発性難聴

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患者

50代男性 神戸市灘区

来院

2017年4月

症状

3月中旬ごろよりふらつきと共に左耳に不調を感じる。5日後に近隣の耳鼻科にて突発性難聴と診断。病院にてすぐにステロイドの点滴を1週間投与した。低音域はほぼ回復したが、高音域が回復しなかった。耳鳴りを併発している。ステロイド治療後はメチコバール、アデホスコーワを処方され経過観察となった。日常生活で気になるのは朝起きた時の耳鳴りと仕事に集中できないこと。20年前にも耳鳴り・難聴を経験しているが1か月経過して回復の見通しが立たないことを不安に感じ、ネットで調べたところ鍼灸が良いと知り当院を受診。
既往として花粉症、高血圧があり服用中。3年前に気分障害になったこともある。

治療内容と経過

顔面部から触診をすると、耳、目、鼻、咽などに反応が出ていた。突発性難聴ではよくある不調のサインである。ただ、花粉症との関連も疑い免疫を調整する肝臓、小腸にもアプローチした。首肩回りも確認すると慢性的な疲れはあるようだが、難聴に影響するような緊張はみられなかった。セルフケアとして鼻うがいを毎日するように指示した。

治療後の感想と症状に変化
2回目 耳の症状に変化はなし。
4回目 耳鳴りは多少あるが小さくなった感じがしており日中は気にならない。
8回目 耳鳴りを感じない時も増えてきた。

病院での聴力検査について
治療前(3月28日)では低音域が20db、高音域が40db低下している。
4月17日の治療2回目では高音域がやや改善
5月6日の5回目では高音域が30dbまで改善している。
6月5日の8回目では低音から高音まで10db前後まで回復
7月21日の11回目では障害のない右耳と同じレベルまで回復した。
その後、小さな耳鳴りが残るのでメンテナンスをしながら改善を目指して治療を継続している。

同時に治療した症状

花粉症 耳鳴り

考察

お仕事柄か自分の症状をとても冷静に分析できる患者さんであった。主観だけでなくオージオグラム(聴力検査)の結果と併せて鍼灸の効果を納得していた。
病院では経過観察と言われた状態ではあったが、初回の触診の結果からまだまだ回復が見込まれる状態であった。当院の患者さんでも同じような状態の方は少なくない。ポイントとなるのは鼻、咽の状態である。今回のケースのようにステロイド治療後も鼻の炎症が続くようであればまだまだ見込みがあると考えている。

2回目の治療時に鍼灸治療を受けようと思った理由を尋ねると「QOL(生活の質)を下げる病気は早く対応してすぐに治すべき」と熱く語ってくれた、私の想いを代弁してくれた言葉であった。〔MMSN140417]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例6 再発した耳鳴り

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患者

50代女性 大阪府

来院

2016年11月

症状

2か月前に突然、耳鳴りとめまいが出現した。

耳鼻科を受診すると医師から左耳の低音性難聴だと診断される。
ステロイド剤の投与とイソバイドを処方され、音の響きや耳の閉塞感は改善した。
しかし、耳鳴り・めまいは続いており、以前に別の鍼灸院で突発性難聴の治療を受けて良くなったことを思い出し来院した。

患者は9年前にも突然めまいが出て、突発性難聴になりメニエール病だと診断されたことがある。その後、症状は出現していなかった。

その他の症状として頚のこりや暖かいところにいくと、顔がのぼせる症状があった。

バセドウ病の既往歴あり。

治療内容と経過

触診をすると耳、鼻、咽に反応があった。
耳については耳の内部に炎症がおきていると考えられる。鼻は鼻炎の症状が出ていて本人も自覚していた。咽については鼻炎で咽まで炎症が広がったと考えられる。

鼻や咽は耳管によって内耳・中耳と繋がっている。鼻や咽に炎症があると内耳に炎症が広がる。内耳の炎症が三半規管の働きを低下させて、めまいが出現した。平衡失調が自律神経の乱れをおこし、顔がのぼせていたと考えられる。

耳には内部の血流を改善させ、炎症をなくす治療をおこなった。鼻のとおりを良くするために眉間の治療をした。咽の粘膜の状態を良くするために首や肩の筋肉の緊張を緩めた。

初回の治療では以前、鍼灸をして内出血ができたというので、刺さないローラー鍼中心での治療をした。

治療後は「耳のまわりの刺激が心地よかった」と喜んでいた。2回目の治療からは安心してもらうことができ、刺す鍼も多く使った。「首のこりも楽になった」と嬉しそうだった。3回目の来院時には耳鳴りの音が小さくなったと話していた。5回目の治療で耳鳴りの音も消失し、めまいもなかったので6回で治療を終了した。

同時に治療した症状

首のこり

考察

9年前、突発性難聴になったあと耳の症状は治まっていたが、鼻炎は常にあり、耳の不調が出やすい状態であった。その状態で家族の介護によって睡眠不足になったことも耳鳴り・めまいが再発した原因の1つだと考えらえる。

1か月間後には介護が始まると話していたので、短期間で集中して治療をした。週に2回の治療をおこない、治療期間中は睡眠時間を確保してもらったこと。また、早期に治療を始めたことで、介護の再開に間に合うことができた。

患者は耳の症状が消失したので「すっきりした気持ちでまた介護頑張れます!」と話していた。症状がぶり返さないよう、日頃のセルフケアをすることも約束した。[MSYW121116]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例5 中耳炎から耳管開放症になった女性

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患者

30代女性 神戸市 東灘区

来院

2017年2月

症状

2017年1月にインフルエンザに罹った。その後中耳炎を発症。中耳炎は治ったが2週間前から耳の圧迫感と耳鳴りがする。人と会話をするときに自分の話す声が響いて聞こえるのがとても気になる。
横になっていると耳鳴りや圧迫感が緩和する。耳鼻科で耳管開放症と診断され、医師からは「この症状とつきあうしかない」と言われショックを受けた。病院以外で治療方法はないかと探したところ当院を見つけた。

治療内容と経過

顔周りを触診すると耳の中耳と内耳に弱さがあった。同時に鼻や咽の弱さが感じられた。
治療中も咳をしており、まだ完全に体調が回復してないようだ。聞くと「もともと咽が弱く咳が出やすい」そうだ。
腹部の触診では免疫との関係が深い肝臓と胃に弱さがあったので同時に治療した。胃のむかつきが食後にありときどき胃薬を服用するという。
耳、鼻、咽を中心に炎症を抑える治療を行った。
3回目の治療までは耳の圧迫感や耳鳴りの自覚に変化はなかった。しかし咳の回数が減ったことや耳周りの触診に良い変化がみられていた。
4回目の治療時には耳鳴りは少なくなった。耳の圧迫感と自分の声が響いて聞こえる症状は続いていて、不快だと訴える。
7回目には耳鳴りがほぼなくなり、耳の圧迫感が減ってきた。
10回目には耳鳴り、圧迫感、自声の響きもなくなったので11回の治療をもって終了した。

同時に治療した症状

肩こり

考察

この患者の場合、耳の触診で中耳と内耳のツボに弱い反応が出ていた。おそらく中耳炎によって耳の内部に炎症が起きたことが考えられる。耳管は通常閉じているが耳の内部の炎症、中耳炎にかかったことにより耳内部の圧が高まり、調節するために開いたままの状態、耳管開放症になっていた。耳の中耳と内耳のツボを中心に耳管の開口部である咽の炎症を抑える治療に重点をおいたことで早期の回復がみられた。患者の「この症状と付き合いたくない」という強い気持ちとマスクやうがいなどこちらの指示に協力的だったことも症状の改善に向けて支えられた。[MMYM090716]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例4 聴覚過敏で眠れない

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患者

50代女性 神戸市

来院

2016年12月

症状

1ヶ月前から肩こりがひどくなり、右耳が聞こえすぎるようになった。耳鼻科に通院したが特に耳や聴力に問題はなく、様子をみるように言われた。徐々に改善しているが、特に就寝時、冷蔵庫や隣の家のエアコンの室外機などのブーンという低音が気になるので安眠できず困っている。入眠剤を服用し、イヤホンでオルゴールの音を聞きながらなんとか寝ている。冷蔵庫の音が気になるので買い換えた。自宅近くの鍼灸整骨院で2回鍼治療を受けたが説明や治療に納得がいかず耳の症状について詳しく書いてあった当院に来院。

治療内容と経過

触診をすると耳と咽、鼻にポイントがあることがわかった。特に内耳と中耳が弱っていた。
聴覚過敏の原因をひとつずつ説明すると「やっとわかりました」とホッとした表情を見せた。初回では耳、鼻、咽を中心に鍼とローラー鍼を用いて循環がよくなるように刺激した。同時に肩の緊張を取る鍼をした。耳と咽は耳管でつながっているので自宅では咽の乾燥を防ぐためにマスクをつけて寝ることやこまめに水分補給をするよう指導した。治療3回目までは音の聞こえに大きな変化はなかった。4回目の来院時炊飯器の音が気にならなくなり、就寝時のイヤホンも必要なく眠れるようになった。6回目頃から聴覚過敏の自覚は隣人の室外機の音のみとなった。ぶり返しを防ぐことと花粉症のため間隔を空けながら治療した。14回でほぼ症状が気にならなくなったため終了した。

同時に治療した症状

肩こり

考察

患者の訴える聴覚過敏の症状は治療開始時、低音の耳鳴りではないかと考えた。しかし話を聞くと室内に限り出る症状であること、室外機や炊飯器など稼動しているときの音が気になるとのことから聴覚過敏と考えた。この患者の場合、花粉症の時期以外に慢性鼻炎があり、鼻炎の悪化によって鼓膜の筋肉の緊張度が変化していたことが考えられる。また普段から咽が弱いことを自覚しており、耳管でつながっている中耳の炎症が鼓膜や内耳を圧迫し、聴覚過敏を引き起こす原因になったのであろう。[MIKK141216]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません

■症例3 突発性難聴で病院に行くも変化なし

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患者

男性40代 神戸市中央区

来院

2016年2月

症状

2015年11月、左耳に突発性難聴を発症。その後3日間、大学病院にてステロイド点滴。
さらに1週間、別の病院でもステロイド点滴と高気圧酸素の処置をするも、難聴は改善せず詰まった感じが残る。
最初は大阪の鍼灸院で難聴の治療を受けていたが、仕事後に行くには遠くて通えないという判断から
当院に来院。
現在はメチコバールを飲んでいるが、症状に変化なし。

治療内容と経過

触診をすると、鼻や耳管に顕著な反応がでていた。状態を聞いてみると、自覚はないが花粉症はあるとのこと。
花粉症ほどのひどさはないが、慢性鼻炎になっているだろうと考えた。
慢性鼻炎は耳管から内耳に影響を及ぼす。その結果、突発性難聴を起こす。
さらに、鼻の不調は口呼吸を増やし、咽が悪くなりやすい。そして、咽の炎症は首の筋肉を固くする。
首の筋肉は耳の後方につく胸鎖乳突筋を含み、その固さが耳をさらに悪化させる可能性もあることから
鼻と咽の筋肉を並行して治療した。
さらに、自宅では鼻うがいのセルフケアを徹底してもらった。
来院時は高音が80dbで低音が40dbで飲み会などで聞き取りができない状態であったが、10回ほどの施術で詰まった感じが減り、
低音がやや改善した。その後は病院での治療も経過観察となり聴力検査はできていない。ただ、セルフケアの効果も出てきて
鼻炎はあきらかに改善してきた。内耳の環境は良くなってきているので今後が楽しみである。
現在も継続して治療中。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません

■症例2 会話が難しくなるほどの耳鳴り

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患者

30代男性 垂水区

来院

2016年8月

症状

1年判前から左耳に耳鳴りを感じていた。
仕事の中で聴力の低下を感じるようになり、検査をすると
高音が40dBで中低音30dBまで低下していた。
左耳での会話がしずらく困っている。
愁訴として、アトピーがあり、B型肝炎のキャリアである。

治療内容と経過

見た目からしても、鼻が赤くなっており、慢性鼻炎であった。
さらにアトピーもあるので、免疫のコントロールがうまく出来ていないと感じた。
触診をすると耳と鼻の反応がでており、特に鼻を強く感じた。
アトピーもあるので、肝臓の状態も悪かった。

2回目の治療で少し左耳が聞こえやすくなった。
3回目では耳鳴りが減ったと思うこともあった。

ただ、鼻炎の状態はすぐに良くならず、自宅での鼻うがいを指示した。
7回目の時に日頃通っている道で飲食店の匂いを感じるようになる。

現在も治療を継続している。

考察

難聴は耳の症状なかでも悪い状態である。
長期間の耳鳴りが続くと、少しずつ聴力が低下する。
そのような状態が半年も続くと通常はなかなか回復も難しいが
今回は聴力検査の結果は変化が少なかったが感覚は少し改善した。
B型肝炎のキャリアでもあり、アトピーもあるので、全身性の炎症も
今回の難聴を起こすきっかけになっていると予想している。
並行して治療を進めて、聴力の回復を期待したい。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません

■症例1 体の不調と、ひどい耳鳴り

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患者

40代男性 垂水区

来院

2016年7月

症状

不妊治療で通院していた奥様の紹介で来院。
病歴として、十二指腸潰瘍を経験しており、他にも高コレステロール血症、高血圧がある。
中でも気になるのが、目の疲れ。
ピントが合いにくいなどの症状がある。
さらに右耳に耳鳴りの自覚もあって、研究の仕事に影響があるとのこと。
過去に陸上競技をしており、左ひざの痛みもある。

治療内容と経過

今の悩みである、目と耳の不調の改善を第一に進めていきながら、並行して体の不調を一つ一つ
改善していく。
本人の自覚がなかったが、触診をすると鼻の反応があることを確認。鼻炎が起きていると考えた。
鼻炎は耳の不快感だけでなく、眼精疲労やドライアイを起こす要因ともなる。
ほかにも肝臓の弱さを感じた、高コレステロール血症などからも想像できるが、体全体の免疫力
にも肝臓が深くかかわっていることがから、そこも施術に含めた。
7回目の治療で耳鳴りと目の疲れはほぼ改善。仕事中でも気にならないことが増えた。
その後は2週間に1回の治療をしながら、膝の痛みや内臓の疲れをとっていった。

考察

通常、耳鳴りの改善には数か月程度要するが今回は短期間で変化が見られた。
それは、鼻炎による影響が大きかったためで、それ以外の影響が少なかったと
考えられた。
眼精疲労も鼻炎が原因となるので、同様に回復していった。
肝臓の変化は体の回復を早めるので、全体と患部を並行して治療することの大切さを改めて感じた。
今ではメンテナンスで通院しているが、「人生でもっとも調子が良い」と言っており、11月には
マラソンにも挑戦する。左ひざも万全でサブ5を目指しています。

今ではメンテナンスで通院しているが、「人生でもっとも調子が良い」と言っており、11月には
マラソンにも挑戦する。左ひざも万全でサブ5を目指しています。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません

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