神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例2 新社会人のめまいの治療記録をご紹介しています。

■症例2 新社会人のめまい

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患者

男性20代 西宮市

来院

2017年3月

症状

2月末よりめまいが起こるようになる。その数日後からは耳鳴りも併発。
近位の耳鼻科で治療を受けるも変化はなく。脳外科にてMRIを撮っても異常がみられなかった。

とくにスマホを見たり、作業をするときにうつむきになるとめまいが激しくなる。
なんとか、卒業することができたものの、4月から新社会人になるうえで不安があり来院する。

以前よりめまいが起こるようなことはあったがここまで続くことや耳鳴りが起きたのは初めて。
あと、数年前より腕を肩の高さまであげると背中がだるくなる症状があった。

近隣の鍼灸院で長く治療を受けていたが改善しなかった。

服用中の薬はメチコバール、セファドール

治療内容と経過

触診をすると、めまいや耳鳴りの原因となる内耳の反応点が出ていた。両耳ともあって状態も悪かった。耳に悪影響をおよぼす鼻についてはそれほど悪くはなかったが、咽や気管などの呼吸器には反応点が出ていた。

確認すると以前より風邪を引きやすく、喫煙もあった。

呼吸器の緊張は首から肩甲骨にかけての筋肉を硬くする。うつむきになった時にめまいが強くなるとのことだったので、呼吸の影響で固くなった筋肉が頭を傾けることでさらに緊張が高まり痛みをおこすことで、めまいの感度が上昇したと考えた。

長年悩んできた背中のコリ間も同じ原因が考えられるので、患部よりも中心よりの肩甲骨周囲の筋肉にアプローチした。

治療開始3回目でめまいを実感することはなくなる。その間に入社式や研修が始まり緊張感やストレスに感じることがあったが再発することはなかった。4回目では長年改善することのなかった背中の痛みを感じる回数が減少。

6回目では、事前の研修合宿で風邪を引いてしまいすこしめまいが出たものの、治療後には回復した。

2日後より配属で遠方に異動となり、治療は終了した。

同時に治療した症状

背中の痛み

考察

めまいが耳と首の筋肉の緊張によって誘発されたケースであった。
早い段階でターゲットを決めて施術をした結果、異動で引っ越しするまでに回復することができた。
背中の痛みについても幹部だけにとらわれすぎず、影響する範囲と呼吸器を並行して治療することで効果を出せたと考えている。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません