神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例3 PC作業中に胃が重くなるの治療記録をご紹介しています。

■症例3 PC作業中に胃が重くなる

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患者

20代男性 神戸市灘区

来院

2016年5月

症状

5年くらい前から、食後やPC作業中に胃が重たく感じることがあった。症状が出るのも毎回ではなく日々変わる。そのため、病院には行っていない。ただ、慢性的な重さは常に感じている。その他の症状として、首や肩腰の痛みがある。家族が逆子治療で当院に通院していて「一度行ってみたら?」と言われたことがきっかけである。

胃腸炎の既往歴がある。

治療内容と経過

腹部を触診すると、胃と膀胱に反応がみられた。その他の自律神経に影響する箇所については元気であった。膀胱の不調については、トイレの頻度を聞いてみると、最近は多いと感じていた程度であった。
背部を確認すると、背部全体に緊張があった。背中の筋肉である脊柱起立筋が緊張すると、腰や背中、肩まで痛みや違和感を起こしていると考えた。

1回目の治療後に「背中が軽い」という感想であった。
2回目の治療前に状態を確認すると「仕事中に胃が重くなることがなくなった」とのこと。
まだ、胃の反応はが残るので治療をした。
3回目では「食後もまったく気にならない、以前と違って昼食を気にする必要がなくなった」
内臓の状態、背筋の状態もしっかり改善したので終了となった。

同時に治療した症状

肩こり

考察

今回の胃の不調は自律神経による影響は無かった。だからこそ、胃に反応に集中することで早期の回復が実現できた。背部の緊張も胃の不調が原因で起きるので、同様に改善が早くできた。

逆の関係性も考えられる、それは背部の緊張が胃の不快感を起こすこともある。
痛みによる神経の興奮は同じ領域にある内臓の不快感として脳が錯覚を起こしてしまう。
実際に胃の不調が無いわけではないが、感じる程度には個人差が生まれる。その感度はについては他の要因の影響もある。

今回はこの2つのが同時に改善することができたので、早期に結果を出すことができたと考えている。
以前に来ていた家族(奥様)の出産までの「最後の独身」の楽しみを手伝うことができ、同じ男性としても嬉しかった。[MMKN050516]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません