神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例2 自律神経失調からくる胃の不調や心臓の動悸の治療記録をご紹介しています。

■症例2 自律神経失調からくる胃の不調や心臓の動悸

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患者

女性20代 神戸市東灘区

来院

2016年9月

症状

胃の不調で来院。寝起きや夜になると胃下垂、逆流性食道炎、胃もたれがある。さらにデスクワークをしていると
めまいのような症状が起きる。時々、パニック発作があり、動機や息苦しさ、不安を感じる。
高校2年生の時にメニエール病になり、大学生の時にバセドウ病の既往歴がある。
現在は漢方薬を毎日飲んでいる。

治療内容と経過

日頃からめまいが起きるということで、自律神経失調から胃の不調や心臓の動悸を起こしていると考えた。
耳に関するツボを触診すると、ひどい状態ではないが反応が出ていた。顔周囲では耳よりも目の反応が強くでていた。
頭痛が側頭部にあったので、眼精疲労が影響していたと考える。
腹部については胃だけでなく、大腸全体にも反応が強く、症状の強さが伺えた。
治療では目の循環改善と胃腸の動きをよくし、反射で固くなっていた背中の筋肉を柔らかくした。
3日後、2回目で頭痛は軽減した。いまのところ痛みはない。3回目には腹部の弱さはあったが、自覚症状では
胃が軽くて食欲が少し戻った。5回目以降、徐々に食後の不快感が減ってきた。
最近は食べることできなかった、しゃぶしゃぶも食べられるようになったとのこと。
6回目の治療で食生活の不安がなくなったことで、集中治療を終えて、間隔を広げて経過を見ながら治療することとした。

考察

昔からの不調に自信を失っている様子が見られたが、自身の夢を達成したいという強い思いが目の奥にあって
なんとか胃の不調を変えていきたいと強く思った。
身体の変化については、前半は波があって、なかなか生活上で効果を感じることができなかったが
徐々に食べ物や遊びの中で、今までにない体の反応を感じることで「効いている」と思えたそうだ。

身体について悩む時間が長くなると、その原因を深く考えすぎてしまい見失ってしまう場合がある。
今回は胃の不調はピンポイントに胃から起きていた。その不快感が全身の様々な不調を呼び起こしたと考えられる。
しかし、症状の枝葉ばかりを気にすることで、自らにストレスをかけていたと想像できる。

もう夢に向かって、足枷はない。思い切って歩んでいってほしい。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません