■症例2 お尻から足の裏が痺れて痛い

患者
40代男性 神戸市東灘区
来院
2016年5月
症状
2週間の起床時より突然左のお尻から足の後ろ側が痺れて痛み、起き上がれなくなる。休日だったのでその日は一日安静にして過ごした。翌日痺れが足の裏の指まで広がったため整形外科を受診したがレントゲンで骨に異常はなく、坐骨神経痛と診断された。痛み止めの注射をお尻に打ってもらったがあまり効果を感じられなかった。横になっていると痺れはない。歩く、座るなどの動作が痺れて痛むので歩きにくい。仕事はデスクワークでたまに車の運転をする。病院以外の治療法をインターネットで探したところ自宅から近い当院を見つけ来院した。
治療内容と経過
仰向けで腹部の触診からすると膀胱、大腸、肝臓に反応が出ていた。鍼とお灸を用いて刺激を加えた。うつ伏せで大殿筋、中殿筋、半腱様筋、大腿二頭筋、腓腹筋、加えて足底にも鍼をした。初診治療後、初めての鍼で緊張していたのか軽いショックで冷や汗が出て10分ほど休んだ後帰宅してもらった。
2回目 お尻の痛みが少しましになった。足の裏の痺れは小指側が強い。ショックもなく治療を終える。
4回目 お尻から太ももの痛みや痺れは一番辛かったときの半分くらいになった。今はふくらはぎから足の裏が痺れている。
6回目 足の裏の小指の裏のみ痺れがある。お尻や太ももは痛みも痺れもなく、仕事で2時間ほど車を運転したが問題なかった。
9回目 足の裏の小指に少し違和感がある。
その後はお尻や太ももの痛みと痺れはなく、アレルギー性鼻炎や肩関節の痛みなどの治療で2、3週間に一度来院している。
2回目 お尻の痛みが少しましになった。足の裏の痺れは小指側が強い。ショックもなく治療を終える。
4回目 お尻から太ももの痛みや痺れは一番辛かったときの半分くらいになった。今はふくらはぎから足の裏が痺れている。
6回目 足の裏の小指の裏のみ痺れがある。お尻や太ももは痛みも痺れもなく、仕事で2時間ほど車を運転したが問題なかった。
9回目 足の裏の小指に少し違和感がある。
その後はお尻や太ももの痛みと痺れはなく、アレルギー性鼻炎や肩関節の痛みなどの治療で2、3週間に一度来院している。
考察
初診では待合室からカウンセリングルームへ移動するのにも足を引きずっている状態だったが、2回目の来院時は歩く速さが違い、痛みが軽減していることがわかった。
この患者の場合ポイントは大腸にあった。「もともと便秘ぎみであったが2年前に神戸に転勤して便秘が続いたり、下痢になったりとお腹の調子が不安定であった」という。
治療回数を重ねるにつれ大腸の反応が出ていた範囲も狭くなった。便通も以前と比べて安定しているそうだ。
大腸の不調が反対側のお尻や足の筋肉を固くさせ、皮膚と筋肉に歪みが生じたことから痺れや痛みが引き起こされたと考えられる。[MIKU140517]
この患者の場合ポイントは大腸にあった。「もともと便秘ぎみであったが2年前に神戸に転勤して便秘が続いたり、下痢になったりとお腹の調子が不安定であった」という。
治療回数を重ねるにつれ大腸の反応が出ていた範囲も狭くなった。便通も以前と比べて安定しているそうだ。
大腸の不調が反対側のお尻や足の筋肉を固くさせ、皮膚と筋肉に歪みが生じたことから痺れや痛みが引き起こされたと考えられる。[MIKU140517]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。









































