神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例1 左足全体に広がる痛みとしびれの治療記録をご紹介しています。

■症例1 左足全体に広がる痛みとしびれ

画像

患者

男性 80代 神戸市東灘区

来院

2016年5月

症状

1か月半前に夜中にトイレに行く最中に手すりから手を外してしまい身体が反回転して転倒した。その時に背中を強く強度した。転倒して翌日には病院で検査をして、画像所見では骨に異常がないと診断されたが背中の痛みと左足の痺れがあった。痛みの程度は悪くなっていないものの、しびれ感や痛みが左足全体にまだらに広がっている。なかなか良くならない状況から他の治療を考えるようになり、インターネットで検索して、坐骨神経痛の治療実績がある当院にたどり着いた。

常時ボルタレン座薬を使用している。

治療内容と経過

腹部を触診すると、胃と膀胱に反応があった。背面については、両方の臀部の筋肉と左足首、膝の外側に緊張があった。

まずは筋肉の緊張を緩めるために、太ももの外側の面に鍼をした。さらに、筋肉の状態を安定させるために胃と膀胱についてもお灸と鍼で刺激を与えた。

その後、5日間隔で治療をし、2回目時点で痛みは半分程度に軽減した。5回目では痛みやしびれも完全に消失した。内臓の改善もできてきたので、8回目の施術をもって終了した。

同時に治療した症状

胃のもたれ、夜間頻尿

考察

背中の強打であったが、痛みそのものは大腿部の外側にある筋肉の緊張感が原因であった。転倒の急な動作の中で痛めたのだろう。

さらに症状の回復を遅らせたのが、強い痛み止めによる胃のもたれと頻尿であった。胃の不調は背中の筋肉を硬くさせ、膀胱の炎症は足全体の筋肉を硬くする。安静にしていたとしても、内臓からの反射によって筋肉の回復を妨げてしまう。痛みが長引く場合は内臓の不調を疑う重要性を感じた。

5回目の施術の時に「目標にしていた集まりに参加して3時間椅子に座ったままでも大丈夫でした!」と元気な声で教えてくれました。[MMTU120516]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません