神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例1 頭痛がひどく、薬を処方するも変化なしの治療記録をご紹介しています。

■症例1 頭痛がひどく、薬を処方するも変化なし

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患者

10代高校生 神戸市東灘区

来院

2014年7月

症状

主訴 頭痛 肩こり ふくらはぎの痛み

4月より頭痛が起こるようになり、ほぼ毎日痛みがある。
頭痛外来にて、血管拡張を抑える薬を処方されも変化なし。
痛みが起きることに不安を感じ、母親より紹介。

肩こりも気になるが、1年前より歩きずらくなるようなふくらはぎの痛みもある。
たまにではあるが、めまいや耳鳴りも感じる。

治療内容と経過

問診をしていると、生理痛もつらいことがわかる。生理時は特に頭痛が起きやすい。
触診をすると、鼻の周囲に反応点を感じた。問診時には言っていなかったが、花粉症もあって学校では
ティッシュの箱を常に机の上に置いていると言っていた。
鼻炎は側頭筋を固くする。痛みの原因は筋肉の緊張により起こる、血管の拍動が痛みを
誘発する場合もあるが、それは血管を包むように存在する筋肉の状態が影響するからだ。
毎日起きていたは通学や勉強にも影響するので、最初は頻度を上げて施術を行い、まずは
痛みを少なくして、原因である鼻炎の治療を行った。
あと、愁訴である。生理痛とふくらはぎの痛みも子宮が影響しているので並行して治療した。

通院から1週間後、3回目の治療で頭痛は軽減。ふくらはぎの痛みも軽減した。
その後の生理が来たが、痛みの程度もかなり軽減した。

7回目、花粉症で鼻炎が再発したが、側頭筋の緊張が取れており、痛みは出なかった。

考察

鼻の炎症による片頭痛の典型的な例であった。
原因が特定できたことで、少ない回数で改善できた。
顔周りの炎症は自律神経の影響により、生理が悪くなることも考えられる。
鼻炎が生理痛の間接的な原因になったことも否定できない。
頭痛で悩む方は多いが、痛みの場所と炎症の場所をちゃんと特定できれば
比較的早く改善できる症状である。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものでは
ありません