神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例4 潰瘍性大腸炎による腰痛の治療記録をご紹介しています。

■症例4 潰瘍性大腸炎による腰痛

画像

患者

40代女性 神戸市

来院

202X年3月

症状

2週間前に運転中に体を捻って後方を確認しようとした後から腰痛になった。
仰臥位からの起き上がり、特に寝起きが痛みが強い。
長時間の座り姿勢でも腰痛が出てくる、痛みを楽にしようと立ち上がるときは股関節にも痛みがおきる。
半年前にもぎっくり腰になり、同じ場所に痛みがあった。
仕事も忙しく1ヶ月以内に転勤もあるため早期に痛みを解消したいと思って当院を受診した。

治療内容と経過


触診をすると、胃、大腸、腎臓の反応が強く出ていた。
背部については左側のL4L5の起立筋周辺と両上前腸骨棘の周辺に強い緊張が見られた。

大腸については20年前に潰瘍性大腸炎を罹患し現在も薬を服用しコントロールしている、昨年には肛門から出血があり大腸の状態は良くなかった。

胃や腎臓にも反応が出ていたが自覚症状はなかったが、服用している潰瘍性大腸炎の薬は大腸の炎症を抑える効果があるものの、副作用として腎機能への負担があるので薬の影響で反応が出ているものと予想された。

昨年より大腸の粘膜の炎症が広がって下血し、大腸の炎症が筋性防御によって患部である左腰の筋肉を固くさせたと考えられる。
また投薬による腎臓の負担からも同じように筋性防御がおきて、股関節の外側全体に筋肉が緊張して座位姿勢での痛みの原因になっていると推測した。

それぞれの痛みは同じ原因ではなく、大腸と腎臓が影響していることを考慮して治療を行い、同時に固くなっている筋肉の緊張を緩和する施術を行った。

2回目 施術2日後から腰痛、股関節痛ともに軽減。

3回目 施術翌日から起床時の足の動き、靴下を履く動作などで痛みが軽減

5回目 長時間の座位姿勢で股関節周囲の倦怠感が残る

6回目 転勤日であっても痛みもなく一旦卒業。

半年後に腰痛の再発。大腸炎の状態が良くなく、大腸検査を受けることになっていた。

治療再開して3回目 腰、股関節ともに痛みは軽減。コリ感は残る。

その後6回の治療をして長時間の立ち仕事、デスクワークでも痛みがなくなり卒業となった。

同時に治療した症状

股関節痛

考察

本症例における腰痛は内臓から起きているタイプであった。当院受診前に接骨院で施術を受けていたが効果がなかったのも理解できる。
もともと薬を飲んでいたので内臓の炎症は強くはなかったことで痛みの改善そのものは早く効果が出すことができた。
ただ体調次第では薬の効果も低下して炎症が抑えられなくなったときに腰痛が出てくる。内臓のケアを含めた日頃の手入れをすることでギックリ腰を予防できる。
また薬の負担による影響も腎臓に出ていたため、それが股関節痛を引き起こしていた。
痛みのケアは大事であるが、薬を減らすためにも潰瘍性大腸炎についての治療もできればよかったと思える症例であった。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。