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慢性腰痛

■症例3 腰から股関節が痛む40代女性

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患者

40代女性 F 様

来院

201x年 4月

症状

年末あたりから腰の重だるさを感じていた。
その2ヶ月後、長時間車の運転をした後右股間節が痛くなった。

自然に治るのを待っていたが痛みが一ヶ月以上続くので整形外科を受診したが、
レントゲンに異常なく、リハビリを勧められた。

歩くときや座る時に特に痛む。
2年前に仕事で使う道具が変わり、度々腰の張りを感じていた。

このままではいけないと思っていたところ、当院に通っている友人の紹介を受け来院した。

股関節を庇うせいか右膝も痛む。

治療内容と経過

触診の結果、胃、小腸、大腸、肝臓、耳、目、咽に反応が検出された。

「お腹壊しやすいですか」と尋ねると、驚いたように頷いた。

胃の反応も強い。聞くと疲れたり体調を崩したときは
決まって胃腸の不調が出るようだ。

反応がある皮膚領域に鍼で切皮し、腹部にはせんねん灸を用いて刺激を加えた。

上向きで膝や股関節を診ると大腿四頭筋、腸脛靭帯に出ていた。
筋肉の反応に横刺、斜刺で刺激した。

うつ伏せで腰背部は大殿筋、中殿筋、腰方形筋、脊柱起立筋、
首肩は僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋の反応のある場所に刺鍼した。

週に一度の頻度とした。

2回目 股関節の痛みが軽減している。違和感はある。

4回目 仕事で連続勤務が続くと腰や股関節の痛みがある。

6回目 歩行時や立ち座りの痛みが気にならないくらい。反応の変化もよく、
    頻度を二週間に一度とする。

8回目 胃腸炎にかかっていた。お腹の調子が悪いと腰痛もひどかった。

10回目 日常生活では股関節、腰痛の痛みはほぼなく、メンテナンスに移行する。

その後も腰痛や胃の不調、めまいなどで定期的に来院している。

同時に治療した症状

肩こり、眼精疲労、腰痛、右膝痛

考察

数ヶ月続く股関節や腰の痛みの原因は長距離の運転ではなく、大腸の弱さだった。

筋肉の痛みは比較的早い回復をみせるが、患者の場合は大腸の弱さが
反射性に後ろ側の腰やお尻の筋肉の回復を遅らせていた。

大腸の炎症は腰やお尻の筋肉を固くし、股関節の痛みを引き起こしたことが考えられる。

今ではお腹の調子が悪いとき「お腹の影響受けて腰も痛いんですよね」と話す。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

■症例1 同じ姿勢がつらい腰痛

患者

50代女性 神戸市

来院

2014年12月

症状

慢性的な肩こり、腰痛がある。肩こりは常に首から肩にかけて張っていて、ひどくなると頭痛がしたり、後ろを振り向くときに痛みや可動域の制限がある。腰は長時間座っているとだんだん腰が重だるくなり、立ち上がるとき痛みで背中を伸ばすのに時間がかかる。
仕事はデスクワークでパソコン作業が多い。この数日、右の肩関節が痛くて衣服の脱ぎ着がしにくい。

治療内容と経過

全身の触診をすると顔面では咽、目に弱さが、腹部は膀胱、胃の反応が顕著であった。
聞くと「年に3回くらい膀胱炎に罹る」と言っていた。咽の弱さも自覚があり、風邪をひくと咽の痛みから始まり、最後まで咳が残るそうで指摘に驚いていた。初回では咽、膀胱に、腹臥位で首肩、腰の広範囲の筋肉に浅く鍼をし、皮膚と筋肉の緊張をとった。右の肩関節は坐位で可動域を確かめながら単刺した。
6回の治療を終えるころには膀胱、咽の反応は好転した。
「トイレの回数が減りました。肩こりや腰痛も以前のように頭痛が出たり、腰も座っていられないことはほとんどないです。」と話していた。
肩関節は服の脱ぎでの痛みと違和感はときどきある。現在も月に1,2度メンテナンスを兼ねて来院している。

同時に治療した症状

肩こり、右肩関節の痛み

考察

慢性的な肩こり、腰痛に悩む人は多い。筋肉のこりとそのこりの原因である内臓のトラブルを同時に対処することで、肩こりや腰痛の重症化しにくい身体づくりができる。
「膀胱炎になることが減り、腰痛も楽になった。これまではマッサージなどを受けてもその場限りの気持ちよさだったが、鍼灸は効果が持続している。」と言っていた。
腹部の治療の大切さを実感した例である。

■症例1 腰痛と生理不順の関係

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患者

30代 女性 神戸市

来院

2016年 7月

症状

以前から腰痛があったが2週間前から腰やお尻にシャープな痛みが走る。右殿部から右大腿後面にかけてつっぱって痛い。下にある物を取ったり、しゃがむ動作で痛みは増悪する。この2週間で痛みの程度は変わらない。趣味がゴルフで来院時3日連続プレーしていた。長年生理不順で悩んでいて結婚を控えているのでその改善も希望している。

治療内容と経過

ベットで腹部を触診すると膀胱、子宮、卵巣、大腸と下腹部の広い範囲に弱い反応が出ていた。特に膀胱の領域が広いためトイレについて聞くと「子供のころから頻尿で、一時間に1,2回行く。トイレを見つけると必ず行ってしまう。夜間一回はトイレに行くため目が覚める」という。
腹部は一番症状の強い膀胱と子宮を中心にお灸とローラー鍼を用いて治療をした。うつ伏せでは右のお尻から太ももの裏側にかけて強い筋緊張があった脊柱起立筋、広背筋、大殿筋、中殿筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋に鍼をした。その後一旦起き上がり、一番つらかったしゃがむ動作で痛みが改善していたのでこの日の治療を終了した。
2回目の治療時「前回はどこが痛むのかわからなかったが範囲が狭くなった」ゴルフもなんとかできている。
3回目の治療後50日ぶりに生理がきた。太ももの痛みはほとんどなく腰やお尻の痛みもプレー後に少し気になる程度。
日常生活で支障なく過ごしているのでその後は生理不順改善とゴルフのパフォーマンス向上のため半年ほど治療を続けた。生理は35~50日と幅はあるが定期的にくるようになった。その間腰の強い痛みは出なかった。

同時に治療した症状

生理不順

考察

腰痛が主訴の来院だったが指摘した内臓の不調は思い当たるものばかりだったようで説明にも深く納得していた。頻尿と生理不順が腰痛の原因と考える人は少ない。この患者の場合は初診時膀胱、子宮、大腸の臓器の境目がわからないほど弱っている範囲が広かった。
治療を進めていくにつれて腰の痛みの範囲も狭くなり、内臓の反応点の範囲も狭くなった。
腰痛が改善しゴルフが思い切りできることに加えて長年困っていた生理不順が改善した。結婚へ向けての準備も順調に進んでいるという。[MIYY290716]

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。

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