■症例6 ぎっくり腰から股関節が痛む

患者
40代 女性
来院
201X年 3月
症状
2週間前に車を運転中、後ろに振り返った際に腰を痛めた。
直後から整骨院に通い、痛みの半分は取れたが、完全ではない。
かばって歩くうちに腰に加えて、左の股関節まで痛くなってきた。
起床時の洗顔や、靴下をはく動作ができない。
通勤電車やデスクで座った状態から立つとき左股関節から腰が硬くなり、
背筋をまっすぐ伸ばせない。
半年ほど前にもぎっくり腰をしており、治っていた。
一ヶ月後に転勤を控えている。それまでに痛みをすっきり取りたいとインターネットで検索し、
自宅から通いやすい距離にある当院に来院した。
直後から整骨院に通い、痛みの半分は取れたが、完全ではない。
かばって歩くうちに腰に加えて、左の股関節まで痛くなってきた。
起床時の洗顔や、靴下をはく動作ができない。
通勤電車やデスクで座った状態から立つとき左股関節から腰が硬くなり、
背筋をまっすぐ伸ばせない。
半年ほど前にもぎっくり腰をしており、治っていた。
一ヶ月後に転勤を控えている。それまでに痛みをすっきり取りたいとインターネットで検索し、
自宅から通いやすい距離にある当院に来院した。
治療内容と経過
治療前にベッド内で立位で前屈してもらった。
普段ヨガが趣味という患者は「普段と比べて全然手が下にいきません」と話した。
仰臥位で腹部を触診すると、胃、肝臓、小腸、大腸に反応が検出された。
大腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸すべてに反応が目立っていた。
問診票の既往歴にあった潰瘍性大腸炎について聞くと
「発症して20年ほどです。しばらく小康状態だったので、薬をさぼっていたら
昨年出血してしまいました」と答えた。
腹部の反応があるところに寸3-1で切皮して、せんねん灸で刺激をした。
その後、変化の少ないところにローラー鍼で刺激を加えた。
股関節の前面は患者に協力してもらい、下着をタオルで隠しながら
大腿直筋、外側広筋の反応がある部分に横刺や直刺で反応を加えた。
腹臥位で腰部を触診したとき、湿布による皮膚のかぶれを見つけ
患者の辛さがうかがえた。
脊柱起立筋、腰方形筋、大殿筋、中殿筋に刺鍼し、反応が一度立ち上がってもらった。
立位前屈時、痛み腰の痛みは少し軽減しているようだが股関節の痛みを訴える。
側臥位で左殿部、股関節の筋肉の反応に鍼をして初回を終了した。
2回目の治療後調子が良く、ヨガに参加した。
その後股関節の痛みが再発した。
毎回治療後には立位前屈時の腰、股関節の痛みは軽減していた。
4回目の治療後、朝の洗面や座位から立位時の痛みが軽減しているので
治療頻度を週に一度とした。
転勤の前日、日常生活で痛みがほぼない状態になり、治療を終了した。
普段ヨガが趣味という患者は「普段と比べて全然手が下にいきません」と話した。
仰臥位で腹部を触診すると、胃、肝臓、小腸、大腸に反応が検出された。
大腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸すべてに反応が目立っていた。
問診票の既往歴にあった潰瘍性大腸炎について聞くと
「発症して20年ほどです。しばらく小康状態だったので、薬をさぼっていたら
昨年出血してしまいました」と答えた。
腹部の反応があるところに寸3-1で切皮して、せんねん灸で刺激をした。
その後、変化の少ないところにローラー鍼で刺激を加えた。
股関節の前面は患者に協力してもらい、下着をタオルで隠しながら
大腿直筋、外側広筋の反応がある部分に横刺や直刺で反応を加えた。
腹臥位で腰部を触診したとき、湿布による皮膚のかぶれを見つけ
患者の辛さがうかがえた。
脊柱起立筋、腰方形筋、大殿筋、中殿筋に刺鍼し、反応が一度立ち上がってもらった。
立位前屈時、痛み腰の痛みは少し軽減しているようだが股関節の痛みを訴える。
側臥位で左殿部、股関節の筋肉の反応に鍼をして初回を終了した。
2回目の治療後調子が良く、ヨガに参加した。
その後股関節の痛みが再発した。
毎回治療後には立位前屈時の腰、股関節の痛みは軽減していた。
4回目の治療後、朝の洗面や座位から立位時の痛みが軽減しているので
治療頻度を週に一度とした。
転勤の前日、日常生活で痛みがほぼない状態になり、治療を終了した。
同時に治療した症状
なし
考察
今回、整骨院からの転院した例であった。
痛めた直後の強い痛みは取れたが転勤まで時間がないことに焦り、
鍼灸という方法を考えたようだ。
治療期間中、潰瘍性大腸炎は小康状態であった。
腹部の反応は広範囲に出ていたが、患者のお腹の調子は問題ないと言っていた。
触診では毎回治療前後に変化はあったものの、治療終了まで反応の改善はみられなかった。
しかし大腸の影響によって硬くなった腰や股関節の筋肉の反応は
回数を重ねる毎に範囲が狭くなり、痛みは快方に向かった。
予定通り転勤までに治療を終わることができ、ほっとした。
運動習慣があったので続けてもらうこと、
潰瘍性大腸炎の薬をさぼらないよう念を押し治療を終えた。
痛めた直後の強い痛みは取れたが転勤まで時間がないことに焦り、
鍼灸という方法を考えたようだ。
治療期間中、潰瘍性大腸炎は小康状態であった。
腹部の反応は広範囲に出ていたが、患者のお腹の調子は問題ないと言っていた。
触診では毎回治療前後に変化はあったものの、治療終了まで反応の改善はみられなかった。
しかし大腸の影響によって硬くなった腰や股関節の筋肉の反応は
回数を重ねる毎に範囲が狭くなり、痛みは快方に向かった。
予定通り転勤までに治療を終わることができ、ほっとした。
運動習慣があったので続けてもらうこと、
潰瘍性大腸炎の薬をさぼらないよう念を押し治療を終えた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。












































