神戸市で治療実績豊富なミントはり灸院が症例5 肩から腕の付け根が痛むの治療記録をご紹介しています。

■症例5 肩から腕の付け根が痛む

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患者

50代女性 N様

来院

201X 年10月

症状

子どもの頃から慢性的な肩こりがあった。
10日ほど前から左肩、左の背中、腕の付け根に痛みを感じるようになった。

思い当たる原因がなく、この10日間ひどくなることもないが軽快もしない。
仕事はデスクワークで同じ姿勢が続くと左腕から背中にかけて痛み、
動かしたくなる。

また通勤で電車で同一姿勢が続くときも痛む。

加えて慢性的な腰痛もあり、特に右のお尻がピリピリと痛む。

治療内容と経過

まず座位で首、肩関節の動きを確認した。可動域制限や痛みの再現はなかった。

僧帽筋、棘上筋、棘下筋、菱形筋、三角筋に筋緊張があり、
右の同部分と比べて左右差があった。

「じっとしているとここが痛みます」と肩関節後面を指した。

上向きで顔周りの触診をすると、鼻、咽、耳、肺、側頭部に反応がみられた。

咽や肺の弱さを指摘したが自覚がないようだった。
鼻は春の花粉症があるそうだ。

腹部は胃、肝臓、大腸にあった。たまに胃の痛みがあるという。

咽、耳、側頭部に寸3-1の鍼で切皮し、鼻周りと肺はローラー鍼で刺激を加えた。
腹部は胃、肝臓、大腸の反応のある部分に鍼とせんねん灸を用いて刺激した。

うつ伏せで首肩の腕の筋肉に寸3-1で斜刺し、筋肉の反応をとった。
腰殿部の筋肉の反応にも同様に刺激を加えた。

その後、座位で肩関節後面、上腕の反応が残っているところに
ローラー鍼で刺激した。

週に一度の治療頻度とした。

2回目 治療後当日は腕がだるかった。腕の痛み、肩の痛みとも軽減している。

3回目 腕の付け根の痛みはなくなった。背中の痛みが残っている。

4回目 仕事や通勤で背中の痛みもなく過ごせている。通い始めて肩こりもましになっている。

5回目 咽、肺の反応の変化もよく、痛みもないので間隔を二週間とした。


その後二週間、三週間毎と間隔をあけて肩こりや腰痛、花粉症で定期的に通っている。

肩こりや腰痛に波はあるものの、腕付け根や背中の痛みは出ていない。

同時に治療した症状

肩こり、腰痛、花粉症

考察

触診すると咽の弱い人が多い。しかし、自覚がある人は少ない。

「風邪をひいたとき咽痛から始まりませんか?」と聞くとNさんも納得していた。

Nさんの場合も原因がわからないと話していたが、触診すると咽や肺に反応がしっかりと出ていた。

10日も痛みが続いたのは咽の炎症が、神経の反射を介して
皮膚や筋肉を固くさせていたからである。

もともと筋肉の回復力は高いが呼吸器の小さな炎症により
筋肉の修復が遅くなっていたことが考えられる。

「子どもの頃からの肩こりなので諦めていましたが、忘れることもあります」と話していた。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。