■症例3 肩関節の痛みと手の痺れ

患者
40代 女性 川西市
来院
2017年11月
症状
約1年前より左肩関節が痛む。衣服を着替えるときや仕事で物を運ぶとき痛みは増悪する。一時期、症状は楽になっていたが
年末より痛みが強くなり、右肩関節にも同様の症状が出てきた。さらに先週からは痛みが腕にも広がり、親指や人差し指に
痺れが出ている。ペインクリニックに通い、痛み止めの注射を肩にしてもらっている。鎮痛薬を服用しているがこの数日は
痛みと痺れで夜も眠れない状態。職場から近い当院を探し、来院した。
年末より痛みが強くなり、右肩関節にも同様の症状が出てきた。さらに先週からは痛みが腕にも広がり、親指や人差し指に
痺れが出ている。ペインクリニックに通い、痛み止めの注射を肩にしてもらっている。鎮痛薬を服用しているがこの数日は
痛みと痺れで夜も眠れない状態。職場から近い当院を探し、来院した。
治療内容と経過
問診で成人してから喘息に罹ったと聞いていたが触診をしても咽、気管、肺の反応点が広範囲に出ていた。
喘息は薬でコントロールできているが職場の換気が悪く、咳をよくしているという。
顔周りは鼻と耳の反応点が強く出ていた。
内臓と筋肉の関係を説明すると「年末から喘息がひどく、その頃から肩の痛みが強くなったいた」と話していた。
肩関節周りの筋肉は僧帽筋、棘上筋、棘下筋、三角筋、上腕二頭筋に反応があった。
1回目は患者が「顔周りの鍼は怖い」と言ったのでローラー鍼を用いて刺激を加えた。肩関節や上肢は皮膚の緊張を
取るために横刺にて鍼を刺入した。首肩周りは広背筋、胸鎖乳突筋に反応があり、刺激を加えた。
週に2回の頻度で治療を開始した。
2回目 指先の痺れはあるが肩関節の痛みは治療後2日ほど緩和していた。
3回目 来院3日前にペインクリニックにて痛み止めの注射。
左肩関節の痛みの程度は初診を10とすると3くらいにまで変化した。指先の痺れは母指のみとなった。
治療頻度を週に一度にした。
7回目 左肩関節の痛みはほとんどなくなった。重いものを持ったとき前腕に軽い痺れあり。右肩関節の痛みはまだある。
ペインクリニックには行ってない。
10回目 風邪をひき、会社を早退して来院。右肩関節が腕を真っ直ぐ上げるときに痛む。左肩関節は痛みも
痺れもほとんどない。来院頻度を2週間に一度とした。
15回目 右肩関節はときどき痛むが日常生活に支障がないため治療を一旦終了した。
喘息は薬でコントロールできているが職場の換気が悪く、咳をよくしているという。
顔周りは鼻と耳の反応点が強く出ていた。
内臓と筋肉の関係を説明すると「年末から喘息がひどく、その頃から肩の痛みが強くなったいた」と話していた。
肩関節周りの筋肉は僧帽筋、棘上筋、棘下筋、三角筋、上腕二頭筋に反応があった。
1回目は患者が「顔周りの鍼は怖い」と言ったのでローラー鍼を用いて刺激を加えた。肩関節や上肢は皮膚の緊張を
取るために横刺にて鍼を刺入した。首肩周りは広背筋、胸鎖乳突筋に反応があり、刺激を加えた。
週に2回の頻度で治療を開始した。
2回目 指先の痺れはあるが肩関節の痛みは治療後2日ほど緩和していた。
3回目 来院3日前にペインクリニックにて痛み止めの注射。
左肩関節の痛みの程度は初診を10とすると3くらいにまで変化した。指先の痺れは母指のみとなった。
治療頻度を週に一度にした。
7回目 左肩関節の痛みはほとんどなくなった。重いものを持ったとき前腕に軽い痺れあり。右肩関節の痛みはまだある。
ペインクリニックには行ってない。
10回目 風邪をひき、会社を早退して来院。右肩関節が腕を真っ直ぐ上げるときに痛む。左肩関節は痛みも
痺れもほとんどない。来院頻度を2週間に一度とした。
15回目 右肩関節はときどき痛むが日常生活に支障がないため治療を一旦終了した。
同時に治療した症状
喘息、アレルギー性鼻炎、肩こり
考察
喘息やアレルギー性鼻炎など呼吸器に小さな炎症があるとそこに対応する筋肉が反射性に固くなる。
患者の場合は肩関節の痛みを訴えていたが、首や肩の緊張も強かった。
喘息はコントロールできていると話していたが気管支や肺の皮膚領域には反応が顕著に出ており、小さな炎症を
起こしていることがわかった。来院時だけでなく自宅でも咽や気管支、筋肉の痛む場所にローラー鍼をしてもらった。
痛みに極端に弱いと話していた患者は鍼も最初は怖かったようだが、痛み止めの注射から開放されたことをとても
喜んでいた。
治療終了後しばらくしてから「治療を受けていると体調が良い」と喘息やアレルギー性鼻炎、
肩こりなどで再来院した。現在は月に2度ほど体調管理として来院している。
患者の場合は肩関節の痛みを訴えていたが、首や肩の緊張も強かった。
喘息はコントロールできていると話していたが気管支や肺の皮膚領域には反応が顕著に出ており、小さな炎症を
起こしていることがわかった。来院時だけでなく自宅でも咽や気管支、筋肉の痛む場所にローラー鍼をしてもらった。
痛みに極端に弱いと話していた患者は鍼も最初は怖かったようだが、痛み止めの注射から開放されたことをとても
喜んでいた。
治療終了後しばらくしてから「治療を受けていると体調が良い」と喘息やアレルギー性鼻炎、
肩こりなどで再来院した。現在は月に2度ほど体調管理として来院している。

同じ病名や症状であっても効果には個人差があります。また、このページの症例は当院の経験であり、鍼灸の一般的な効果を意味するものではありません。









































