ミントはり灸院・若い人も増えている逆流性食道炎!最近では高校生でも珍しくない

2020年4月28日

若い人も増えている逆流性食道炎!最近では高校生でも珍しくない

カテゴリ: 胃腸障害

逆流性食道炎といえばストレスのかかる社会人のイメージであった

逆流性食道炎は、ストレス社会で戦う社会人がかかりやすいイメージがありました。もしくは高齢者の方がかかりやすいとも言われていました。

なぜなら、胃と食道の繋ぎ目である「下部食道括約筋」という筋肉が緩むと逆流しやすくなるのですが、高齢者はその筋力が低下しやすいからです。

でも最近は、若い人にも逆流性食道炎が増えています。大学生でも普通に悩む人、毎日薬を飲み続けている人もいて、決して中学生や高校生でも珍しいことではありません。

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胃酸を増やす原因は糖質と脂質!?

逆流性食道炎が日本人に多くなった理由として、食べ物の欧米化が考えられています。昔は魚や豆腐、豆、味噌汁、根菜といった和食が基本的な食事でした。しかし最近は、毎日このような和食を食べている方が珍しくなってきました。

朝ごはんは菓子パン、昼ごはんはサンドイッチ。学校帰りに友達とハンバーガーやスイーツを食べたり、タピオカドリンク、フラペチーノを飲む。

家ではポテトチップス。夜は唐揚げと白ごはんをドカ食い。こんな学生たちが増えているそうです。

この前テレビで、若者の間でずっと流行っているのは「チーズ」と「お肉」系の食べ物だと言っていました。こんな食生活を続けていると、脂質や糖質の摂りすぎになります。

脂質や糖質が多いと胃酸が増えます。若いからすぐに弊害は起きませんが、これでは将来の生活習慣病予備軍です。実際に肥満の子供たちが増えているそうです。

逆流性食道炎だけの問題ではなくなってきます。

咀嚼する回数が少ないことも原因

最近の若者が好む食べ物は、噛みやすい柔らかいものが多くなっています。フワフワ系のケーキやパン。ラーメンやパスタなどの麺類。カロリーや糖質の高い飲み物などです。

おやつにおせんべいをバリバリ食べたり、玄米やアーモンド、するめを食べる若い人が減っています。

咀嚼はすごく大切です。ゆっくり噛んで食べることで五感をフルに刺激できます。そして唾液がたくさん出ます。唾液をたくさん出すと、殺菌や消化吸収を高める分泌液が出ます。いかに唾液を出すかで消化の力が左右されます。

胃液が出過ぎると逆流性食道炎になるのですが、咀嚼によって胃酸の刺激を薄める消化液も同時に出されます。

他にも、咀嚼することで歯も強くなりますし、満腹中枢が働くことで食べ過ぎを防止できます。このようにしっかりと咀嚼することは良いことだらけです。

スマホも胃酸の原因?

スマートフォンによる目への強い光が、逆流性食道炎の原因となっているかもしれません。スマホの強い光は、脳を興奮させます。交感神経が高まり、胃酸を過剰に出してしまいます。

スマホの光だけが問題ではありません。

本来はリラックスしたいときにスマホでSNSをすると、同じように脳が興奮して胃酸を増やしてしまいます。

寝る前、食事中など四六時中スマホを使っていると、一日中脳が興奮しっぱなしになっています。

現代社会が逆流性食道炎を作っている

若者に逆流性食道炎が増えている原因について説明しました。これは必ずしも若者だけに当てはまることではありません。

糖質と脂質を多く摂っている、柔らかい物ばかり食べている、スマホばっかり触っている大人もたくさんいます。

当てはまる人は、まず自分に出来ることから始めていきましょう。

週に2回は魚料理にしてみる、ワカメやきのこ、ゴボウの入った食べ物を食べる、大好きなタピオカドリンクを減らしてみる、おやつにナッツを食べてみる、寝る前だけはスマホをやめてみる、などです。

難しいことかもしれませんが、習慣化してしまえば案外ストレスのないものになってきますよ。

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