投稿日:2025年1月9日 / 更新日:2026年6月11日
咬筋を緩めるツボはどこ?咬筋をほぐすマッサージで食いしばり改善
カテゴリ: 美容鍼灸

鏡で顔を見ていて一番気になる部位としてはエラといわれる顎のはりではないでしょうか?エラがあることで顔が大きく見えたり、目や鼻とのバランスが悪くなったりして気になることばかりです。顎がシュッとなっていればもう少し印象が変わるのに。
仕方ないのかな?ボトックス注射をしようかな?と考える前に咬筋に着目してみてください。ちょっとした努力で大きく変わるの可能性があります。

この記事の執筆者
ミントはり灸院 院長
森本 賢司
高度専門鍼灸師
【略歴】
神戸東洋医療学院卒業
神戸東洋医療学院にて河村廣定先生に師事
明治国際医療大学 大学院 修士課程 修了
神戸東洋医療学院 非常勤講師
【資格】
はり師免許証・きゅう師免許証
咬筋がガチガチになる原因とは?食いしばりやエラ張りとの関係
咬筋は、食べ物を噛むときに使われる筋肉で、頬の外側から触れることができる筋肉です。この咬筋が硬くなる原因として多いのが、無意識に行っている食いしばりや歯ぎしりです。
特に近年は、仕事や家事によるストレス、スマートフォンやパソコン作業による姿勢の乱れなどから、日中も上下の歯を接触させる癖が増えています。本来、リラックスしているときは上下の歯はわずかに離れていますが、食いしばりの癖があると咬筋が常に働き続ける状態になり、筋肉が疲労して硬くなってしまいます。
また、睡眠中の歯ぎしりは自覚しにくいため、朝起きたときに顎がだるい、頬が張る、頭痛や肩こりがあるという方も少なくありません。歯ぎしりによって咬筋へ繰り返し強い負担がかかることで、筋肉が発達し、エラ張りの原因になることもあります。
さらに、咬筋が緊張した状態が続くと、顎関節への負担が増え、口を開けにくい、顎が痛む、カクカク音が鳴るといった症状につながる場合があります。
このように、咬筋の原因は単なる噛み癖だけではなく、ストレスや姿勢、自律神経の乱れなども関係しています。咬筋を緩めるためには、ツボ押しやマッサージだけでなく、食いしばりや歯ぎしりを引き起こす根本的な原因にも目を向けることが大切です。
咬筋がガチガチになるとどうなる?
咬筋は主に歯を噛むときに使う筋肉です。咬筋が硬くなってしまうとおきる症状としては、顎、首、肩、さらには頭痛を引き起こすことがあります。特に、顎を動かすときに痛みやクリック音がすることが多いです
運動障害として、顎を開けたり閉じたりすることが難しくなります。食事や会話に支障をきたすことがあります
顔の形状に変化をおこすことがあります。エラが張った印象を与え、顔の輪郭が変わることがあります。
他にも慢性的な痛みによって、精神的なストレスとなりメンタル不調のきっかけになることもあります。
咬筋を緩めることで得られる効果
咬筋は食べ物を噛むときに使われる筋肉ですが、食いしばりや歯ぎしりによって緊張した状態が続くと、エラ張りや顎の不調、顔の疲れなどさまざまな悩みにつながります。反対に、咬筋の緊張を和らげることで、見た目の変化だけでなく顎周りの負担軽減も期待できます。ここでは、咬筋を緩めることで得られる代表的な効果をご紹介します。
エラ張りの改善
エラ張りの原因のひとつに、咬筋の発達があります。特に食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、咬筋が常に働くことで筋肉が大きくなり、フェイスラインが横に広がって見えることがあります。
咬筋は顔の中でも最も大きな筋肉なので、発達すると顔の形が変わるほどインパクトがあります。
咬筋を緩めることで筋肉の過度な緊張が和らぎ、エラ周りの張り感が軽減される場合があります。また、顔周りの血流やリンパの流れが改善されることで、むくみが取れてフェイスラインがすっきり見えやすくなります。
「以前よりエラが目立つようになった」「朝起きると顔がむくみやすい」という方は、咬筋の緊張が関係しているかもしれません。
食いしばりの軽減
咬筋は食いしばりや歯ぎしりをするときに強く使われる筋肉です。咬筋が緊張した状態が続くと、筋肉が緊張し収縮し、さらに食いしばりが起こりやすくなり、顎や歯に負担をかける悪循環につながります。
咬筋を緩めることで顎周囲の緊張が和らぎ、食いしばりによる負担を軽減できる場合があります。また、顎関節への負担が減ることで、顎のだるさや違和感、口を開けたときの痛みの予防にもつながります。
朝起きたときに顎が疲れている、歯が浮いたような感覚がある、頬の内側を噛みやすいという方は、食いしばりによって咬筋が緊張している可能性があります。
顔の疲れや顎の負担軽減
咬筋が緊張すると、顎だけでなくこめかみや首、肩周りの筋肉にも負担がかかります。その結果、顔のだるさや疲労感、頭の重さ、肩こりなどの不調につながることがあります。
咬筋を緩めることで顎周囲の血流が改善し、顔の疲れや重だるさの軽減が期待できます。また、顎関節への負担が減ることで、長時間の会話や食事の際に感じる顎の疲れも和らぎやすくなります。
「夕方になると顔が疲れる」「たくさん話した日は顎がだるくなる」という方は、咬筋の緊張が関係しているかもしれません。顎周りの筋肉をケアすることで、顔全体の快適さにつながります。
咬筋をほぐすことで得られる効果
顎関節症の緩和: 咬筋の緊張が和らぐことで、顎関節への負担が軽減され、顎関節症の症状が改善されることがあります。これにより、顎の痛みや違和感が軽減され、口を開ける際のクリック音も減少します。
頭痛の軽減: 咬筋の緊張は緊張型頭痛や偏頭痛をひきおこすきっかけになることも。咬筋をほぐすことで、これらの頭痛の症状が軽減されます。
顔のむくみやたるみの改善: 咬筋が硬くなると首から顎にむかって走る血管の血流が悪化し、顔がむくみやすくなります。咬筋をほぐすことで血流が改善され、顔のむくみが軽減されるとともに小顔効果も期待できます。
ストレスの軽減: 咬筋の緊張はストレスや不安によって引き起こされることが多いです。咬筋をほぐすことで、リラックス効果が得られ、ストレスの軽減につながることがあります。寝ている最中の歯ぎしりを防ぐこともできます。
全身の筋肉の緊張緩和: 咬筋の緊張が解消されると、顎周りだけでなく、首や肩の筋肉の緊張も緩和されることがあります。これにより、肩こりや首の痛みが軽減されることがあります。原因不明の肩こりに悩むひとは顎のケアをすることで解消する場合もあります。
消化の改善: 咬筋が緊張していると、食べ物を十分に噛むことができず、消化不良を引き起こすことがあります。咬筋をほぐすことで、咀嚼がスムーズになり、唾液の分泌量が増えて消化が改善される可能性があります。虫歯の予防にも関係します。

咬筋を緩めるツボ
咬筋を緩めるツボを3つ紹介します。
顎を直接緩めるツボ、そして首全体から緩めるツボ、最後に内臓から緩めるツボです。
どうしても硬くなっているところだけを緩めがちですが、大事なのは全体から患部に向かうことです。
硬くなっているところだけを緩めてもその時だけの効果しか出ません。
緩んでいる状態が長く維持されることで効果がでます。
紹介するツボを3つがセットになっていると思ってセルフケアをしてください。
咬筋を緩めるツボ①:下関(げかん)
下関は、耳の前、顎関節のすぐ下に位置するツボです。顎を開閉する際に感じる痛みを軽減する効果があります。親指で軽く押しながら数秒間保持します。押しながら口を開閉動作をするとさらに効果がUPします。
咬筋に直接ふれることができるツボです。痛みが強い場合や硬くなっている場合は強く押しすぎないようにしましょう。
咬筋を緩めるツボ②:合谷(ごうこく)
手の甲、親指と人差し指の骨の間に位置するツボです。体の側面の側頭部から首の両サイドまでの筋肉の緊張を緩和する効果があります。
咬筋を動かすには首の筋肉が連動しますので、紹介するツボで首の筋肉を緩めることで咬筋の動きがスムーズになります。
スムーズな動きが咬筋への負荷を下げます。
咬筋を緩めるツボ③:養老(ようろう)
手の甲側の手首(小指側)にある飛び出ている突起(骨)の下に位置するツボです。顔全体の浮腫みや炎症を改善する効果があります。顎関節による炎症痛にも効果があると言われています。
咬筋の緊張が筋肉が原因とは限りません。多くは炎症が由来します。歯の炎症、鼻の炎症、喉の炎症などです。
筋肉へのアプローチと並行して炎症へのセルフケアを同時に進めることで咬筋の緊張を防ぐことができます。
咬筋の効果的なほぐし方・マッサージ
ツボ押しがなんだか難しいなと感じる場合は咬筋をほぐすためのマッサージを紹介します。以下の順番で行ってみてください。
まずは口を軽く開けておきます。これにより咬筋がリラックスしやすくなります。
両手を軽くグーに握り、指の第1関節から第2関節の平らな部分を使います。
咬筋の位置を確認します。耳の前、頬骨の下にある部分が咬筋です。
指をその部分に当て、軽い圧をかけながら、円を描くようにマッサージします。痛気持ちいい程度の強さで行うことがポイントです。
皮膚を軽く押さえて、皮膚といっしょに揺らすような加減でマッサージしてください。
次に耳のマッサージです。 耳全体を軽くつまんで引っ張りながら、耳を大きく回すようにマッサージします。これにより、咬筋の緊張も和らげることができます。
最後に口の中からのマッサージです。親指を口の中に入れ、咬筋の付け根を押しながら、円を描くように刺激をしてください。
どのマッサージも軽い刺激で有分です。1日5分程度を目安にお風呂に張っている最中などに試してみましょう。
咬筋のコリが改善しない場合は?
セルフケアだけでは改善しない場合、生活習慣や噛み癖の見直し、専門的な施術などで筋肉の状態を整えることも大切です。
特に長年続いている食いしばりや歯ぎしりは、咬筋だけでなく首や肩の筋肉の緊張、顎関節への負担、ストレスによる自律神経の乱れなどが関係していることがあります。そのため、ツボ押しやマッサージで一時的に楽になっても、しばらくすると元に戻ってしまうケースも少なくありません。
当院では、咬筋だけをほぐすのではなく、食いしばりの原因となる顔周りの炎症や顎周囲の筋肉の緊張、さらに首や肩の状態まで確認しながら施術を行っています。鍼灸によって深部の筋肉の緊張を和らげ、血流を促進することで、顎への負担軽減を目指します。
また、「口を開けると痛い」「顎がカクカク鳴る」「朝起きると顎が疲れている」「マウスピースを使っても改善しない」といった症状がある場合は、セルフケアだけでは十分に対応できないこともあります。
咬筋のコリや食いしばりが慢性化している方は、一度鍼灸院などの専門機関へ相談し、原因に合わせたケアを受けることをおすすめします。
まとめ
咬筋の状態をよくしておくことは、美容だけでなく、肩こりの予防やメンタル面での不調を予防することができます。
顔の中で最も大きな筋肉ですし、話すとき、食べるとき、寝ているときも常に使われます。
だからこそトラブルも起きやすい場所でもあります。
今回紹介した方法を参考にして咬筋のケアをしてみてください。
当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です《年間10,000人超の実績》。六甲道駅3分”六甲院”/三ノ宮駅6分”三ノ宮院”/明石駅5分”明石院”の3店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。































