ミントはり灸院・顔面神経麻痺が冬に多いのはなぜか

2020年4月13日

顔面神経麻痺が冬に多いのはなぜか

カテゴリ: 顔面神経麻痺

「顔面神経麻痺になるのは冬が多い」といいます。それは、なぜなのでしょうか。ここでは、疑問に思っている方に向けて、て冬の顔面麻痺の理由についてご紹介します。

顔面神経麻痺は冬に多い。

冬になると、いろいろな症状に悩まされて困るという方も多いのではないでしょうか?乾燥も風も厳しい季節、体をいたわって過ごしたいものですね。

「何でもなかった古傷が、冬になると痛む」という声も聞きます。むかし骨折したところがシクシク痛くなったり、交通事故のむち打ちが何となくぶり返すという方もいるようです。

顔面神経麻痺も、冬にかかる人が多い傾向があります。理由ははっきりしていませんが、体に負担のかかりやすい気候がどうやら関係していそうです。

東洋医学的には、冬場の顔面神経麻痺は、身体に風邪や寒邪が入って起きるといわれています。寒邪というのは、病気を引き起こすといわれている外部的な原因の1つで、いわゆる「冷え」のことです。

東洋医学では、「冷え」がいろいろな病気の元になると考えます。特に、冬は気温が低く、身体が冷えやすい季節なので、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなるというわけです。

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冷たい空気や乾燥した空気はウィルスを元気にする

なぜ、冬に病気が多いのでしょうか。科学的に考えてみましょう。

多くの病気の原因は、細菌とウィルスです。そして、細菌とウィルスが増殖するのには、気温と湿度が関係しています。

たとえば、冬になると毎年のようにインフルエンザが流行りますよね。これは、乾燥する冬はウィルスが元気になって増殖しやすくなるからです。

一般的に、温度20度以下、湿度60%以下の環境ではウイルスが繁殖しやすいとされています。

「風邪予防にはマスクをしましょう」といいますが、これはウイルスを鼻や口から入れないようにするというだけでなく、鼻・口を乾燥しないようにすることで、万が一ウイルスが付着しても繁殖しないようにするという目的があります。家の中で、加湿器をたいておくのも同じです。

実は、多くの顔面神経麻痺もウィルス性感染が原因で起こります。そのため、ウィルスが原因で起こる顔面神経麻痺は、冬場に多いというわけです。

冷たさや乾燥の影響を受けやすいのは鼻と耳

ウイルス性の顔面神経麻痺は、冷気や乾燥でかかる確率が高くなります。ですから、かからないようにするためには、いかに冷気や乾燥から身をを守るかがポイントということになります。

では、どんなところに注意したらよいのかお分かりですか?

“首”がつくところ、つまり首、手首、足首を温めるとよいといいますが、それも正解です。

もう1つ、大事なポイントがあります。それは「皮膚温を下げないようにする」ということ。皮膚の温度が下がるとウィルスが増殖しやすい環境になるため、顔面神経麻痺の一因となってしまいます。

皮膚温を下げないためのポイントは、2箇所です。冬場、戸外に出て冷たい外気に触れたとき、きゅっと冷たくなって赤くなるところはどこでしょうか?

鼻と耳ですね。この2つは皮膚温の低下が起きやすい場所で、外気の影響を受けやすいため、赤くなってしまうのです。

この鼻と耳をしっかり保護して、できるだけ冷やさないようにすることが、冬場の顔面神経麻痺を予防するポイント。耳当てやマスクなどで、冷気や乾燥からしっかり守ってあげてください。

すでに顔面神経麻痺になってしまった方でも、ポイントは同じです。鼻と耳を何かで保護して、冷たくしないように注意することが大事です。

まとめ

冬場に顔面神経麻痺が多い理由について、お分かりいただけたでしょうか。予防のためには、身体を冷やさないようにすること、特に、鼻と耳を保護して温かくすることが大事です。 ちょっとしたことですが、心がけるかどうかで結果が大きく変わってきます。冷えを予防すれば、顔面神経麻痺だけでなく、ほかの病気の予防にもつながるでしょう。冷えと乾燥に気をつけて、寒い冬を元気に乗り切りましょう!

顔面神経麻痺の症状解説はこちら

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