ミントはり灸院・顎関節症は偏頭痛を起こすことがある

2020年4月22日

顎関節症は偏頭痛を起こすことがある

カテゴリ: 顎関節症

顎関節症と偏頭痛の関連性

顎関節症によって偏頭痛が起こることがあると知っていましたか?

酷い偏頭痛を感じ、頭痛外来で検査をしても原因が分からない・・・。

そして虫歯を疑い歯医者を受診すると、実は顎関節症でした。というケースもあります。

頭痛で悩む人は多く、ほとんどの人が「デスクワークによる肩こりや目の疲れが原因だろう」と思い込んでいます。

頭痛薬のCMも頻繁に流れているので、頭痛薬を服用することにも抵抗がなくなってしまいます。

頭痛薬(痛み止め)の常用は胃を荒らすだけでなく、楽物乱用頭痛を引き起こす可能性もあります。

とは言え薬を飲まずに偏頭痛をそのまま放置しておくと、吐き気を催したり日常生活に支障が出る人も少なくありません。

ではなぜ顎関節症によって偏頭痛が引き起こされるのでしょうか。

顎関節の動きを支えているのは側頭筋(頭の横の筋肉)

顎関節の動きは頭の横の筋肉、側頭筋によって支えられています。

側頭筋を触りながら口を大きく開けてみてください。

側頭筋の筋肉が動くのを確認できると思います。

では今度は歯を食いしばってみてください。

先ほど動いた側頭筋に力が入ることが分かりますよね。

顎の動きというのはとても大きな動作で、ただ上下に口を開けるだけでなく横に動かして食べ物をすりつぶすことも出来ます。自由自在に動くのが顎関節です。

実は人が食事をするとき、歯に対して約40~60キロもの顎の力がかかっているそうです。

人間の体重とほとんど変わりません。

もともとこれほど負担のかかる動作なのに、さらに食いしばりをすることによって側頭筋は疲労してしまいます。

なんと、寝ているときの食いしばる力は食事のときの4倍もかかるのだとか。

つまり160~240キロの負担がかかってしまっています。体重の4倍以上と考えると恐ろしいですよね。

このように顎の緊張によって側頭筋が疲労すると、痛みが引き起こされやすくなります。

これが頭痛です。

顎関節症と頭痛(偏頭痛)は深く関係しています。

顎の動きは首の筋肉も使う

そして顎を動かすときは同時に首の筋肉も使っています。

首の上のすぐそばに顎がありますよね。

食いしばったとき、側頭筋だけでなく首の前の筋肉(胸鎖乳突筋)も緊張していまいます。

口を横に「いーっ」と開けてみてください。

そのときに動いた首の前の筋肉が胸鎖乳突筋です。

成人の頭の重さはおよそ体重の10%くらいと言われているので、体重が50キロの人の頭の重さは約5キロです。

首は細長い形状なのにも関わらず、常に約5キロの頭を支えてくれています。

それに加え、顎の過緊張によって更に首も緊張して負担がかかります。

この首の緊張によっても偏頭痛は起きやすくなるのです。

言い換えれば、しっかり顎関節を治療していくことで偏頭痛や首凝りも次第に改善していきます。

また、顎関節に大きな問題はなかったとしても、側頭筋や胸鎖乳突筋に炎症があることによって顎関節の動きにくさをもたらすこともあります。

その動きにくさを庇うために、顎関節が緊張します。

鍼灸は偏頭痛や首凝りにもおすすめ

顎関節と頭痛の関係、肩こりの関係について説明しました。

顎関節症の要因が隠れているのに、ただの偏頭痛だと思って頭痛薬を常用していませんか?

その場限りのマッサージや整体などで痛みを紛らわせていませんか?

当院の鍼灸は「どこから来ている痛みなのか」を触診によってしっかり見分けます。

頭痛だから頭周りだけに鍼をすることはありません。首こりも同様です。

頭痛や首凝りにも根本的な原因があります。

また、顎関節に直接鍼を刺せるのも鍼灸ならではです。

良くならない頭痛や首凝りにお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

顎関節症の治療解説ページはこちら

当院「ミントはり灸院」は、根本から改善することに特化した神戸の鍼灸院です。《年間10,000人超の実績》六甲道駅3分”六甲院”と三ノ宮駅6分”三ノ宮院”の2店舗がございます。全室個室でマンツーマンで施術しています、ぜひお越しください。