ミントはり灸院・体温が上がるという事

こんにちは神戸市灘区の鍼灸院、ミントはり灸院の森本です。

「治療を受け始めてから体温が上がりました。」

これは患者さんの声です。

体温は一般的には皮膚温を測っています。

体温は血流によって左右されます。

皮膚温の場合は皮下の血管が拡張しているかもポイントとなってきます。

身体の大きな男性であれ、華奢な女性であれ、体内の深部にある血管の温度に差はありません。

しかし、皮膚温となってくると。

そこにいたるまでの心臓の強さや筋肉量や、皮下の血管の緊張度が影響します。

皮下の血管は自律神経の影響を受けており。

「ショックで顔面蒼白」なんて言葉がありますが

これは、一時的な交感神経の興奮で、皮下の血管が収縮してしまったことが原因なんです。

全身治療によって、低下していた内臓機能が健康な状態に近付いた。

コリやつっぱりによる、首や肩の違和感が軽減した。

こういった感じで身体のストレスが減ってくると、自律神経のバランスは徐々に正しい位置にもどってきます。

すると、皮下の血管も拡張、弛緩する時間が長くなり、皮膚温の上昇、そして、体温計が数字も上がってくるわけです。

特に不妊治療では体温の変化はとても重要。

着床に向けた子宮環境を作るには、平温の高さと正しい温度変化が欠かせません。

この患者さんのゴールはそろそろかなと。

鍼を持つ手も気合が入ります！！

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